「ラジオ英会話」中毒~生きた英会話でトラウマ脱却編~
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記事:青天目起江(ライティング・ゼミ超通信コース)
「さぁ、今日も頑張っていきましょう。一日一歩、月亭八方!」
寒いギャグなのだが、もはや中毒、これを毎朝楽しみに待っている。
「ラジオ英会話」を聴き続けて、英語を学ぶ楽しさを知った。
講師が大西泰斗先生になってから、より楽しんで学ぶことができている。
それはなぜか。
「ハートでつかめ! 英語の極意」と番組でうたっているように、
大西先生は、英語が持つ、言葉の生(なま)の感覚を大事にしているからだ。
学生の時に学んだ英語は、日本語の意味を教え、それを暗記するだけだった。
「ラジオ英会話」が始まる前には、中学生、高校生向けの「基礎英語」などの番組が放送されている。そこから聴いていると、自分が学生だった頃の内容よりも、聴く人が楽しんでもらえるような工夫がされている。これまで、異世界ものやAIロボットが活躍する物語で英語を学べたり、現在は、俳優の鈴木福君が、日本語を一切使わずに英語で話す、「中高生の基礎英語 in English」などもやっている。
楽しく聴けて、自分もこんな講座で学べたらよかったのに、と少し羨ましい。
大西先生が教える、英語の生の感覚とはどういうものか。
そこで、みなさんはgetをどう説明しますか。
何かをゲットする。生活の中でそのまま使っていますよね。
日本語に訳すと「手に入れる」。
大西先生のこう説明する。
『getのイメージには「動き」が含まれている』。
わかりやすく、haveと比較して考えてみると
例えば、What did you have for lunch?(昼食に何を食べましたか?)
・I had tuna sandwiches. ・I got tuna sandwiches.
hadには動きが感じられず「ツナサンドにしました(食べました)」。
gotを使うと「ツナサンドを買ってきました」。
getの「手に入れる」には動きが伴うんだそうです。
そういえば、顧客の心をゲットするなど、getには、手に入れるための
「準備の行動」のニュアンスが感じられる。
こんな風に、大西先生の教える英語は、日本語を丸暗記するのではなく、
言語学を学んでいるような、英単語一つ一つが持つ、本来の感覚を感じることができる。それがとても生きいきして楽しいのだ。
言語というのは、人が持つ最も簡単な、自分の意思を伝える、情報伝達の手段だ。しかし、言語を学ぶということは、意味を丸暗記すればいいというわけではなく、その言葉の持っている文化、人々の心を学ぶことだと、私は思う。
学生のとき英語を学んでいて、何が嫌だったか。それは、
日本語には、似たような意味の言葉でも、思う、感じる、悩む、慮るなど、
ニュアンスが一つ一つ違うのが面白いと感じていた。
対して英語は、単語の意味や英文法も丸暗記するだけ。
欧米の人々がどうしてその言葉を選んで使うのか、文法に隠れている
ネイティブスピーカーの息吹など感じられず、つまらなかった。
こういった誤解は、誤った国際理解にもつながるのではないか。
「英語なんて好きじゃない」と思って、世界のニュースを知るよりも
「英語も面白い」と思って、様々なことを知る方が、
自分の可能性も狭めなくて済む。
大西先生は、英語の生の感覚を教えてくれるので、人々の文化、息吹が感じられて、勉強になる。15分の講座で英語だけでなく、言語学や、国際理解も深めることができるので、とても「お得」なのだ。
では、ネイティブスピーカーが何を重視して話しているかというと、
「一番伝えたいことを先に言う」だ。
それは、文の構造にも出ている。英語は論理的なのだ。
そして日本人が英語を苦手に感じてしまうのは、日本語と英語の文の構造を理解していないことにも気づかされた。
例えば、「私は宇宙飛行士になりたい女の子を知っています」という文章。
I know a girl who wants to became an astronaut. となる。
日本語では、どういう女の子かを説明する、説明語句が先に来るのに対して、
英語は、私は女の子を知っています、と一番伝えたい言葉が先に来て、説明は後から来る。大西先生はこれを「説明ルール」と言っている。
先生は、日本人は英語を苦手とするのは、文の構造の違いを意識していないからだ、と指摘する。
私が、この指摘を聴いてから、英文を作るときは、「まずは一番大事なことを」と意識するようになった。
「ラジオ英会話」を聴いて6年、大西先生の講座になってから4年目になろうとしている。楽しく英語を学ぶことができている。
しかし、その結果が伴っているかと考えると、わからないというのが正直なところだ。
なぜなら、受験英語のトラウマで、英検もTOEICもこの6年間で、テストを受けたことがないからである。自分の能力を知るのが怖い。
でも、テストを設けるからこそ、やる気も出てくるし、実力を知るからこそ、伸びるのではないか、と思う。
テストを受けてみよう。楽しく英会話を学び続けてきた今、英語圏の人々のように、論理的に考え、自分にとって「一番大事なこと」をしようと決意した。
***
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