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ワインを学んでみたら、高いワインと運命のヒトが寄ってきた


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:早乙女ねこ(ライティング・ゼミ 日曜コース)
 
 
新型コロナウイルスは依然として猛威を振るい、変異種も広がりを見せるなど、収束の目途が立たない状況である。今週末から東京都は、3度目の緊急事態宣言が発出された。GWのスケジュールが白紙になった方もいらっしゃるのではないか?
 
家で何をしよう? この機会に時間を使って、何かを始めたいという方にぜひ勧めたいのが「ワンスクールに通って、ワインを学ぶこと」である。初級の講座で、テイスティングと、ワインの造られ方や醸造地について座学で学ぶことができる。私自身3年前に、ワインスクールでワインを学び始め、ワインエキスパートという資格を取得するまでに至った。ワインにドはまりして、今ではワインの無い生活は想像ができないというくらいにまでなった。まさしく私にとって、ワインはパートナーである。そんな私がワインを学んで良かった点を5点お伝えしたい。
 
まず1点目は、感覚を研ぎ澄ませるという非日常を、目の前のワインボトルを空けるだけで、感じることができるということだ。ワインは、外観(色や輝き)を見た後、香りや味わい、余韻を楽しむものである。ワインのテイスティングの授業では、ワインを分析しながら、1人1人異なる嗅覚や味覚を1つの軸合わせる。例えば、タンニンが豊富で渋みがあるワインをテイスティングしたとしても、タンニンをあまり感じないヒトもいる。ヒトによって異なる感覚の基準を合わせるのだ。そして特徴を的確に表現することを学ぶ。ワインスクールで初めて講座を受講した際、金融機関勤めの私は、テイスティングのすべてが新鮮だった。感覚を合わせるということも、色の違いを細かく観察することや、香りを自ら取りに行くことも。日々の慌ただしさの中、なかなか日常では無い体験だったのだ。何となく飲んでいた美味しいお酒から、突然世界が広がったようない気がしたことを覚えている。
 
2点目は、食事が更に楽しくなるということだ。相性の良い料理とワインのペアリングで、食事がさらに美味しくなる。ペアリングにはルールがあって、基本的にフランス料理を食べるときは、フランスのワインを合わせるといったように、国を合わせるのが良い。また、魚や貝には白ワイン、肉には赤ワインを合わせると良いと言われている。ペアリングと似た言葉で、マリアージュという言葉がある。ワインと料理の相性が非常に良いことという意を持つ言葉だ。私が感動したのは、赤身のビーフ(ひれ)とボルドー地方のカルビネソーヴィニヨンのワインのマリアージュだ。ワインがビーフの旨味や甘味を引き立てていて美味しかった。また、私はパクチーが苦手であるが、オーストラリアのソーヴィニヨンブランのワインと、パクチーのサラダをペアリングさせた時、なんとパクチーを美味しいと感じたこともあった。
 
3点目は、旅行が楽しくなるということだ。ワインを学ぶとその国・地域の文化や歴史に触れることになる。加えて、原料となるブドウの特徴に土地の気候が大きく影響を与えるため、地図を見ることも多くなる。一般的に暖かい地域のブドウで造ったワインはふくよかであることが多く、冷涼な地域の場合は、すっきりであることが多い。まるで学生以来の世界史や地理の授業を受けているような感覚である。私はワインを学んだことで、ワインの名醸地であるフランスに興味を持ち、フランスを2週間旅した。シャンパンの名産地、シャンパーニュ地方にも行き、実際にワイナリー見学もした。また美術館や、フランス在住でワイン好きの美術家として知られている藤田忠嗣所縁のレストラン巡りもした。特にヨーロッパ旅行は、ワインを知っているとより充実した思い出を作ることができるであろう。
 
4点目は、良いワインが寄ってくるということである。良いワインとは、値段が高いワインや、美味しいワインのことを指す。値段が高いワインとしては、名醸地として有名なフランスのブルゴーニュ地方の、ラ・ターシュという、なんとボトル1本60万円はするワインをいただく機会を得た。そのワインの価値がある程度わかる私だからこそ与えられた機会であろう。テイスティングコメントは長くなるためここで発表することは控えるが、ワインを学んだ後、皆さんにはぜひ実際に味わってほしいワインだ。またコスパの良い美味しいワインをいただく機会も増えた。飲食店でワインエキスパートを持っている(ワインスクールに通っている)ということを話すと、選りすぐりのものを出してくれる場合がある。
 
最後の5点目は、人との出会いが増えるということである。私はワインスクールの仲間が中心となるが、様々な年代、職業の友人と知り合うことができた。皆が良い年齢の重ね方をしていて、彼女彼らを見ていると、年齢を重ねることも悪くないと感じる。少し40代が楽しみになってきているところだ。そして縁があって、同年代のワインスクール仲間の1人と昨年結婚もした。ワインが縁となり、運命のヒトとも出会うことができたのだ。
 
改めて、ワインとは私にとって人生のパートナーだ。私の人生を豊かにし、彩どりを与えてくれる大切な存在である。30代前半でそんなパートナーと出会えたことはとても幸せだと思う。私はワインだったが、ワインじゃなくても良い、夢中になれるものがあると人生は豊かに、輝くのだ。
 
 
 
 
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2021-05-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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