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タバコ休憩で仕事の効率が上がった

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
 
記事:K W(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
所属している会社が入居しているオフィスビル共有の喫煙所が閉鎖された。コロナの影響で喫煙所が「密」の環境になることを避けるためだ。
いつ再開されるか分からないので、これをきっかけに禁煙しようという気が起こらないではなかったが、そうはうまく行かず、しょうがないので外の喫煙所にタバコを吸いに行くようになった。
 
1人でタバコを吸っている間は暇なので、その間はずっとスマホでメールのチェックをしたり、フェースブックをチェックしたりしていた。
そのうち、他のビルでも同様に喫煙所が閉鎖されたのか、日を追うごとにどんどんタバコを吸いに来る人が多くなってきた。
特に昼の休憩時間の13時前などでは結構な人が集まるようになってしまった。
するとタバコを吸わない、ただ前を通るだけの人達にとってはかなり迷惑な環境になってきたと思ったので、この場所に来ることはやめて、代わりの場所は無いかと探し始めた。
 
外で過ごすにはまだまだ寒かったので屋内で過ごせるところはないかなと色々と考えた末に、会社のすぐ近くのカフェ・ベローチェに休憩がてらコーヒーを飲みながらタバコを吸いに行くことにした。
仕事中にタバコを吸うためにわざわざオフィスを出て休憩をしに行くことはなんとなく時間を無駄にしているような感覚があり、若干後ろめたいような気もしていた。
しかし、店内は飲食席では禁煙になっており、喫煙ブースに行って立ったままタバコを吸うことになるし、そもそもいつも1人で行くので話し相手がおらず、長居してしまうことがないので、1日2回くらい休憩に行くようになった。
 
お腹が空いたときにはパンも売っているし、昼休み以外は空いているし、静かなので非常にリラックスできる空間だった。
同じ店にほぼ毎日2回行っているので、定員さんもみんな顔を覚えてくれて行きやすい場所になってきている。
 
最初のうちは外で吸っていた時と同じようにメールをチェックして過ごしていたが、せっかく静かでリラックス出来る環境なので、ここにくるときにはスマホを持って行かないことにしようと決めた。
 
元々、個人用のスマホを持っておらず、会社用しか持っていないし、仕事以外では極力スマホを利用しないようにしていたのだが、仕事中は常に持ち歩いてこまめにチェックせざるを得ない。そんな環境で過ごしてきているから、勤務中にもかかわらずスマホを持たない10分くらいの休憩時間が非常に新鮮で不思議な時間に感じた。
 
そう言えば、勉強したり、講義を受けたりするときに近くにスマホがあるかないかでかなり集中力が変わってしまうという実験結果が出ていることを聞いたことがある。
確かに自分も会議中やセミナーを受けるときにはカバンの中にしまってスマホを見えないようにしているときには集中できるが、机の上にスマホを置いてしまうと電話が来ないか、メールが来ていないかと気になってしまうことがよくある。休憩するときも同じようにスマホが近くにあるかないかにより、全くリラックス度合いが異なることを実感した。
 
そして、何回かベローチェに行くことを繰り返すと、次に、ただタバコを吸って休憩するだけでなく、何か少しでも有効に過ごしたいと思うようになってきた。
 
何か、仕事と関係のないことで短い時間だが有意義に過ごすことは出来ないだろうか。
考えた結果、kindleで読書をすることにした。帰宅後に毎日読むと決めていた小説をkindleでも購入してダウンロードし、休憩中に少しでも読み進めることにした。スマホやipadのkindleで読もうとすると仕事の電話やメールが気になってしまうので、仕事とは関係のない個人のipod touchでkindleを使うことにした。
 
すると、10分程度の短い時間だが、スマホを持っていないと読書に集中でき、非常にリラックスした時間を過ごすことができた。本のページにして1日2回の休憩で30ページくらい読み進めることができた。時間が短いからこそこの時間を有効に集中して過ごそうという気になってくる。そうすると仕事のことを考えなかった分、これからオフィスに戻って集中して仕事をしようという気になれて一石二鳥だ。
 
皆さんも興味があれば一度やってみたら如何だろう。
読書ではなくても音楽を聞いても、動画をみてもいいと思う。短い時間でもスマホから解放されたいいリラックスタイムが送れることを実感できるだろう。
 
 
 
 
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2021-04-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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