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夜店の代表グルメに学ぶ選ばれるの工夫

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:中平伸一(ライティング・ゼミ冬休み集中コース)
 
 
自分のサービスや商品をお客さんに選んでもらうために、どのような工夫をしていますか?
 
サービスや商品をどうやって選んでもらうかの工夫って、頭を悩ませますよね。
 
そんな工夫を身近なものから学べるとしたら
 
ちょっとしたことを付け加えるだけで特別感が出るとしたら
 
工夫するための種は、すでにサービスや商品の中にあるとしたら
 
これからのビジネスにプラスになるのではないでしょうか?
 
お正月は毎年、東京メトロの門前仲町駅に近くにある富岡八幡宮に行きます。とっても初詣ではなく、夜店目当て、夜店の雰囲気を味わいたくなるのです。
 
今年も1月3日に行ってきました。
 
いろんな夜店があるので物色していると、見慣れないのれん(屋台の天井にある垂れ幕『たこ焼き』とか書いている部分)の夜店がありました。
 
『コットンキャンディ』
 
「コットンキャンディ? なにそれ?」と思いながら店の奥と見ると見慣れた機械がある。その機械はわたあめをつくる機械でした。
 
コットンキャンディとは、わたあめのことだったんです。他のわたあめの夜店より特別感を出すためにコットンキャンディにしていたようです。
 
それを見たとき気づいたんです。
 
夜店は同じものを売っている店がひしめき合っている。その中からお客さんにお金を払って買ってもらうためには工夫が必要。その工夫の中から、ビジネスに使える方法が見つかるんじゃないかと
 
気付いた瞬間、私の中の好奇心に火が付きました。そこからどうやって夜店から学ぶかということしか、目に入らなくなりました。
 
特に目を引いた工夫があったのは、夜店の代表グルメ「やきそば」「わたあめ」「たこやき」です。
 
最初は、やきそばです。
 
やきそばの夜店は5店ありました。
 
各店のれんや具材で個性を出していました。『おいしいやきそば』、『大もりやきそば』などがあり、その中で一番気になったのが
 
『肉入りやきそば』
 
当たり前やん!
 
って思いますよね。
 
肉が入っていないやきそばって夜店にはない。しかし、あえて当たり前のことを書くことで特別感がでるんです。『やきそば』と『肉入りやきそば』の店があったら、肉入りやきそばの方が目を引きますよね。
 
当たり前のことをあえて書くことで特別感が出る。とても簡単ですが、相手に与える印象が強くなります。
 
次は、最初にご紹介した『コットンキャンディ』、これはあまり販売につながっていなかったんです。理由を分析するとコットンキャンディという名前は、確かに目を引きます。しかし、コットンキャンディって何か伝わりにくい。珍しい物好きな人は買うかもしれないけど、わたあめを買いたいお客さんには伝わらない。夜店は、珍しいもの好きなお客さんより、わたあめを求めているお客さんの方が間違いなく多いでしょう。
 
既存の物を印象が強くなる言葉に言い換えてお客さんの目を引いても、元になる既存の物が何か分からないと、それが欲しいお客さんに届かないのです。
 
そして、数ある夜店の中でも、もっとも「うまい!!」と思ったのが、参拝客が並ぶ参道にあるたこ焼きの夜店です。
 
この夜店、私が毎年買いに行く夜店なんです。去年は普通の大たこ焼きの夜店だったんですが、今年は進化を遂げていました。
 
ちなみに、たこ焼きの夜店は最も数が多く9店ありました。選ばれるには相当工夫が必要です。
 
工夫の1つはのれんにありました。『大たこ』『ジャンボたこ焼き』『おいしいたこ焼』など様々なのれんがある中で、そのたこ焼き夜店は、
 
『元祖ご当地B級グルメ浪花のたこ焼き』
 
というのれんを下げていました。やきそばの時と同じで当たり前のことが書いているんですが、うまいのが『元祖ご当地B級グルメ』と流行しているの言葉が入っていること。
 
真剣にのれんを見る人はいません。「たこ焼き食べたい」と思って周囲を見渡して、印象が強く残るものが目に入ったら、十中八九そのまま買います。この『当たり前×流行している言葉』は印象を強める効果があります。
 
もう一つうまいと思ったのが、たこ焼きに振りかけているかつお節です。かつお節袋に『このかつお節は遠赤外線で焼きました。できたての風味を感じていただけるように真空パックしています』と書いてありました。それをわざとお客さんが見えるような場所に置き、見せながら振りかけます。これを見せることで、お客さんにかつお節にもこだわっているというメッセージが伝わり、特別感がでます。
 
実は値上げにも成功していました。たこ焼きの価格は全てのお店で500円、他の夜店のたこ焼きは6個入り、このお店は5個、実質値上げです。
 
ほんとうに商売上手だし、うまいやり方で、参考になります。
 
夜店から学んだサービスや商品を選んでもらう工夫
 
〇当たり前のことをあえて伝えることで特別感を出す
〇印象が強い言葉を使っても意味が伝わらないとダメ
〇当たり前+流行の言葉で印象を強める
〇こだわりを見える化する
 
ちなみに勉強させてもらった、夜店すべてにお金を落としてきました。
 
お腹パンパン
 
もれなく年末の恒例の正月太りモード、さぁダイエットは明日からです。
 
 
 
 
***

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2021-01-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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