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メディアグランプリ

脳力をあげて、能力をあげる


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
 
記事:田崎 雅人(ライディング・ゼミ平日コース)
 
「1週間でこの内容? 何してたの?」
これは、私が週に一度ある定例会議で、上司に言われた言葉だ。インターンを始めて、1年が経った私は商品開発のプロジェクトを任せられていた。だが、先週から大した進捗もなく、新しいアイデアの内容も薄かったので当然だ。
 
以前から自分の能力の低さは自覚している。高校時代から勉強もせず、推薦で大学に入ったから学力が圧倒的に低いのである。それに加えて、周りの学生は国公立大学や有名私立大学が多い。学歴が良い人が優秀とは限らないが、相対的に優秀な人間が多いことは確かだろう。それは、実際に一緒に働くとわかる。地頭の良さが違うのだ。同じ内容を聞いても、理解力、頭の回転数が私と比べて段違いなのだ。
 
また、世の中を見てもわかる。本を出版してる方、トーク力に定評がある芸能人も高学歴が多いからだ。そういった方々は間違いなく、能力が高く頭がいい。だからこそ、あれだけ競争力が高い世界で結果を出しているのだろう。
 
そう、ここでの能力の高さとは頭のよさのことである。具体的には頭の回転、思考力の深さ、容量が良いなどだ。こういった能力が高い方は、仕事の速さ、意見、アイデアも段違いだからだ。その能力が私に比べて圧倒的にあるのだ。
 
そんな私は、何とか能力を上げられないかと思い、色々な方法を模索した。そして、本を読むことを始めたのである。成功してる人は本を読む人が多い。困りごとの解決策は本に全て書いてあると聞いたからだ。
 
「よし! 自分も本を読んで能力を上げるぞ!」
 
そして私は様々なビジネス書を読み漁ったのである。世の中にはこれを読めば頭が良くなるという本はたくさんある。だが、それを読むだけで著者のように頭が良くなるほど、現実は甘くなかった。難しい考え方や、手法を紹介しており、読み手によっては効果があると思うが、私には理解することができなかった。
 
そんな中で私は、ある本と出合う。赤羽雄二著の「0秒思考」である。この本に書いてあることはシンプルだ。頭をよくするには毎日A4用紙にメモを書くという方法だ。それも、1個のタイトルに対して1文で4~6行ほどを1分でだ。それを1日10枚だ。タイトルは何でもいい。上司との関係などの具体的なことから、なんで自分は仕事ができないか?といった抽象的なことでも。
 
これを始めてから、明らかに成長することができた。物事の深堀力、頭の回転の速さがである。冒頭の能力の高い人間が自分に比べて優れているか、分かったのもこのトレーニングの成果である。
 
いつも私は「考えが浅い、いつまで考えてるの?」と言われてきた。しかし、抽象的なことを「それはなぜか? じゃあどうしたらいいのか?」を深堀することで、答えが見えるだけでなく、具体案まで言えるようになった。それだけでなく、時間を決めて行うことで考えるスピードも上がったのである。
 
自分の頭を海に例えると、いつもの浅瀬の魚ばかりを取っていたのが、深い海にいる新しくて珍しい魚を捕れるようになった感覚だ。それも、素潜りで取っていたのが潜水艦に乗って素早く深海に行く感じだ。
 
最近は毎朝、A4用紙にメモを書くワークを行っている。テーマは、昨日の振り返りや今日のタスク管理である。その中から、抽象的なものを具体化していくのだ。そして、自分が今やるべきことを洗い出していく。そうして、何となくやって終わらなかった業務がみるみる内に終わっていく。
 
その結果、商品開発では面白いだけでなく、具体的なアイデアが出るようになった。日常業務では見積の提出や打ち込みなどが早くなった。こうした成果が2週間ほどで現れ始めたのである。
 
確かに私は元々の才能があるわけでは無いが、トレーニング次第で現状より頭を良くすることは誰にだって可能なのである。それはスポーツや筋トレでも同じだ。運動神経が良い、筋肉が付きやすい体質であったとしても日頃トレーニングしてる人と、あまり運動してない人では大きな差があることと同じだ。
 
バスケを3年やった私は、特別上手いわけでは無い。だが、野球部やサッカー部の運動神経が良く、筋肉も身長があっても1対1で負けることは無い。それと頭を鍛えることも同じだ。どれだけ、基礎能力が高くても経験には勝てないのである。
 
どうやら私は、難しい本を読むより小さいときからやってきた実戦でのトレーニングが向いていたようである。そして私は、脳力をあげて能力を上げることができたのだ。皆さんも今日からA4用紙にメモを1日10枚、10分のトレーニングをしてみてはどうだろうか?
 
 
 
 
***
 
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2021-03-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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