自分の決断が正しいかどうか、不安で動けない人へおすすめの(仮)思考
*この記事は、「リーディング・ライティング講座」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
記事:中川文香(リーディング・ライティング講座)
あなたは、やろうと思ったことをすぐに行動に移せるタイプですか?
それとも、「明日やろうかな」と先延ばししてしまうタイプですか?
私は、絶対的に後者です。
胸を張って威張って言うことではないですが、むしろこの事実はこそこそと隠しておきたいですが、間違いなく中々行動に移せないタイプです。
「健康のために毎日運動しよう!」
「今年はたくさん本を読もう!」
毎年年初に一念発起しますが、数週間、数か月経つといつの間にかそのことを忘れて、年末が差し迫ってくると「やばい、今年何も出来ていない気がする……」と焦りだす、典型的な先延ばしタイプです。
むしろ一年のサイクルを考える以前の問題で、「今週何してたっけ? やりたかったこと何も出来ていない気がする……」と週末に愕然とすることもしばしば。
でも、こういう気持ちになったことがある方は私だけじゃないのではないか? と密かに期待してこの本をおすすめしたいと思います。
『先が見えなくても、やる気が出なくても「すぐ動ける人」の週1ノート術』
まず、タイトルが素敵じゃないですか。
“毎日続ける!” とか “〇時間で完成!” とかだと、
「毎日か……忙しい日もあるけど出来るかな……」
「〇時間、まずはどこかで捻出しないといけないのね」
という無意識の心理的なハードルが立ちはだかりますが、週1でいいんですか!?
週1だったら、なんか私でも出来そうな気がする。
そしてページをめくると、“はじめに” の中でこんな文章が目に入ります。
「●考えてばかり、愚痴ってばかり、言い訳ばかり
●解決策を知っているだけで満足して、何も行動していない
●行動不足が原因で、ずっと同じ問題や課題で悩んでいる」
ああ、あるある。よくあるわ、こういうこと。
「何を隠そう、これはかつての私自身です」
え?
と思い、巻末まで移動して、著者である大平先生のプロフィールを確認すると、
「日本大学馬術部を2年連続全国優勝に導いたほか、オリンピック選手、トップモデル、ベストセラー作家、経営者をはじめ、1万5,000人以上の目標実現・行動革新サポートを実施」
メンタルコーチとして数多くの方を導いてきた方の過去とは到底思えません。
著者である大平先生ご自身もこの本に書かれたメソッドを使い、 “なかなか行動できない → すぐ動ける人” に変わり、今では人をコーチングする立場にまでなられている。
週1のノートがそこまで人を変えるきっかけになるのか?
早く週1ノートの秘密が知りたい!
そう思ってページをめくると、次は “不安” について書かれた章が登場します。
週1ノートと何か関係があるのか? 疑心暗鬼になりつつも読み進めていくと……大アリなんです!
2020年年初からのこの一年は、何と言っても新型コロナウイルスの流行により社会の在り方が一変し、皆さんの生活の一部、もしくは大部分を見直して変えることを迫られた年だったのではないかと思います。
先の生活が見えない不安、「仕事は、家庭はこのままで大丈夫なのか?」そういった漠然とした不安が頭をかすめることも、一度や二度では無かったのではないでしょうか?
こういった “不安” と上手く付き合うことが、行動することと密接に関わっているというのです。
“不安ってそもそも何?” ということについて、脳科学や心理学の観点から解説がされ、不安に対処していく方法もいくつか提示されています。
“脳科学” “心理学” と言うと「なんだか難しそう……」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。
ポイントは分かりやすく太字になっていますし、図やイラストで視覚的にも分かりやすいよう工夫がされています。
行動するための週1ノート術を知るためにこの本を読み始めていたのですが、おまけで不安の対処法まで知ることが出来るなんて、大盤振る舞いですね。
私はこの “不安” についての章で早くも「なるほど~!」が止まりませんでした。
「脳の仕組み上、こんな考えになりやすいんですよ」と本から教えられると、ちょっと救われたような気持ちにもなりました。
私が中々行動できないのは、意志が弱いから。
そう思っていたけれど、そのせいだけでは無かったのだ、と。
そしてお待ちかね、週1ノートの書き方に入っていくのですが……これ以上書くとネタバレになってしまいますので、このあたりでやめておきますね。
ヒントは “仮決め仮行動” と “軌道修正” です。
これを頭において週1回ノートを書いていくと、すぐに行動できるパターンが身に着くとのこと。
本当かな~?
と今のところ思っていますが、とりあえずやってみようと思います。
何しろ出版されたばかり、メソッドを学んだばかりで結果がどうだったかをここでお知らせ出来ないのは恐縮ですが、「めちゃくちゃ効果ありますよ!」とここでお知らせすると、もしかしたらたくさんの人がやるようになってしまうかもしれないのでちょうど良いかもしれません。
これで私がすぐ行動できる人になれば、他の人と差をつけられますからね。
ひとまず、 “週一ノートを書くことでなんだかちょっとだけ頭がスッキリする” という効果は早くも出ています。
そのことだけ、お伝えしておきますね。
そうそう、本の中で紹介されていた “10秒アクション” 。
これを使って私は “積ん読” の中にあったこの本を、あっという間に読んでしまいました。
この本がするする、さらさら読めるように書かれていたからかもしれませんが、本を読むという行動には、テレビやYoutubeを流し見するのと違って、少しの本人の意思が必要です。
内容を理解しながら目で文字を追うのって、正直ちょっと疲れちゃいますから。
でも、 “10秒アクション” で気付くと終章。
この秘密、知りたくないですか?
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文中引用
大平信孝『先が見えなくても、やる気が出なくても「すぐ動ける人」の週1ノート術』PHP研究所、2021年、6頁・巻末著者プロフィール。
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