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令和のキャリアに広告営業を勧める理由


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記事:長島啓太(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
広告営業の仕事は華やかな印象を持たれることも多いが、地味な仕事も多い。そして、転職率も高いと言われており、入れ替わりが激しい業界である。では、広告営業の仕事は避けるべきなのだろうか。
 
結論、広告営業の仕事は避けるべきどころか、令和を生き抜くにあたり大きなメリットを得られる職種であると考えている。私自身、広告代理店に勤めていたこともあるので、そこでの経験を踏まえてそのメリットを解説していきたい。
 
広告営業の仕事が令和を生きるのにもたらすメリットは、大きく三つある。まず一つ目は、WEB領域を中心に広告業界が今もなお成長産業と呼ばれる領域にあるからだ。基本的にはお金や仕事は、需要があるところに集まると言っても過言ではない。スマホ利用者の増加から、以前よりWEB広告領域は市場として伸びている。市場が伸びている領域は、いろいろな業界で需要が発生する。業界によってはWEB広告の取り組みが進んでいる業界もあるが、一部の業界ではWEB広告領域を満足に取り入れられてない業界もある。今後もしばらく需要がなくならないことが想定できるので、仕事がなくなりにくい業界に身を置くことができる点はメリットだ。
 
二つ目は経験を基に選択肢が広がりやすいことだ。いろいろな業界に需要が生まれるという事は、仕事も生まれやすいということだ。広告代理店の広告営業としての経験を積むことで、同業はもちろん、事業会社の広告担当や、別業界の営業職への転職も考える事ができる。実際に私が勤めていた会社の同期は、広告営業から事業会社の広告担当という職種に転職を果たしている。また、私自身も営業の経験はないが、広告代理店の企画職から事業会社のマーケティング担当という職種へ転職を果たしている。
 
事業会社に転職して感じた事の一つとして、広告の中でも特にWEB広告領域においては、専門職といっても過言ではないほど、経験のある人が少ないことも多い事だ。各会社に広告担当、マーケティング担当という職種の人はいると思うが、その職種の人がWEB広告の仕組みを理解しているかというそうとは言い切れない。広告業界では当たり前の事でも、経験がない人からすると当たり前ではないという事も多い。
 
もちろん、これは広告の領域に限らず、どこの領域でも言えることだ。しかし、例えば不動産業界で得た専門知識が、ファッション業界での仕事に直接生かせるかというそうとは言えないはずだ。業界においては別の業界で身に付けた知識が全く生かせないことも多い中で、WEB広告領域は業界が違ったとしても、仕組みが一緒なので経験を生かすことができる。もちろん、業界により成功事例などは違うが、これまでの経験がダイレクトに生かせるのは非常に大きいメリットだ。
 
3つ目は営業スキルをより突き詰めるチャンスがあるということだ。広告代理店の営業の場合、仕事の難しさの一つとして挙げられるのが、差別化を図りにくいことだ。どこの代理店も売る商材は基本的に一緒なので、差別化を図るポイントは、主に値引きや実績、人柄などで決まることがある。同じ商品を他社が売るからこそ、自社を選んでもらう理由作りや接し方などが営業マンの腕の見せ所だ。このあたりのスキルは、他の業界に転職して売る商材が変わっても必ず生かされるスキルであると考えられる。
 
当然良い事ばかりではない。広告業界は平均勤続年数が短く、定着率が低いことが課題だ。会社に求めることは人それぞれとはいえ、長く働けるかどうかという点では、懸念が残る。しかし、令和において一つの会社で長く働くメリットはなんだろうか。これまでは安定した給料や退職後の年金が主に理由として挙げられていたが、これらは今後保証されるものではなくなってくる。結果、転職経験がある人も増えて、会社が選ぶ立場だったこれまでとは違い、会社も選ばれる立場になってきている。コロナ禍においても、働き方が問われる中で今後を生き抜くためには、多くの選択肢を持つことが必要だ。具体的には、会社を選ぶスキル、多くの会社から選ばれるスキルが求められる。その点で、広告営業の仕事というのは、業界、職種、将来性とどの点を取っても、令和において優位に働くはずである。もちろん、なりたいと思ったら誰でもなれる職種かというと、そうではない。確かに成長産業なりの苦労は多いと言えるかもしれないが、先を見据えた時に、選択肢を増やしやすいという点では魅力的な選択肢であると私は考えている。
 
「広告営業を制することで、転職を制す」と言っては大げさかもしれないが、広告営業という仕事には、大きなやりがいとメリットが詰まっている。私自身、広告業界に勤めていたこともあり、営業ではなくてもこの業界で働くことのメリットを、身をもって実感することができた。広告営業の仕事に興味がある人や、先々いろいろな転職の選択肢を持っておきたいと考える人には、ぜひ、広告営業という仕事を選択肢の一つとして考えてみてもらえると嬉しい。
 
 
 
 
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2021-06-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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