メディアグランプリ

新しい読書体験を経験してみて

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:たばたはなこ(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
「どんどんこの中に収まっていく……!」
端末をいじっては手元の本を仕分けていく。
「これは手放せる、これは図が多いから手元に残そう。」
みるみる手放そうの本タワーが出来上がった。
おかげでクローゼットの中もスッキリとしていった。
 
最近Amazonの電子書籍Kindle PaperWhiteを入手した。
数カ月前に引っ越しをした時、なかなか手放せなかったのがオタ活グッズと書籍である(残念ながらオタ活グッズはほぼ処分することはできなかった)。
読書好きというより本屋へ行くことが趣味の私であるが、本屋へ行くたびについつい本を手に取りレジへ行く。そして家の積ん読になっていく。
そんな私が最近Kindleを手に入れた。購入した理由としては、初売りセールで価格が下がっていたのはもちろん、自宅の本の整理、削減を行いたかったから。
私は1年近く電子書籍の購入を検討しては躊躇するを繰り返していた。
その理由は、読書家と呼べるほど本を読まない自分に必要なのか。
紙の本のページをめくる感触、開きたいページをすぐに開ける利便性は電子書籍に勝るのではないか。という思い込みからなかなか購入を決意できずにいた。
しかしそれはただの思い込みだったと後々に知るのだ。
数カ月前の引っ越しを経験し、「本を手放せたらどんなに楽だろう」という考えが脳裏を何度かよぎった。頻繁に目を通すわけではないモノで部屋のスペースを奪われる。なんだかとてももったいない気がした。そしてなにより重い。1冊ではコンパクトに感じる本も数冊まとめれば重いのだ。当たり前と言われればそうなのだが、段ボールにまとめ抱えた時に痛感する。いずれまた引っ越しはするし、今回の引っ越し先でもゆとりある生活は送りたい。部屋にある数十冊ある本を大幅に削減できたら、空いたスペースに別のモノを収納できるし、インテリアにも凝れるのではと期待が膨らんだ。そんな期待を抱いてからAmazonのカートボタンを押すのに時間は掛からなかった。そして翌日。ついにKindleが配達されてきた。
開封しての感想は「薄くて小さくて軽い!」
片手にKindle、もう片手にiPhoneで比べてみる。結果、体感ではほとんど差はない。
そしてこの1台の端末に本が数千冊入るのだから(本に特化した)四次元ポケットを手に入れたようなものだと思う。所有している本をまずはほしいものリストやサンプルとして端末内に記録した。それだけであれほど手放すのに検討を重ね、結局一緒に引っ越しまでした本たちを手放す決心がついた。小説や図解が少ないビジネス書などはサクサク入れてしまう。端末内に記録を終えた本は、躊躇うことなく手放す本タワーへ積み重ねる。高さを増すタワーを見ているとこの仕分け作業もどんどんはかどる。
一通り記録し終えたら、ついに電子書籍で読書をしてみる。読んでみての感想は「紙みたい……画面じゃないみたい!」電源を入れてみてもスマホのような画面の明るさが気にならない。見た目は紙の本を読んでいるのとさほど変わらない。どうやらブルーライトを発しないらしい。そのためスマホなどの画面を見続けた時の疲労感は少ないのだとか。しかしバックライトの調整はできるので、寝る前に薄暗くした寝室でも快適に読書を楽しむことができる。逆の屋外で画面が反射して見づらいということも起きない。屋内外問わずどんな場所でも快適に読書タイムを過ごせる。
 
あれほど苦労した本の削減をこんなにためらうことなく進められるのかと感激してしまう。そして紙の本を見ている感覚とさほど変わらない画面。つい集中してしまっても疲労感はあまりない。さらに知らない単語はその場で調べられる。紙の本で調べたいことがあった時にはスマホを取り出さなければいけなかった。そしてスマホのロックを解除したところでアプリの通知に気を取られたり、ネットニュースの見出しに興味が湧きクリックしたり。無駄な時間を挟んでしまうことも多かった。ひどい時はそのまま調べ物を忘れてスマホを閉じたこともある。それと比べるとより読書時間に集中しやすい環境になったと言えると思う。確かに紙の感触は好きだが、本を減らした時のメリットを考えるとデジタルの味気ない感触もそれほど悪くないように感じる。
とはいえ画面はモノクロのため、図が多い本やフルカラーの本には向いていない。本によって上手く使い分けることで、本を減らしつつ、図や写真などカラーで楽しみたいものは紙の本として楽しむことがよいのだと思う。
なかなか本を減らせず苦戦している人は1度電子書籍を試してみてはどうだろうか。新しい読書体験ができるのではないかと思う。
 
 
 
 
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この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2021-01-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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