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「もう沈黙は怖くない」 会話を途切らさない必勝ワークとは

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:射手座右聴き(ライティング・ゼミ超通信コース)
 
 
「あー、この沈黙、どうしたらいいんだろう」
会話が続かないことで悩んだことはありませんか。
 
「最近、話題観た映画の話でもしようかな」
「自分の中で鉄板の面白い話をしようかな」
「それとも、最近のスキャンダルの話でもしようか」
「いやいや、ここは蘊蓄をひとつ」
 
あの手この手でなんとか会話が盛り上がらないかと考えます。
自分が「いける」 と思った話題を繰り出す羽目になります。
 
でも、それがウケるとは限りません。
そう。多くの人は芸人ではありません。
たくさんの話題に精通した林先生のような方、というのも
多数派ではないでしょうか。
 
仕方なく多くの人は、あるものを探しにかかります。
 
そう。「共通の話題」 です。
 
これがあれば、いいかもしれませんが、
ない場合はもうお手上げ、と思ってしまいます。
 
ところが、です。
面白く話ができなくても、知識が豊富でなくても
話を盛り上げる方法があるんです。
 
それは、たったひとつ。とても、簡単です。
 
相手に話してもらうこと、です。
 
ただ話してもらうのではありません。
 
あなたにも役割があります。
 
「相手がもっともっと話したくなるように、質問する」
なのです。
 
一体、何を質問すればいいんだよ。と思うかもしれません。
 
そこで、ひとつ。
 
会話を途切らさないためのワークがあるんです。
これを練習すれば、もう沈黙は怖くありません。
 
次の文章に対して、思い浮かぶ限りの質問を作ってみてください。
 
「今朝、一杯水を飲みました」
 
この一言に対して、質問をたくさんつくってみてください。
 
会話が途切れやすい、という方は質問が作りにくいかもしれません。
こんな他愛ない一言から、何を聞けばいいっていうんだ、
と思うかもしれません。
 
まあまあそう言わずに。
では、私が思い浮かべる質問を、いくつか書いてみます。
 
「毎朝、水を飲むんですか」
ここからルーティーンの話が聞けるかもしれません。
普段は、お茶なのに、というようなイレギュラーな話かもしれません。
 
「どんな水を飲んだんですか」
実は軟水とか硬水とか、気を使っている人かもしれないですね。
 
「起きてすぐ、水を飲むんですか」
朝、どんなことをしていたのか、忙しかったのか、ゆっくり過ごせたのか
などが聞けるかもしれませんね。
 
「水を飲むことって、○○さんの中で、どんな意味があるんですか」
何か体のスイッチを入れる、みたいな話がでてくるかもしれません。
 
「水だけ飲んだんですか。ほかに何か食べたりしましたか」
少し話はそれるけど、こんな聞き方だって、会話は続きますね。
 
「水以外に、朝飲むものはありますか」
だっていいです。
 
これのどれかひとつで、盛り上がれば最高ですし
仮に相手の反応が悪くても、二の矢三の矢がつげるわけです。
 
5W1H的なことからだって、会話はつながりますね。
 
「何時に水を飲んだんですか」 朝、といっても超早起きなのかも。
 
「どこで水を飲んだんですか」 家の間取りの話になるかもしれません。
 
「誰と水を飲んだんですか」 ご家族の話は、好む人もいますよね。
 
「どんなコップで水を飲んだんですか」
コップのデザインの話だって人によっては盛り上がります。
 
「なぜ、水を飲んだんですか」   散歩にいった帰りかもしれませんし。
 
「どうやって水を飲んだんですか」 手ですくったのかも。
 
「どのくらい水を飲んだんですか」 1リットルも飲んだのかも。
 
このように、他愛ない会話にも、話題が隠れているかもしれないんです。
 
この方法は、私が独自に開発したものではありません。
 
カウンセラーとして、
相談者の話に興味をもつためのトレーニング方法なのです。
 
カウンセラーは、相談者にどんどん話してもらわなければなりません。
 
悩みについて、迷いについて、よりたくさん話してもらうために。
 
相談者のわずかな言葉からも、その言葉に隠れた想いやこだわり、行動などを
 
さらに語ってもらえるように、質問していくのです。
 
そのためのワークが「一杯の水ワーク」。
 
これは、カウンセリングに使えるだけではありません。
 
日常会話につまったとき、このワークを思い出してください。
 
ちっちゃなちっちゃな会話にも、もっともっと広げる糸口はあります。
 
すくなくとも、この記事に私は、13個の質問を書きました。
 
つまり、あなたは、どんな会話に対しても、13個の質問ができますよね。
 
主語、述語を少し変えれば、できるはずです。
 
いや、実はもう2つあります。
 
「水を飲んだら、どんな気持ちになりますか」
 
相手の気持ちに触れる時、もっともっと話したくなるはずです。
 
そして、もうひとつ。
 
「いままで、水を飲んで、美味しい、と思った時のことを教えてください」
 
相手にとって、嬉しかったはずの体験を聞くのです。
 
ここまで聞けば、お相手は、聞いてもらった、ではなくて、聴いてもらったと
感じるはずです。
 
なぜなら、他愛ない一言から、たくさんの質問を受けて
自分のことにたくさん気づいたことがあるはずなのです。
 
そういえば、毎朝、水を飲んでるな、とか、
水を飲むと生き返るような気持ちになるんだな、とか。
 
朝の水って、自分にとって、気持ちのエネルギーだったんだな、なんて
素敵な気づきもあるかもしれません。
 
そう。あなたは、なんのネタも提供せずに、なんの蘊蓄も提供せずに
相手に感謝されるはずです。
 
「あの人、私の話をじっくり聴いてくれた。
しかも、あの人と話すと気づきがある」
 
どうですか。ちょっと会話が楽しそうに感じませんか。
 
 
 
 
***

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2021-06-25 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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