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英語力アップの秘密は身近なアレに!

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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:池田哲平(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
「なんか沢山ありすぎて何から始めたら分からないんです」
海外赴任前のビジネスパーソンが聞いてきた。確かにアマゾンで検索すると30万以上の検索結果がでてくる。「羨ましい」と思った。私は貧しくNHKラジオの学習が唯一の選択肢だったからだ。ただ、苦しい気持ちも分かる。それだけ多くの選択肢の中で自分の目的とレベルに合った書籍や勉強法を選ぶのは至難の業だろう。
だからだろう、誰にでも聞きたい気持ちはよく分かる。
英語ができると噂される友人や知人。
海外駐在留学経験者。
英語の成績が良い家族。
さまざまな人に英語の勉強法を聞くことになる。
それが地獄への入り口とも知らずに。
それなりに英語を勉強して来た人は自分の学習法に自信があったりする。
受験に合格したり資格試験で英検2級なんて来たらなおさらだ。
「この教材が良いから買ってみたら」
「私はこう言った勉強法で勉強した」
など、様々なアドバイスがでてくるだろう。
偶然、質問者と学習法情報の提供者の英語レベルと目標が一致していると、その学習方法がピッタリ合い、英語が上達するということがあるから余計厄介だ。
「そうなのよ。Aちゃんに教えてもらったお陰で本当に上手くなったは」と後押しまで聞くと、「じゃあ、私もやってみようかしら」となる。
残念ながら、これは英語上達を宝くじに託すようなもの。上達は偶然に委ねてしまうのだ。
日本を含め中国でも英語難民は一杯いる。学校の英語の成績がよく一生懸命勉強して来た人に挫折者が沢山いるのだ。
先日もこんな事があった。
英語の読み書きはスムースにできている。Eメールでの書き方も丁寧だ。英語力に期待して面談に臨んだ。何を言っているか分からない。こちらの質問していることに黙っている。One more pleaseと言ったかと思うとしかっめ面で答えに窮している。One more pleaseのニュアンスは「もう一つくれ」見たいな感じだから、こちらから Would you repeat again?(もう一度言っていただけませんか)と表現を教えても、その表現すら分からないのだ。
そうなのだ。英語検定試験の点数が高くても学歴が高くても、リアルな現場になると英語が「聞けない」「話せない」と言う人に出会う。
そんな状態が続いて悩みつづけているのだろう。
話を聞くと、過去1年間に購入した英語教材や学習法は多岐に渡っていた。
こういった英語難民になる原因の一つは自分の英語力の弱点部分を理解していないから起こる。読み書きができても聞けないのはゴルフ教本の知識はあるが、ゴルフクラブをふるとボールに当たらないことと似ている。
知識で分かっていても再現できないのだ。
英語の「聞くと話す能力」をアップするには本では役不足なのだ。
英語を英語独自の音で理解し、英語の音をだせるように筋肉を鍛えなければいけない。
理論でなく、練習が必要なるのだ。そのためには英語を聞いた瞬間に日本語に翻訳したり、その発音をカタカナに変換したりするのを止めなければいけない。
私も何を隠そう苦労した。Americanをアメリカンと発音して理解されなかった。
なぜなら、Americanはアメリカンではないからだ。
英語には日本語にない母音やイントネーションが存在する。
単語Americanの発音を無理やりカタカナに変換すると、メリケン(メを強めに発音)と書いた方が近い。実験をするとわかる。アメリカンと言って通じることはない。
逆にメリケンと言った方が通じるのだ。
さらに、通じない原因の一つとして、音節問題もある。
日本語は必ず文字に母音が存在する。アメリカンと書くとわかるように音節は5つ。ところが英語だとAmericanは(ə-ˈmer-ə-kən)と4つの音節になる。()内はIPAという発音記号。
日本人がアメリカンと5音節で発音すると英語圏の人は5音節単語の中から言葉を探す。英語では4音節なので彼らの記憶の中にはない。だから見つからない。それで理解できないということが起きるのだ。
日本人が英語を聞く場合もこの問題は起きる。英語圏の発音を聞くと日本語にはない音やイントネーションなので、自分の解釈で補完する。多くの場合、音やイントネーションを学んでいないので、音から変換して正しいつづりにいきつくことはない。
結果、辞書を引くことができない。言葉が分からない。何を言っているか分からない。結果、英語は難しいとなるのだ。
では、どうしたら聞こえるようになるのか、朗報がある。
その方法はもう既に科学的に証明されているのだ。皆さんに身近にできる方法を教える前に科学的に正しい発音練習を難しいが、丁寧に説明する。
我慢しながら確認して欲しい。
1. 発音する
2. 正しい音で発音されているか理解できるかフィードバックを受ける。
3. 通じなかったら口の形を変える。
(通じたらそのままで発音し続ける)
4. 正しく発音で通じるまで1から3のステップを継続する。
これが正しい発音矯正方法だ。
では、さっそく「簡単にそれができるの?」という方法を紹介する。
スマートフォンの英語音声入力だ。
簡単である。
指で入力を止めて、音声入力に切り替えよう。
マイクのボタンを押して発音してみよう。
正しく発音できたら、英語の単語が画面に表示される。
この方法を地道に継続するだけでも発音はかなり上手くなる。
私が英語の勉強に迷っていた時代と比較するとドンドン学びやすい環境ができあがっている。
さらなる朗報もある。日常英会話の8割で使われているのは3000単語。中学や高校で勉強する単語は7000単語8000単語と言われている。そう発音とリスニング(レスニング)を鍛えればかなりの確率で英語を使えるようになるのだ。
是非、スマートフォンを音声入力にして英語力アップに活用して欲しい。
 
 
 
 
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2021-05-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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