メディアグランプリ

お金と向き合うワーク型の一冊


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記事:浅倉史歩(リーディング・ライティング講座)
 
 
よーく考えよー♪
お金は大事だよー♪
 
ちょっと前に流行った、とある保険会社のCMソング。
すごいインパクトで、初めて聞いたときぶっ飛んだ。
「なんじゃ??」って(笑)
 
けど、言うてること、めっちゃ正しい。
 
そう、きれいごとじゃないよ、
生きていくのにお金は大事。
だからよく考えなあかん。
 
けど、どうやって考えたらいいの?
誰に相談したらいいの?
って思いません?
 
昨今、お金本がブーム。
もともと日本には「お金のことを話題にするのは品がない」という風潮があったのに、あのCMのせいか(どうかはわからないけれど)この数年、書店でもお金に関する本が目立つ。
節約本に始まり、貯蓄について、保険について、投資についてetc
ところが困ったことに、いろいろありすぎてどれを読んだらいいのか迷うし、自分に合うものがわからないし、金融の専門用語にはついていけない。
 
結局
「つまり私はいくら貯金したら安心なのでしょうか?」
「いい保険教えて」
「持ち家と賃貸、どっちが得?」
 
というようなことをズバリ教えてくれる本ってないんですか?
と言いたくなる人が大半じゃないでしょうか?
 
それが、なんとここにある!
「大半の人」にぜひ使っていただきたいのがこの一冊、
「本気で家計を変えたいあなたへ」
 
そう、「読んでほしい」じゃなくて、「使ってほしい」というのがミソ。
なぜなら、この本は「読む」だけではなく、「読みながら書き込んでいく」というスタイルだから。
 
著者は売れっ子ファイナンシャルプランナーの前野彩さん。
関西の情報番組には数多くの出演されているので、関西の方ならご存じの方もいるかも。
ファイナンシャルプランナーという資格がまだまだ無名のころからその資格を取得され、多くの方々のお金の悩みを解決されてきた方。
 
その前野さんが、「どんな方にも納得してもらうには、一方的に説明するだけじゃダメ。
自分自身で電卓はじいてシミュレーションしてもらって初めて伝わる」と生み出されたワーク本。
 
ここからはネタバレになってしまうのだが、前野さんの導き方はとてもシンプルでわかりやすい。
 
「長距離を走るには、今自分がその過程のどこにいるのか、どのくらいの距離を走るのかを把握したうえで戦略をたてませんか?
 
貯蓄も同じことです。
何のためにいくら必要なのか、その金額を貯めるにおいて、今現在いくら貯まっているのかを正しく認識しておかないと、貯める戦略立てられませんよね?」
 
そこでこのワーク本は
1. 現在地の確認……今現在の貯蓄額と収支を明確にする
2. 目的の確認……何のためにいくら貯蓄したいのかを明確にする
3. 過程をシミュレーション……家族の未来と向き合って年間収支を長期的にシミュレーションする
という構成。
 
というわけで、さぁ、始めてみましょうか。
まずは現在地の確認から。
今いくら貯金があるかを書き出す。
→この時点で、へそくりもへそくりじゃなくなる(笑)
収入は月々の給与収入と年間のボーナス、不労所得や児童手当があればそれもお忘れなく。
支出においても食費や光熱費、ローン、保険料など月々のものだけでなく、自動車税など年一回のものを見落とさないように。
 
おそらくこの時点で、けっこうぐったり(笑)
なんかもう、自分が丸裸にされた感じ(笑)
 
続いて大切な「目的地」
もちろんたくさん貯金できればそれに越したことはないけれど、
「欲しいものもレジャーも全部我慢して、ひたすら貯金に回せるか?」と聞かれると、
「それは無理!」って答えません?
だからこそ、「いつまでに・何のために・いくら」の着地点を明確に。
 
現在地と着地点が明確にできたら、ここからが戦略。
これがもう、100人いれば百通り、1000家族いれば千通りになってくる。
 
ここで必要になってくるのが、家族の未来年表。
年間収支は1.で出しましたが、支出ってそれだけではないですよね?
数年おきに車の買い替えも必要だろうし、子供の進学にはまとまった支出が発生するし、公立か私立かで大きく変動するし、さらに子供がもう一人欲しいと思っているとか(当然もう一人分支出は増える)、いずれは親の家を相続するから家賃が不要になるとか、そういうことを仮定でいいので未来年表に記入。
→遺族年金やNISA、IDCOなどの知識もここで学んでいこう。
 
そうやっていくと、着地点に正しく到達できるかどうか見えてきません?
無理だとわかれば、何が無理かどこに問題があるのか、支出を減らせないなら収入を増やす方向で考えるとか、そもそも着地点を見直したほうがいいのでは?って。
→ローンを借りるときは、「借りれる額」ではなく「返せる額」基準ということにも気づくはず。
 
なおここで保険も見直し。
結論を言うと、万人にとっていい保険なんてないです。
保険は「その家族にとって、その人にとって必要か必要でないか」で判断する。
例えばだけど、一家の大黒柱には死亡保障が必要でも、妻には女性特約が必要でも、子供には必要ないわけで。
となると、保険って「付き合いで○○さんに勧められたから」なんて基準で契約するものではないと納得できるはず。
 
また未来の年表を作るとなると……
そう、必ず夫婦で作業する必要があるのだ。
夫婦の向いている方向がばらばらで、人生や子育てにおける考えがちぐはぐだと、この年表は完成しない。
つまりお金の悩みも問題も、永遠に解決しないというところに行きつく。
 
お金のことを「よーく考える」ということは、夫婦、家族全員の未来と向き合うこと。
この一冊を書き込んでいくことで、必然的に家族の在り方を夫婦でしっかりと確認しあうことになる。
「本気」でお金と、家族と、将来を「よーく」考えることになる。
 
という、そんな一冊。
 
今、ちょうど新年がスタートしたばかり。
夫婦で、家族で、お金としっかり向き合ってみませんか?
 
 
 
 
***
 
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2021-01-12 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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