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あなたの頭の中の口ぐせ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:岩渕千佳(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
日ごろ、自分がどのような話し方をしているのか、どんな言葉を多く使っているのか。どんな語尾で話を締めることが多いのか。自分の口ぐせというのは、気づかずにいることが多いものです。
 
自分の日常会話を録音していて聞き返す機会はそうそうないし、あえて録音している時は意識しているから、他所行きの喋り方になっている可能性が高いので、普段の「素」ではない場合がほとんどでしょう。
 
最近、zoomを使ってのオンライン講座やミーティングが増えて、zoomは録画もできるので、自分の話している姿を見直してみることができるので、その中で、自分で気がついた自分の話し方のくせの一つは、「〜的な」という口ぐせ。
 
ちなみに、「わたし的には」という表現は、2000年の新語・流行語に選ばれた表現だったそうです。当時、若者言葉とも言われていたようで、明確な意味はというのがあるかどうかは定かではありませんが、意味をぼかして曖昧にする働きをしていますので、私は、一見、自分の考えを述べているようでいて、「〜的な・・・」を使うことによって、自分の意見を何処か曖昧にして、明言を避けたい、自分の責任を回避したいという心理があったのかもしれません。
 
ただ、何せ無意識なものですし、その口ぐせに気づいた時にはそこまで自分を内観することはなかったので、その理由はどこにあったのか分かりませんが、やはり、気づいてからは、口にした瞬間に、あっと思うので、「〜的な」という話し方は、だいぶ少なくなったと思います。
 
そして、つい最近、指摘された口ぐせは「ちゃんと」とか「私なんて」という言い回し。
 
私は「ちゃんとしなくてはいけない」という縛りを、ずっと自分にかけていたのです。そして、ちゃんと出来ない自分はダメだという思い込み、自分ができているのに出来ないと思う思い込み。
 
子供の頃に、親の手伝いをしたり、大人の言うことを聞くことで、褒められたりする経験から作り上げてしまったのかもしれませんし、社会人になって男性職場で働く中で自分を確立するために、自分自身で作ってしまったルールかもしれません。
 
ちゃんとしなくてはいけないし、自分はできていないという思い込みがありますので、いくらやっても達成感は得られないし、無理もします。相手にも求めてしまうこともありましたし、自分が自分で負荷をかけているのにも気づかず、「私はこんなにやっているのに・・・」というネガティブな思いに囚われることもしょっちゅうでした。
 
そんな口ぐせで自分の思考を固めてしまっているので、周りの人たちから「ありがとう」「すごいね」と言われても、「え・・そんな事ないし、普通だし、たいしたことないし」と素直に受け取ることができずにいました。そして、何処か自分で自信が持てないという自分の現実を作り上げています。
 
自分が口にする言葉は、無意識下にある自分のコンフォートゾーンや、価値観や、思考パターンなどの自分の内側にあるものを映し出します。そして、自分の現実を作り出すものでもあります。
 
「お金がない」と言っていればお金がない現実を作り上げるし、「調子いい」と言っていれば、調子がいい。自分が思っているとおりになるのです。
 
こうありたいと願っているのに、なぜか上手く行かないと思ったら、自分の口ぐせを客観的に捉えてみると、そこに上手くいかない原因となる深層心理が潜んでいる可能性があります。自分では気づいていないものですので、できたら、身近な人に聞いてみるといいでしょう。自分では思ってもいない口ぐせを発しているかもしれません。
 
じゃあ、口ぐせを変えるにはどうしたらいいでしょうか。
心理学に「プライミング効果」というものがあります。プライミング効果というのは何かというと、「あらかじめ受けた刺激によって、無意識のうちに行動が影響を受ける」という心理効果になります。
 
例えば、子供の頃にやった「ピザって10回言ってみて」「ピザ、ピザ・・・」(膝をさして)「ここは?」「ピザ!」みたいなやつとか、どこからかカレーの匂いがしてカレーが食べたくなったとか、赤い服を着たサンタクロースの話をしたあとに「果物といえば?」という質問をすると、いちごとかりんごとか、赤い果物を連想するとか。マーケティングや広告にも、広く使われているそうです。
 
このプライミング効果は、口ぐせの書き換えにも活用できると言われています。
思いや思考を変えるのは容易ではありません。しっかりと、自分を内観し、その思考や感情がどこからきているのかを突き詰めないと、潜在意識下にある、今までの思考パターンに引っ張られてしまいます。
 
ですが、「言葉」は意識して使うことができます。そして、その言葉は、潜在意識にも働きかけることができるそうです。今までの思考のパターンに気がついて、それは手放したいと思うものであれば、まずは、意識して発する言葉から変えてみてはどうでしょうか?口ぐせを活用したセッションもありますので、受けてみるのもいいでしょう。
 
口ぐせに気がついて、勝手に自分が悲観的妄想を繰り広げていたことに気がついて、私は、随分と気持ちが軽くなったような気がしますし、痛みを感じない麻痺状態の肩凝りに、ようやく人並みの痛みがあることに気がつきました。
 
気づいただけでも変化はありますが、私は「ちゃんとしなきゃ」を「適当に」に、「自分はできていない」を「私はできている」に、口ぐせを置き換えて、自分がどう変化するか実験をしてみようと思っています。
 
さあ、どんな変化が生まれるでしょう。楽しみです。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 


 
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2021-04-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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