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天狼院魔法学校へようこそ


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:Ruka(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
天狼院ライティングゼミ。
それは、Facebookで友人がいいねをしていて見つけた。
天狼院。嫌な名前だ。それは、私が不採用になった職場だったからだ。
 
本が好きだから、本屋さんで働きたいと思っていた私は、いくつかの本屋さんに応募した。
そのうちの一つが、天狼院書店である。
 
応募をして、何も調べずに面接に行った私は、まず驚いた。
一般の人がイメージするような紀伊国屋書店や三省堂に比べて、圧倒的に本が少なかったからだ。本が好きな私は、当然のことながら面接で伝えた。本が好きだから、書店に来た人が求めている本をおすすめするレファレンスや、きれいに本を並べたり、ポップをすくりたいですと。
 
そこで言われたことは、うちは普通の本屋さんとは違うということ。仕事内容は、併設されてるカフェの仕事が8割ということだった。
それを伝えられた時点で、私は確信していた。ああ、落ちたなと。
 
案の状、私は不採用となった。
不採用通知を見て、思った。天狼院書店は書店ではなく、スターバックスなのだと。
あそこは、今どきの若者がMacbookを開いて、インスタ映えをする場所だと。
そこから、その書店には一度も足を運ばず、他の本屋さんへ通っていた。
情けないぐらいの負け惜しみだ。
 
そこから、半年程立ってライティングゼミの広告を見たのだ。
内容は面白そうだが、天狼院書店か。
心に広がるのは、不採用をくらった苦い思い出と天狼院書店への食わず嫌い。
それでもそれ以上に心に刺さってしまったのだ。
「人生を変えるライティング教室」という見出しが。
「実はライティングさえ身につければ、人生が広がる可能性があります」という言葉が。
 
本が好きな人にとっては、分かり切っていることだろう。
ライティングが人生を変えるだなんて。
それでも、これ以上に心を揺さぶる言葉はないのではないだろうか。
 
本はそして言葉は、魔法だ。
だって、人の人生を否が応でも広げてしまうのだから。
 
嵐の中、大海原を冒険することだって、
パラレルワールドへ行くことだって、時代をまたぐことだって出来てしまう。
 
身を焦がすような大恋愛だって、世界を救う英雄にだってなれる。
 
自分がこの世界では、体験できないようなことが本を読むだけでいとも簡単に出来てしまう。
 
多くの本好きは、この魔法の虜になっているだろう。
そして、心のどこかに燻ぶりが生まれるだろう。
 
自分も誰かの心を揺さぶるような文章が書けるようになれたらと。
そんなことを願っては、打ち消すのではないだろうか。
 
自分には出来ないと。自分にはそんな才能はないと。
だって、たくさんの素晴らしい文章を読んでしまっているのだから。
 
本好きは、太陽に向かって飛んでいくイカロスかもしれない。
自分が好きな本を読めば読むほど、自分が文章を書いてみたいと希望を自ら失ってしまうから。
 
それでも、私の翼は幸運なことに僅かながら残っていたようだ。
 
ライティング教室の広告を見てから、それが頭から離れない。
ふとした瞬間に申し込み締め切りを思い出す。
講座費用の捻出を考えている。
 
そうこうしている間にどんどん日が立ち、初回講座当日となった。
まだ直前の応募は受け付けている。
確認してしまっている自分がいる。
 
ああ、どうしようか。
自分の中で答えは決まっていた。
 
受講しよう。
 
だって、私はすでに本という言葉という魔法に魅了されてしまっているのだから。
この永久魔法から逃れる術はないかもしれない。
否、探そうとも思わない。
 
こんなにも素敵な魔法の前で、私が天狼院書店の不採用を受けたことなんて
もはやどうでも良かった。
 
私も出来ることならば、魔法使いになりたい。
その想いが、私をライティングゼミという名の魔法学校への入学を決めたのだった。
 
魔法学校で私を待ち受けているのは、
4か月にわたる講座と16回の課題提出。
 
第1回課題に取り組んでいるが、想像以上に魔法を使うことは難しい。
さすが、魔法学校だ。
 
それでも、魔法使いになるために
悩むことが考えることがこんなにも楽しいだなんて思わなかった。
 
楽しいのは、最初だけかもしれないけれど。
それでも、魔法使いになるためならばどんなことも楽しんでいきたいと思う。
 
可愛いけれど手厳しい先生。
思いのほか厳しい課題。
各週の受講。
切磋琢磨する仲間たち。
 
天狼院魔法学校一年生の始まりは、
まるでもう2度と戻ってこないと思っていた青春の再来だった。
 
課題に取り組んでいると思い出す。
入学初日、期待と不安に胸を躍らせていあの頃を。
課題に追われていた、夏休みを。
テストが終わって、部活の仲間たちと笑いあっていたあの時間を。
 
いくつになっても、
青春を過ごすことは、
自分の夢に向かって一歩踏み出すことは、
自分の可能性を信じることは、可能だと知った。
 
大人になると、イカロスになってしまう人は多いと思う。
社会という太陽に自分の翼を燃やされ、飛ぶことが出来なくってしまう。
 
それでも、まだ少しでも翼が残っているならば、諦めないでほしいと思う。
 
自分を信じるということは、簡単なことではないだろう。
それでも、この世界には案外たくさんのチャンスが転がっている。
一歩、踏み出すかどうかは自分次第だ。
 
もし、少しでも人生を変えたいと思うならば、
天狼院魔法学校へようこそ。
 
 
 
***
 
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2021-06-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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