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女子力はすべての人を楽しくする


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:内藤睦(ライティング・ゼミ書塾)
 
 
子どもの頃から、女子力と真逆のところにいる。
 
憧れたプリンセスと言えば「風の谷のナウシカ」。お王子様の力で幸せになるシンデレラや眠り姫などと違い、メーヴェを乗りこなして自ら動き、皆が幸せになる道を自分で探し、周囲を導き、自分の信じる道を進む。
「うる星やつら」の男勝りなキャラクター「弁天」や男装の美少女「竜之介」も好きで、「男勝り」に憧れていた。
「彼女たちのように、男の人に負けない力を持ち、自分の力で進む女性になりたい。いや、男に生まれてもよかった」と思ったものだ。
 
幸い、母親や家族から「女の子らしくしなさい」と厳しく言われるようなことはなく、けっこう好きなようにさせてもらった。
そのため、子どもの頃から何でも自分でできるようになりたくて、一人で黙々とわき目もふらずに何かをしていた。本をたくさん読んだし、絵もたくさん描いた。小学校低学年の頃は男子に負けたくなくてケンカしていた。勉強もして算数も理科も得意になった。
負けず嫌いで、いつも勝負に勝つために、能力を高めるために、何かを努力してきた。
 
成長するにつれ、努力しても出来ないことがたくさん出てきて、価値観を変える必要が出てきた時に、自分に女子力がないことを自覚した。男性に負けたくない気持ちが強く、男性の目にどう映るか考えて振る舞うことなんてなかった。「さすがにこれはまずい」と思ったものの、どうすればいいかわからなかった。
 
ファッションも可愛いものは選べない。口調はキッパリしていてキツめで、可愛く話しかけるなんてできない。気配りも苦手だった。男性受けする、という視点はほぼ皆無だったので、可愛くアピールするなんてとてもじゃないができなかった。
女子トークも苦手だった。気がついたら、学校も職場も、女子ばかりにならないところを選んでいた。
うまく周りの人とよい関係を築いていろんなことを教えてもらって、可愛がってもらっている女性に嫉妬を感じたりした。
 
そんな私に、アラフォーの5年前、娘が生まれた。
娘は誰に似たのか、女子力の塊だった。
物心ついた時からピンクが好き。声は可愛いし、おしゃべりの内容も些細なことから人の気持ちに寄り添うことまで、何を話しても可愛い。
好きなプリンセスはアリエルやディズニーの可憐なプリンセス達。
長い髪の毛にこだわる。他の女の子の髪の毛をいじったり結んだりしたがる。
 
そして彼女にとって重要なのは「人といかに一緒にいるか」。
絵本は「読んで」。ブランコは「隣りに乗って」。
私にとって驚愕だったのは、塗り絵を「一緒に塗ろう」と言ってきたことだ。
私にとっての塗り絵は、塗っている女の子のできあがりを想像しながら一人で黙々、せっせと色鉛筆で塗って仕上げるもの。
ところが彼女は「私、このお花のこの花びら塗るね。お母さんは隣りの花びら塗ってね」と共同作業にする。そしてそれが終わったら「次はどこを塗りたい? 」と言う。完成したら「綺麗にできたね! 」と満面の笑顔で微笑みかける。
 
なんて、なんて、違うんだ!
なんて、なんて、可愛いんだ!!
トンビがタカを産んでしまった。
一緒にいたがって面倒くさい時はたまにあるものの、その可愛さに惚れてしまった。
 
そして、それまで女子力のある人にどちらかといえば嫉妬やコンプレックスがあってなかなか近づけなかった私が、そんな娘の女子力にあてられて、気づいたことがある。
 
女子力=モテ力と解釈されることも多いが、女子力とは「周りと一緒に今を楽しむ力」なのではないだろうか。
おしゃれをし、身だしなみをきちんとしているのは、周りにちゃんと見られることはもちろん、そうしていることが本人も楽しいのだ。服装を選んだり、きちんとメイクをしたり、爪をキレイにしたりといったおしゃれをすることで他人からの好感を上げるのも楽しいだろうが、おしゃれをすることそのものが楽しいのだ。
笑顔で気配りができるのは、そうすることで周りが楽しくれれば、自分も楽しいからだ。自分に好感を持ってくれればなお嬉しいだろう。
 
私に女子力がなかったのは、男勝りに憧れていたこともあるが、いつも何かを努力してきたため、その場を楽しむことができていなかったからではないだろうか。
将来役立つ知識を得るために黙々と本を読んでいた。自分の能力を高めるために、一人で黙々とわき目もふらずに努力する間、一人でいても全然平気だった。
いろんなスキルを伸ばすことができて、それはそれでよいこともあったが、今となっては「その時を、その場にいる人と一緒に楽しむ」ということを重視していなかったと思う。
 
もちろん、「今その時」以外の未来のために何かをするという視点も大切だと思うが、
そればかりだと今が十分楽しめていないのかもしれない。今を楽しむ力も絶対に必要である。そして今を楽しむためには、今周りにいる人も巻き込むのが一番。
そう考えると、女子力の大切さがわかる。
 
だから、男性だって女子力は役立つ。
「仕事しているから、家では家族サービスせずに自分の好きなことをしながらゴロゴロして過ごす」というのは、「自分が楽しむ」という視点はあるが、周りの人と一緒に楽しむという視点が欠けていないだろうか。
そこに女子力で「周りの人と一緒に楽しむ」という視点を持てば、家族と一緒に出掛けたり家事をしたりする、という「家族と一緒に楽しむ」行動をして、周りを楽しませ、結果、ゴロゴロするよりは肉体的に休まらないかもしれないが、精神的には楽しく安らげる可能性が高まるのではないだろうか。
夫婦二人きりの時に、会話せずに、別々にお互いのやりたいことをして過ごすよりも、その場でおしゃべりを楽しんだり共通のことをしたりしようとするのは「今その時をより楽しむ」ということではないだろうか。
退職後のおじいさんが、ジョギングを始めたり、趣味の同好会に入ったりするのも、過去の立場にとらわれず「今その時を楽しむ」ことだ。
 
そう考えたら、女子力が高ければ、孤独を感じることも減るし、笑顔も増えそうだし、新しいことが多くてワクワクすることが増えるだろう。女子力って万能じゃない?
娘のお陰で、私は目からウロコである。
 
目下、彼女はスクスクと育っている。
もう少し物心がついたら、多分女子同士、私が母親に遠慮がなかったように、彼女も私に遠慮なく物申すようになるだろう。
私にはわからない感性を持つが故、彼女の気持ちがわからなくなることもあるだろう。
でも、私は彼女の可愛さを大事にして、彼女の女子力を大切にして、育てようと思う。
そして彼女に楽しくさせていただいている分、私も周囲に対して女子力をいくばくかでも発揮できるようになりたいと思う。
 
 
 
 
***

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2021-05-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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