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直感は優れた指導者


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:後藤 修 (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
みなさんはどんな時に直感が働くだろう?
 
生涯の伴侶を見つけた! とういう時や将来を変えてくれる本
 
に出会えた! という時などだろうか?
 
僕は仕事を変えるか、続けるかの局面の時に必ず働く。
 
僕にとって、直感力は優れた指導者である。
 
13年前の2月、現在勤めている会社を辞めようとしていた。仕事が嫌だったからだ。
 
自分にとって、全く成長が望めない単純作業をやり続けていて面白みを感じなかった。
 
そして、職場の人たちとも特に親しくなかった。
 
どう考えても、自分にとっては将来の展望が開けないことを強く感じていたのである。
 
だから、(ここにいても何も発展しないから転職をしよう)と感じ
 
地元のハローワークへ通い続けた。
 
しかし、通い続けてもなかなか自分が希望する仕事を見つけられなかった。
 
そして、1か月が経った。そろそろ探す根気がなくなりかけていたちょうどその時に、
 
めぼしい求人情報を見つけることが出来た。
 
その会社は車の部品製造を営む会社で、総務の担当者を募集していた。
 
(これだ!)僕は窓口の担当者にまっしぐらに向かい面接を頼んだ。
 
すると、担当者はこんなことを言った。
 
「ここはあなたを含めて、14人ほど面接をしていますがそれでもよろしいでしょうか?」
 
唖然とした。しかし、せっかくのチャンス。ここで逃す手はない。
 
だから、僕は「お願いします!」と頭を下げて頼んだ。
 
数日後、面接があった。所定時刻にその会社へ行った。敷地に入ると、かなり広い。夜7時ごろだというのに、たくさんのフォークリフトが車の部品を運んでいた。かなり、活気があった。(なんかいいな……)僕は胸を高鳴らせながら、事務所に入り面接時間になるのを待った。
 
しばらくして、高い役職らしき人とその部下の方が入ってきた。彼らは僕に向かって、「今日はよく来てくれたね。宜しく」と話しかけた。そして面接が始まった。いろいろな話題が出た。まずは僕が転職を希望する理由、家族の状況、今の仕事は何かなど。その後に、会社が今回求人を募集した理由と、どんな人に来てほしいかを話をした。そして、彼ら2人はチームとして働いているから時には現場に出て働いたり、夜中11時や12時を超えて働くことあるから、その覚悟を持ってきてほしいということを話した。かなり熱く二人とも語った。
 
反面、休日になると、職場のメンバーでゴルフによく行ったり、バーベキューにもよく行ったり、家族のように過ごしているから本当に居心地がいいことを話してくれた。
 
僕はすべての話を聞き終えて、とてもワクワクした。ここで、働けたらどんなに楽しくて、やりがいがある仕事をして毎日を過ごせるのだろうかと。
 
が、僕を含めてたくさんの人が面接をしているから(ここで働きたいけど無理だろうな)と僕は思って家へ帰った。
 
その2日後。驚くことが起こった。なんと、僕が採用されたと連絡が来た!!
 
電話を切った後、(よっしゃあ!)と思った。と同時に、直感が働いた。
 
(本当に行くのか?)と。
 
というのは、僕は健康に不安を感じながら働いてもいたからだ。事実、1日働き終えると、
 
体が疲れて、硬直してしまっていた。だから家へ帰ってから、お灸や整体院で治療を繰り返す日々だったのだ。しかし、(こんなチャンスはもう2度とないから、転職するんだ)と心中に決めて、
 
翌日に面接していただいた担当者へ2日後に事務所に行くことを伝えた。
 
そして、その日の夕方、先日訪れた事務所へ車で向かった。
 
ところが、その途中に、とてつもない直感が働いた。
 
「このまま入社したら、健康を害して一生後悔するぞ」
 
そんな脅しとも思える強いさ声が聞こえてきた。僕は車を止めた。
 
そして、考えた。(これほど、強い直感は働いたことがない。けど、今の職場では
 
楽しくないし、先が見えているんだよ」と抵抗した。けど、体の強い反応には逆らえなかった。
 
(ここは悔しいけど、健康を第一に考えよう)僕が直感に従うことを決めてから、車を走らせ
 
事務所へ到着した。
 
事務所の中でしばらく待っていると、先日面接を担当してくれたが人がやってきた。彼がおもむろに入社の手続きを始めようとした時に、僕は言った。「今回のお話、残念ですが辞退します」
 
彼は驚いた表情をして、「どうして?」と僕に尋ねた。
 
僕は「体調のことを考えて辞退します」と話した。彼は穏やかに言った。
 
「そうか。残念だけど、やっぱり健康が第一だからね。また、縁があったら一緒に働こう‼」
 
僕は「はい!その時は宜しくお願いします!」とさわやかに言葉を返した。
 
そんな決断をして、今日に至るまで様々な困難があった。職場でなじられたり、相手にされない時もあって、毎日が辛い時もあった。けれど、それらを乗り越えて今は適した職場で働けている。また、まめな治療のおかげで健康的な体を取り戻しつつある。さらにコーチングを使うしたコーチとなるため、独立して働くため、日々研鑽を積んでいる。さらに俳優となるためのトレーニングを2年間受けて続けて、芸能の仕事を得られるように日々頑張っている。僕を今へ導いてくれた‘直感’があったからだ。そして、来るべき日に備えて、直感が働くのを待っている。
 
今度は‘進んでいいぞ’と間違いなく声をかけてくれる自信がある。
 
みなさんの直感力は最近働いているだろうか?
 
あまりあてにしていない人もいるかもしれない。けれど、僕にとっては、誤った道へ歩くことを思いとどまらせてくれた指導者だった。直感は遠い未来僕を見てくれていた。
 
あなたも、直感をぜひ信じてほしい。そして、直感が働いたら、こう思おう。
 
“きっと、私を助けて素敵な未来を見せてくれるに違いない”と。
 
 
 
 
***
 
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2021-02-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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