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メディアグランプリ

ノウハウよりも、大切なこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:道上大輔(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
週末の「湘南」は、多くの人で賑わいます。
快晴の日は、江ノ島から鎌倉の国道134号線はクルマで渋滞になります。渋滞のおかげで、ゆっくりと海を見られます。サザンオールスターズの曲などを流しながら海を見たりすると、より気分が盛り上がったりします。134号線ほど、渋滞がポジティブに感じられる道路もないかもしれません。
 
実は「湘南」という地名は、存在しません。
駅の名称で、「湘南江ノ島」や「湘南海岸公園」はあります。自動車ナンバーでの「湘南」もあります。しかし、住所が「湘南」の場所はなく、あくまでの地域で括られている呼び名になります。そのため、「湘南」という地域も地元民でも、意見が分かれます。
「平塚から鎌倉の海岸線が湘南」
「茅ヶ崎と藤沢だけが湘南だ」
「鎌倉は湘南ではないが、逗子は湘南」
など、きっちり決められていないこともあり、地元の人同士で呑んだりすると、地域の線引きで軽く議論が白熱したりします。
 
藤沢生まれ藤沢育ちの地元民でもあるボクも都合よく、「湘南」を使い分けていたりもします。
県外の人に住んでいる場所を聞かれるときは、「湘南」と言い、県内の人の場合は、「藤沢」と言い、市内の人には、「片瀬海岸」と答えています。
 
この曖昧な地域「湘南」は、メディアの力で、なんとなくクールな地域に押し上げられていった気がします。昭和のスター、石原裕次郎や加山雄三の映画の舞台として、「湘南」が登場し、サザンオールスターズの歌詞の中に登場する「湘南」で、ブランドが確立していきました。
 
そんな人が自然と集まってしまう「湘南」に、湘南天狼院があります。
片瀬江ノ島駅から歩いて、5、6分の場所で、江ノ島水族館の正面という好立地。
しかし、この周辺はいくつもお店が出店しては閉店することを繰り返す立地でもあります。2020年3月に近くのスターバックスも閉店しました。激戦区というよりは、季節によって、来訪者のバラつきが大きいと考えられます。天気の違い、夏と冬、休日と平日の来訪者の差異が大きいことから、計画した通りに利益をあげることが難しく、出店を維持するのが難しくなっているのかもしれません。さらにコロナ禍で、例年よりは観光客も減っている状況です。そんなタイミングでオープンです。
近所に住む者としては、ありがたいという気持ちで早速、湘南天狼院に向かいました。
店に入ると、入口付近は、その時々のテーマに合わせてレイアウトされた書店コーナーがあり、その奥がカフェになっています。蔦屋書店っぽく、MacBook持参で集中するには、いい感じのカフェだというのが最初の印象でした。ふとカフェのメニューを見ると、「元彼が好きだったバターチキンカレー」と不思議なタイトルがあります。
その横にたくさんチラシが積まれています。
「ライティンング・ゼミ」
「小説家養成ゼミ」
「超時間術ゼミ」
「天狼院フォト部ビギナーズ」
 
とりあえず、 「ライティンング・ゼミ」のチラシだけを手にとり、アイス・カフェラテを注文して、店内の席に着きます。チラシを読み込んでいると、店員さんが「今月いっぱいで使えるクーポンです」と、クーポンをテーブルに置いていきます。
 
コロナ禍が続き、仕事も全てオンラインだけで、完結できるようになりました。実際に直接会う人は、家族だけという状態が続き、このままで人として正しいのだろうかと不安に感じることが多くなっていた時期でもありました。湘南天狼院なら近所だし、ゼミに通うにも便利だから、申込んでみようかなと軽い気持ちで受講をすることに決めました。
 
後日、PayPalで入金手続きを済ませて、ゼミの開催を待ちました。
 
開催のお知らせのメールが届きます。
文面を見ると、コロナ禍のため、オンラインでの受講になるとの記載があります。
いきなり、人と会うことという期待が裏切られます。
 
入金も済ませたし、オンラインで自分自身も講義するケースもあるので、参考のために、とりあえず、1回だけは受講してみようという、ネガティブな想いで参加することにしました。
 
全く期待せずにYouTubeで、第1回の講義を見始めると、川代先生の熱量の高いABCユニットの解説が、いきなり刺さってきます。
 
細かい内容を確認せずに、ゼミに申し込んだこともあり、毎週2000文字の原稿を提出が必須であることに、愕然としました。
しかし、これも縁だろうと諦めて、毎週チャレンジしてみることにしました。
 
ボクは文章を書くことに苦手意識があります。毎週書いていけば、苦手意識が解消されるかもしれないと、期待をもっていました。今回の最終回まで毎週、チャレンジしましたが、苦手意識を払拭することはできませんでした。特に毎週何を書くかを決めることに悩みました。振り返ってみても、結果的に自分の経験してきたことしか、書けていません。
それでも締め切りがあるおかげで、提出だけはなんとか続けることができました。
 
ライティング・ゼミは、自分が勝手に描いた期待の逆へ逆へと、進むような体験でした。このどうにもならない感覚が、久々に心地よくもありました。
湘南という曖昧で、答えのない地域のように、ライティングゼミも、答えがないのかもしれません。教えてもらったノウハウよりも、自分自身で書き続けるということなのでしょう。
軽いノリで、参加したゼミでしたが、今後も毎週書き続ける覚悟をいただきました。
川代先生はじめ、天狼院のスタッフの方々、丁寧なフィードバックをいただき、ありがとうございました。
 
また、機会がありましたら、違うゼミにも参加させていただきます!
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2021-06-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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