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ライティングゼミは意外なところに即効してしまった


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記事:石橋はるか(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
『もうすぐ連休』は、万能である。
 
『もうすぐ連休』だから、家の大掃除をしよう。
『もうすぐ連休』だから、いつもはできない資格の勉強をしよう。
仕事のプレゼン資料が必要だけど、『もうすぐ連休』だから、その時に仕上げよう
 
これは私の『連休中にやりたいことリスト』である。日常なかなかできない、時間がないとできないことはこのリストに載っていく。このリストに載せておけば、いつか実現するのではないかと思い、『もうすぐ連休』を唱え続ける。まるで、クレジットのボーナス払いのように、時間に余裕のある未来へ持ち越されていくのである。
しかし、このリストがすべて達成されたことは一度もない。期待していた連休は、なんとなく事前に立てた予定をこなして終わってしまう。予定のない日は、朝寝坊に始まり、気の乗らない掃除をなんとなくはじめ、すぐに飽きて中途半端に終わる。この毎日が繰り返されていく。こうして、片付いた部屋で知識を増やすはずだった輝かしい連休は終わり、『連休中にやりたいことリスト』は次の連休へと引き継がれていくのである。
 
今年の連休はなにをしよう、と思ったときも、いつものリストが挙がってきた。外出ができないからな、と思った時に、ライティングゼミがやりたいことに挙がってきた。
9日間毎日の課題提出が課せられる、ライティングゼミ集中コース。申し込んだのは勢いだった。これまで連休の目標をなにも達成できなかった自分が、課題をすべて達成できるか、できずに逃げてしまうのではないか、不安な気持ちばかりだった。
いつものリストは横へおいていい。とにかくゼミの課題をすべて出すことを最低限の目標に掲げ、私の連休が始まった。
 
この連休が終わる前に、ライティングゼミの効能について記しておきたい。
ライティングゼミは、思いもよらなかったところに即効したのである。
 
まず、連休中に実に健康的な生活を送ることができたことが挙げられる。
時間設定がよいのだ。毎朝普段と同じ時間におき、家のことを片付ける。講義は朝から始まるので寝坊している余裕はない。やるべきことは手早く行わないといけない。
講義のあとも気が抜けない。課題の締め切りは毎日23時59分。締め切り直前までそのことばかり考えている。当然遊んでいる時間はないし、お酒を飲む余裕もない。課題を提出すると0時で、そのまま達成感と満足感に浸って寝てしまう。おかげさまで休みの間も普段と変わらない規則正しい生活を送っている。
 
さらに、意外なことに、「連休中にやりたいことリスト」の中のいくつかを達成してしまったのである。
効果は早くも初日から表れた。課題に取り掛かろうとしても、なにも思いつかない。パソコンの前に座り、数行書いては消して、を繰り返していると、ふと乱雑な本棚が目に入った。
そうだ、本棚の整理をしたかったんだった。
一度本を並べ始めると、次は本棚の隙間から飛び出している細かい書類が気になった。いつか不要なものを捨てようと思っていたのだ。せっかくの機会だから今日のうちに捨ててしまおう。
本を本棚から抜き出していくと取り出すと、今後はつもったホコリが気になり始めた。壁との隙間にもホコリが舞っている。なんてことだろう、掃除機を持ってこないと。
こうして一度掃除を始めると、家中が気になりはじめた。こうして午後の時間は大掃除にあてられることになった。
2日目からはさらに明らかだった。パソコンを開くと、やりたいことが次々と浮かんでくるのだ。久しぶりに参考書でも開いてみたくなる。放置していた年賀状の整理をしたくなる。読めていない本を読みたくなってくる。
まあいいか、なにかのネタが見つかるかもしれない。手を動かしているうちにいろいろと思いつくかもしれないし。こうして自分に言い訳をしてしまえばあっという間である。こうして、午後の時間は資格の勉強にあてられた。
 
人は、締め切りが迫ると逃げ出したくなるものなのだ。
締め切りを設定してしまえば、逆にこれまで面倒だったこと、必要でなかったことを、無性にやりたくなってくるものなのである
ライティングゼミで無理やり締め切りを設定してしまうという方法は、荒療治ではあるが、私の「やりたいことリスト」一掃に、大変な力を発揮した。
 
ところで、肝心のライティング力はどうなの? というと、当然まだまだ結果が出る段階ではない。たった数日課題を提出しただけで、講義もすべて受けておらず、そもそも集中コースの課題提出を達成できるかもわからない。
 
きっと明日も私は考える。真っ白な画面の前で、煮詰まってしまった頭の中で。そうだ、課題より先に、仕事のプレゼン資料を作っておかないと。
果たして9日間の課題提出はできるのか。そして、やりたいことリストは達成できるのか。これからも、課題を達成させたいという思いと、締め切りから逃げ出したくなる気持ちを、バランスをとっていかなければならないのだ。
 
 
 
 
***

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2021-05-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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