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新年度沖縄を出る人に知って欲しい事


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:長嶺一紀(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
僕が故郷である沖縄を離れて長崎県で就職し、もうすぐ11年になります。
当時の僕は就職するまで修学旅行ぐらいでしか県外に出たことがなかったので、初めて県外で生活するにあたり期待もあれば不安も強かった記憶があります。
 
 
そして実際に県外に出た時に、環境や文化の違いに振り回されてしまい生活に慣れるまで数ヶ月かかってしまいました。あまりに戸惑いすぎて体重が5kgほど落ちてしまいました。
 
 
今回、進学や就職等で沖縄から離れる人に、少しでも情報を与えられたらと思い、僕が感じた沖縄と県外の文化の違いを記事にしてみようと思いました。あくまで僕個人の見解ではあるのですが、よければ参考にしてみてください。
 
 
まず最初に感じたことは、「県外の3月4月はかなり寒い」という事です。
沖縄の3月の平均気温は19.8℃。カーディガンや薄手のアウターがあれば問題なく生活することができます。また、3月後半になるとさらに気温が上がり、Tシャツ一枚でも十分に過ごせることが多くなります。
 
 
しかし、県外の3月の気温はというと、大体10℃前後で、これは沖縄の2月の平均気温の17℃よりもかなり低いことになります。特に夜になると冷え込みの影響で10℃以下になる日も多く、まだまだ寒さに対して着込んだりして対応する必要がある状態です。
 
 
当時の僕が就職で県外に渡ったのが3月。もちろん県外の気温の確認はしっかりと行っていたの思うのですが、夜の冷え込みとかを全く意識していなかったため、厚着を準備せずに薄手のアウター数枚を持っただけで県外に来てしまいました。
結果3月なのに自分が想像した以上に寒いことに愕然とし、夜の冷え込み対策もできていなかった状態だったので、県外に来て数日は寝る時も薄手の布団に丸まって震えながら寝ていました。
県外の冬は寒いイメージがあると思いますが、3、4月もまだまだ寒い日は多いので、しっかりと寒さ対策はした状態で県外にくることをお勧めします。
 
 
さらに衝撃を受けたことは、「例え仕事終わりの飲み会であっても、ウチナータイムは通用しない」ということです。
 
 
ウチナータイムとは何かと言いますと、沖縄の人の時間が非常にルーズな面を揶揄している言葉です。例えば飲み会で集合時間を決めると、人が集まり出すのが集合時間の30分〜1時間後になります。ひどい人だと集合時間に家をでる、集合時間にシャワーを浴びてから家を出る、なんていう人も普通にいます。
 
僕自身も沖縄で学生をしていた頃は、友達との集まりは集合時間から遅れた時間で考えて動いていました。そのくらい沖縄は集まるときの時間に対しての考え方がゆるいのです。
 
 
もちろん仕事は規定の時間に遅れずに集まりますが、仕事の飲み会でも遅れてくるのは普通だし、「先に始めていてください〜」と言って飲み会に遅れていくのは結構ありました。
 
 
しかし、沖縄の時間感覚で職場の飲み会に参加したことで何回か失敗したことがあります。
職場で花見をしながら飲む機会があったのですが、仕事がまだ終わらず、「遅れるので先に初めておいてください」と伝えたら、「みんな集まらないと始められないのになんで遅れてくるか」とめちゃくちゃ怒られてしまいました。
 
 
仕事の集まりだからかなと思ったのですが、友人の集まりでも、この「先に始めてください」は通用せず、なんで遅れてくるのか、用事がないなら早く来いとここでも怒られてしまいました。
そういったことがあって、例え飲み会の様なかしこまっていない場所でも時間がルーズなのは県外では許容されないということを学びました。
 
 
そのお陰か今では自分もしっかりと時間を守れる様になり、地元沖縄での飲み会も集合時間に来る様になりました。やっぱり沖縄で飲むときはみんな30分近く遅れてきます笑。
 
 
 
あと方言じゃないと思って使うと全く意味が通じない言葉も何個かあります。
例えば、「〜しようね〜」という言葉は、沖縄の人は「自分がやりますね〜」という意味で使用しますが、県外では「一緒にやりましょうね」という意味になります。癖で使っちゃう言葉なので注意する必要ありです。ベタベタする表現を「ムチャムチャ」するというのも通用しません。
 
 
 
そして個人的に一番やられたのが地域での人の考え方の違い。沖縄の人はよくも悪くもおおらかで、細かいところはあまり気にしない性質があると感じます。それは小さいことを気にしないということでありますが悪くいうと適当な部分があるということです。
そしてそのおおらかさは県外では通用しない印象があります。しっかりと物事を決めていく細かさは非常に重要ですが、おおらかな地域で育ってきた僕は当初細かい面で指摘させるのが慣れず、なんで県外の人はこんなに細かくてギスギスしているんだろうと頭を悩ませてしまった記憶があります。
 
 
以上、あくまで僕の場合ですが、僕が県外に出た際に沖縄との違いで悩んだ部分を書いていきました。この様に書いていくと県外の人は厳しいという印象を持ってしまうかもしれませんが、そんなことはなく、しっかりと文化、人柄の違いがわかってくると県外の素敵なところもたくさん見えてきます。逆に沖縄の人のおおらかさや適当さが気になってしまうこともあるかもしれません。
 
 
沖縄と県外の文化の違いを知れることは、自分の視野を広げる良い指標になってくれると思います。
 
是非県外と沖縄の違いを意識しながら、新生活を頑張ってください。
 
 
 
 
***
 
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2021-03-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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