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メディアグランプリ

Apple信者への軌跡


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:小林優也(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
子供の頃、りんご病だとからかわれていたことがある。りんご病とは子供がかかることが多い感染症のひとつで、大人でもかかる可能性がある。感染すると頬に赤い発疹紅斑が出来ることでリンゴのように赤くなることからその様な名前が付いている。
 
僕は小学校3年生くらいから地域の軟式野球チームに入って、毎週末に練習をしていた。
当時の僕はかなり太っていて走ることは大の苦手、体力も無く運動神経もからっきしダメだった。
走ると直ぐに息が上がり、直ぐに顔が紅潮してくる。その様子を見たチームメイトが僕のことをリンゴ病だとからかった。その当時はりんご病が何なのかよく知らなかったので余り気にはしていなかったが、からかわれていることは分かったので余り良い気分では無かった。
 
大人になるまでのりんごにまつわるエピソードなんてこんな程度のもので取り立てて話すことなど特になかった。しかし、今の僕に取ってりんごは無くてはならない物になっている。
その転機がおとずれたのは2019年11月から2020年6月までの約7ヶ月間のフィリピンでの語学留学中のことだ。滞在していたのは日本人オーナーがマニラのケソンシティで経営しているローカルの語学学校だ。大きな一軒家を改装して居住区と勉強部屋を分けるように改装が施されていた。改装といっても日曜大工の沿線上のようなクオリティである。
 
その学校では朝昼晩と3食しっかりとハウスキーパー(家政婦)さんがご飯を用意してくれる。味も日本人の味覚に合わせてありけっこう美味しい。しかも、毎回ビュッフェ形式で自分が好きなだけ食べることが出来る。実は初めの3カ月はなにも考えずにお腹いっぱい3食がっつりご飯を食べていた。1日中勉強ばかりしていた自分にとって一番の楽しみがご飯だったのだ。しかし、勉強ばかりでほとんど運動していなかったせいか、3ヶ月であっという間に5キロ以上太ってしまった。
 
しかもそのタイミングでコロナウィルスによるロックダウンが発生してしまい、外出することが出来なくなってしまった。お腹周りがかなりポヨポヨしてきていたのが気になっていたので、このまま運動もせず同じような食生活を続けていたらデブまっしぐらだと焦った僕はダイエットをすることを決意した。しかし、集中力を保って勉強を行う為には食事はとても大切だ。
 
そこでロックダウン中でも近くのローカルのマーケットで手に入れることができるりんごを使ってダイエットをすることにした。マーケットにはリンゴ以外にもオレンジやパイナップル、マンゴーやブドウなど様々なフルーツが売られていた。その中で何故リンゴを選んだのかというとリンゴがかなりリーズナブルで、歯ごたえがあり、お腹が膨れそうだったからだ。
因みにリンゴは大きさやクオリティによって値段が分かっていた。1番小さく長径まだ10cmくらいの若いりんごは1つ10ペソ(約22円)で売られていた。
そのりんごをマーケットで大量に買って朝と夜にお腹いっぱい食べるのだ。小さいリンゴでも大体2〜3個食べればお腹が膨れる。少し小腹が減ったときでもりんごの自然な甘さのおかげで砂糖を使ったお菓子を食べるのを極力減らすことができた。
 
因みにりんごのカロリーは1個(250g)あたり約135kcalで、お茶碗1杯(約150g)の白米のカロリーは約240kcal、6枚切りの食パン1枚(約60g)のカロリーは約160kcalなので、重量に対して低カロリーだ。食物繊維も豊富で腸の中をキレイにしてくれる働きもする。
また、リンゴの皮にはポリフェノールがたくさん含まれていており、強い抗酸化作用によって、体内の活性酸素を除去して血流を改善したり、美白効果があると言われている。
 
『1日1個のりんごを食べていれば医者にかからなくて済む』なんていうことわざがあるくらい昔からりんごのすごさは語り継がれているくらいである。
 
僕はこのリンゴダイエットを3ヶ月ほどした結果、ほとんど運動すること無く、さらには空腹で辛い思いをすること無く6kgの減量に成功した。それだけで無く、肌艶や体調も良くなり、とても健康になったのだ。
 
今は朝夜のご飯をすべてりんごにしている訳ではないが、朝ご飯の代わりにりんごを食べたり、お腹が減ったときのおやつ代わりにりんごを食べるようにしたりと日本に帰ってきても1日一個以上はりんごを食べるようにしている。
 
僕のおすすめの品種はふじりんごだ。甘くてシャキシャキとした歯ごたえがあり、とてもみずみずしい。喉が渇いたときにかじりつくと果汁が滴って喉を心地よく潤してくれる。因みにりんごは皮ごと食べることをおすすめする。皮にたくさん栄養が詰まっているからだ。
 
僕の人生にとってりんごは無くてはならないものになっている。
 
りんごは健康にも美容にも打ってつけの食べ物だ。もし、ダイエットや美容などに悩みを持たれているのであれば1日1個のりんごを食べる習慣を始めてみてはどうだろうか?
美味しいものを食べることを続けるのは簡単だ。
 
因みに全く関係のないことだが、僕はスマホもパソコンもタブレットも腕時計もApple製を愛用している。
 
そう考えてみると僕は根っからのApple信者なのかもしれない。
 
 
 
 
***

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2021-05-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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