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ライティングゼミを2度も受けた私が、結局何を手にしたか忖度なしで話す


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:米山 拓真(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
私は専業Webライター。
 
Webライターは、一般的にはマイナーな職業だ。
 
少なくとも私の住んでいる田舎では、かなりマイナーさを感じる。
 
飲み屋などで話しかけられたときに「Webライターです」といって通用したことがない。
 
それがわかった頃から「IT系ですかね」とか言って、ごまかすことにしている。
 
「IT」の内容を聞かれると、仕方がないのでざっくり業務内容を説明する。
 
そして、その返事は大体いつもこうだ。
 
「へえ、文章のセンスがあるんだ。すごいですねえ」
 
それに対する私の返答も、大体いつも同じ。
 
「そんなことないんですけどね~」
 
この返答は謙遜しているようで、実は謙遜ではない。
 
本当に『そんなことない』のだ。
 
そして天狼院のライティングゼミを受講した今、
 
やはり文章のセンスは、まだないと思う。
 
そもそも私は高校生以降バリバリの理系コースを進み、大学院まで進んだような人間だ。
 
文章なんて読書感想文と論文くらいしか書いたことがない。
 
そんな私でもWebライターとしてはそれなりに務まった。
 
ひとことで「Webライター」といっても、実際のところ人によって業務内容は大きく異なる。
 
私の専門はSEO記事と呼ばれる、インターネット検索経由の集客を目的とした記事だ。
 
あなたも日常至る場面で困りごとに際して「ネット検索」したことがあると思う。
 
その時検索結果には10個ほどの記事が並び、あなたはその中から自分の問題を解決してくれそうなタイトルの記事を選んでタップして記事を読むだろう。
 
その記事を書いているのは、多くが私のようなSEO記事を専門とするWebライターなのだ。
 
さて、実はSEO記事を執筆するに関して、文章のセンスや文章力といったものは必要ない。
 
執筆のみに絞ると、必要とされたのは「情報を的確に過不足なく伝える」能力だけなのだ。
 
そしてその程度の能力であれば私にも十分あったようで、専業Webライターとして会社員をしていた頃よりも稼いでいた。
 
しかしそんな状況とは裏腹に、私の気持ちは晴れなかった。
 
冒頭のように他人に「センスあるのですね~」と言われたときに、謙遜できないのだ。
 
いつも本気で「そんなこと無いんですけどね」と答えることになる。
 
何でも書けるだけのセンスなら私だって欲しい、と思いながら。
 
「センスが無いのにライターをやっている」という事実が、誰に言われるわけでもなく「自分は『なんちゃってライター』なのではないか」と自分を卑下してしまう気持ちがあったのだ。
 
またSNSなどで「ライターさんなのですね!私文章苦手なのでまた教えてください~」と言われたとき、何も教えられないことが自分自身でわかっている状態も内心苦痛だった(たとえ社交辞令だったとしても)。
 
名実ともにライターになりたい、私はライターだと胸を張れるようになりたい。
 
そして、全力で謙遜したい。
 
そのような思いが強くなってきたタイミングで巡り合ったのが、天狼院のライティングゼミだ。
 
講座紹介ページの文章を見て、正直かなり驚いた。
 
めちゃくちゃ読みやすいのだ。
 
スルスル読める、なんてものではない。
 
私は食いつくように記事を読み進め、気がついたら講座に申し込んでいた。
 
タイトルに書いてあった「人生を変える」という胡散臭いタイトルなど、2度目の受講の時まで気が付きすらしなかった。
 
京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた」という以前バズっていた記事との出会いもライティングゼミに申し込んだ一因だ。
 
バズっていた当時にも、私は一度この記事を読んでいた。
 
異常にスルスルと面白く読み進められ「こんな文章を書けたらいいな」と思った。
 
数年越しの記事との出会いだったわけだが、なんとその記事もライティングゼミを受けた天狼院スタッフの書いたものらしい。
 
マジか……。
 
私もライティングゼミを受ければ、あんな面白い文章が書けるようになるのだろうか。
 
「私はライターです」と言えるようになるのだろうか。
 
余裕の表情で謙遜できるように、なるのだろうか。
 
結果から報告すると、謙遜できるようになった。
 
こう書いてしまうとあっさりに感じるかもしれないが、本当に心底謙遜できるようになったのだ。
 
そして実際に私の書いた文章から何十万円と売上が発生する事案も発生し、飲み屋でも「私はライターです」と言えるくらいには私の自尊心はメキメキ向上していった。
 
私はもう「SEO記事しか書けない、なんちゃってWebライター」ではない。
 
日常を切り取ってコンテンツに昇華する文章も、ものを売る文章も、書ける。
 
数あるカードの中でSEOライティングをメインにしているだけの、地力のあるWebライターになれたのだ。
 
私が自信を持てるようになった理由は主に3つ。
 
まずライティングゼミの講義が非常に具体的であったこと。
 
かなり実戦に近い部分の方法論を教えてくれるのだ。
 
しかも「AするとBの効果がある。理由はC」と教えてくれるので納得感も大きく、理系出身の私にもかなり腑に落ちる部分が多く実行に移しやすかった。
 
冒頭にも書いたとおり私には依然として文章のセンスなどはないが、知識で武装したことにより「2,000字程度を射程圏とした読まれる文章」が書けるようになった(というかその知識と、知識を実用できるだけの実力を『センス』というのではないか、とも最近思う)。
 
2つ目は毎週の添削。スタッフのFBが素晴らしいことに加え「毎週書かねば」という自分自身と約束ができるところにも価値を感じた。
 
私自身がそれほど頻度よく出せていないので(2,3週に一回程度。反省している)、結局ライティングゼミを2度受けることにしたが、そうしているうちに打率の高い書き方みたいなのが少しずつわかってきていた。
 
おそらく毎週課題を出してFBをもらってトライ・アンド・エラーがうまくいっていれば、2度目の受講は不要だったかもしれない。
 
3つ目は講義をYouTube動画として残してもらえるので、復習が可能なことだ。
 
ライティングゼミは講義もユニークで面白く、2回目であれば「ながら聞き」もできるのでランニング中によく聞いていた。
 
正直一回では消化しきれない内容なので(理解はできても血肉にはならない)、隙間時間で復習できるのはありがたい。
 
以上、エラそうに色々と述べてきたが、もちろん私はまだまだ修行中の身。
 
たかが2,000字の射程が手に入ったか入らないか程度の実力である。
 
ただ、ライティングゼミを考えている人は「その2,000字に自信が持てなくて悩んでいる」
 
人ではないだろうか。
 
そんな方へこの記事がひとつのヒントになれば、これ以上嬉しいことはない。
 
ちなみにライティングゼミではもっと様々なことを教えてもらえるので、リソースを割けばさらに得られるものは多いはずだ。
 
ライティングゼミを2度も受けた私が、結局何を手にしたものは3つである。
 
ライティングに関する知識、
 
知識をいつでもカードとして切れる自信、
 
そして「私はライターを名乗ってもいいのかもしれない」という自尊心だ。
 
お世話になった天狼院スタッフの方々への感謝の意を込めて筆、もといキーボードをおきたいと思う。
 
 
 
 
***
 
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2021-02-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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