人見知りで内気な私が手品を趣味にすることで得られたもの
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記事:ちゃそ(ライティング・ゼミ日曜コース)
「趣味で手品をやっています」
これは私が自己紹介する時、ほぼ必ず言う台詞である。私は大学の頃から手品を趣味にしており、社会人5年目の今でも続けている。仕事から早く帰れた日や休みの日には、手を動かして練習したり、手品関連の書籍を読んでいる。私はテーブルマジックと呼ばれる、目の前で見せる手品が得意である。会社の飲み会などの余興で演じることが多いため、会社の人からは「手品の人」で覚えてもらっている。よくやるのはお客さんが選んだトランプを束の真ん中あたりに戻すが、一番上に上がってくるという比較的有名な手品をやる。このような手品のおかげで今では部長クラスの人に顔を覚えてもらっている。
手品が趣味というと、大体「もてるでしょ?」と言われる。実際のところどうかというと、そんなに人生甘くはない。女性に手品を演じて「すごーい」とか「なんでー!?」などの歓声や悲鳴は何度も聞いたことはある。ただ、残念ながら連絡先は一度も受け取ったことはない。
ただ、約10年ほど手品を趣味にしてきた私は1つ思うことがある。それは、内気な人ほど手品をやるべきである。なぜなら、手品は適切に使えば他人とのコミュニケーションを円滑にしてくれるし、人前に立つ度胸をつけることができるためである。これは人見知りで内気な私が実際に手品を趣味にすることで退官したことである。このように思った2つの理由を今から話してみたいと思う。
1つ目は顔と名前(あと、手品ができること)をすぐに覚えてもらえるからである。私は日本では珍しい苗字であるため、初めて会う人でも顔と名前をわりと覚えてもらえる方ではある。ここに手品が趣味である情報が加わるとどうなるだろうか。
手品が趣味という人は少ないので珍しがられる。さらに、手品自体にも興味を持ってもらえることが多い。すると、私の場合、「珍しい苗字」と「手品」という2つの点が相手の印象に残る。この印象が、他人の記憶から忘れずに留まるためのフックのような役割をしている。このフックがあることで、「〇〇さんといえば△△」と関連付けられるので相手に覚えてもらいやすい。
実際、会社の入社式で私は友達ができるかとても不安だったが、自己紹介をした後、何人か話しかけてもらえたし、会話もすることができた。そしてちゃんと友達もできたので手品をやっててよかったと思う。
2つ目は人前で何かをすることにそれほど恐れなくなったことである。私は内気なので基本的に人前に立つのは嫌である。仕事では上司に対してプレゼンテーションなどをする機会ができるだけない方がうれしいと思う程である。
手品を初めて演じた時も、手がとても震えてしまい、自分でも何を話しているのかわからなかった記憶がある。しかし、手品を演じるということは、人前で不思議なことを見せるということである。そのため、嫌でも人前に立って、話す必要がある。
そこで、人前に立つことを克服する努力をした。お客さんが目の前にいることを想定して、話しかけながら手を動かす練習を繰り返すのである。慣れてきたら同じ手品サークルの人に見てもらって、感想をもらい再度練習をする。そして本番である大学祭で、ブースに来ていただいた方々に手品を演じ続けた。この練習のおかげで本番では大きな緊張はすることなく、たくさんのお客さんに手品を演じることができ、楽しんでもらうことができた。
すると、いつの間にか人前に立つことに徐々に慣れてきた。今では人から注目を浴びても緊張せずに話すことができる。
以上が、内気な人ほど手品をやるべきと私が思うである。内気だったり人見知りな自分を変えたいと思う人や、人前に立つと緊張しすぎて話すことができないという人には是非手品を趣味にして克服していくことをおすすめしたい。
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