【挑戦中】リップクリームを塗らずに、この冬を越すことは出来るのか?
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:能勢 拓人(ライティング・ゼミ平日コース)
こんなことをいきなり聞いていいのかな。ためらいがない訳じゃない。でも、男女関係なく、もし同じ問題にぶち当たっている人がいれば一緒に解決したいだけなんだ。冬だからこそのこの悩み。だから、セクハラなんて言わずに、聞いて欲しい。
あなたは唇もちゃんと洗っていますか?
今年もまたこの季節が来た。
気温が下がり始めると、リップクリームを買うか否か問題がぶち当たる。このままリップクリームに頼っていていいのか? 毎年頭の隅でそう考えている人も、少なからずいることだろう。
僕の場合、ひどい荒れではないのだが、ワンシーズンに1~2度、下唇の真ん中がぱっくり割れてしまう。結局毎年のようにリップクリームに頼ってしまう羽目になる。
そんなに高いものでもないし、塗ると1週間ほどで唇はくっついてくれるので、リップクリームには感謝している。でも、塗り癖を付けない方が良いとも聞くだけに、不安になってしまう。それに、なんせ出番が少ないから、いつも余ってしまう。もったいないと思いつつ、来年また同じものを使うのものなぁと、冬の終わりには捨ててしまっている。
今年も秋に入り肌寒くなってきた頃、あのぱっくり割れの痛い思いをする前に、早めにリップクリーム買おうかなと迷っていた。どれだけ安くても最後に捨ててしまうことを考えると、やはり買うのをためらってしまう。
そんなある日、人から聞いた本の話を思い出した。その本のタイトルは『捨てる美容』。美容雑誌や本なんて読んだこともないから覚えていたことが不思議だが、何となく頭に残っていた。
もしかすると、リップクリームに頼る冬を捨てられるかもしれない。
著者が小田切ヒロさんという男性だったのと、青緑の表紙なこともあり、勝手に男性向けかと思い、試しにアマゾンで注文してみた。届くと女性向けに書かれていて、ほとんどがお化粧に関するページだったのだが、せっかくだからとパラパラとページをめくると、ラッキーなことに唇について書かれたページが見開き1ページだけあった。
『唇もちゃんと洗ってる?』ヒロさんが訪ねる。
唇!? 洗顔はしているけど、わざわざ洗っては……いないかな。
唇も肌と同じで新陳代謝を繰り返していて、古い角質を溜めている。ちゃんと洗うことで、古い角質を取り除き、新陳代謝を促し、リップクリームいらずの唇になるのだそうだ。
つまり、唇のガサガサは、肘やかかとのガサガサと同じということなのだろう。それを理解すると、唇を意識的に洗っていないことにぞっとし始めた。
唇に古い角質が溜まりに溜まっているはず……。
だって、口紅なんて塗らないから、意識的に唇を洗ったことなんてない。むしろ口の中に洗顔料が入るのが嫌で、洗顔する時はぎゅっと口を一文字に閉じてしまう。残念ながら、古い角質がこびりついていること、間違いなし。本では唇を洗っていない女性が多いと書かれているが、男性の方が唇を洗っていない人は多いのではないだろうか。
早速その夜に風呂場で洗ってみると、案の定、ぽろぽろと唇から汚れが落ちるではないか……しかも(恥を忍んで言うが)、ちょっと茶色っぽい。
強くこすらないよう気を付けてはいるが、古い角質が残っていると思うとついつい力んでしまう。力加減を工夫しながら、それとなく洗い終えると、新しく生まれ変わった気分でテンションが上がる。
そのまま湯船につかっていても、どうしても唇が気になる。今まで洗ったことのない唇の感覚にどうしても手で触れてしまいたくなるのだ。
すると、ピッと唇の皮が指に触れた。気になって再度鏡の前に座って確認すると、指のさかむけの様に、一部皮が剥がれかけていた。やはり1回洗っただけでは取り切れていないのだろう。
これは剥がしていいものだろうかと逡巡したが、血が出る覚悟で剥がしてみた。
最初はピリッと痛い気がして、血が出るだろうなと心配にはなったが、その後はペリペリっときれいに剥がれてくれた。血が出なかったということは、新しい唇の皮に古い角質がくっついていただけという訳だ。本当は無理に剥がしてはいけないそうだが、うまく剥がれたことで、古い角質が溜まっていたことが証明されてしまった。
心なしか唇も赤く、生き生きとしてきた気がする。
それから約1カ月、とうとう寒い冬がやってきた。
僕の住む町も最低気温が1ケタの日が連日続いている。それでも、今のところぱっくり割れは起こっていない。唇を意識的に洗うことを続けているだけで、リップクリームを買わずに済んでいる。
春が来るまで、残り約3ヶ月。まだまだ挑戦は続いているが、今のところ唇が乾燥している気配はない。
乾燥が気になるこの季節。唇もちゃんと洗っていますか?
本当にいいのか? と、疑問に思いながらもリップクリームに頼っている人は、一度唇を洗ってみることをおススメする。
特に男性諸君。数年に渡って古い角質をため込んでいませんか?
ぽろぽろと汚れが落ちて新しい皮が表面に現れる感覚は、荒れを軽減するだけでなく、冬のちょっとした楽しみを増やしてくれるかもしれない。
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
お問い合わせ
■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム
■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
■天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)
■天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
■天狼院書店「京都天狼院」
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00
■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168
■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」
〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325
■天狼院書店「シアターカフェ天狼院」
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1 WACCA池袋 4F
営業時間:
平日 11:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
電話:03−6812−1984