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ヒンナとウポポイ


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記事:槇島 隆(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「ヒンナ、ヒンナ」
食事をする時、最近はこのフレーズが頭の中でリフレインするのだ。
この段階であの話かな?
と気づいた方はなかなかの「アレ」好きですね。
 
これはアイヌ語で感謝の意味があり、「アレ」の中では〈いただきます〉の様な意味で使われるフレーズである。わたしは北海道出身だが、このアイヌ語を知ったのはごく最近だ。
 
アイヌについての知識も北海道民だからといって特段豊富なわけでは無い、
独特な柄の民族衣装だなというくらいの印象だった。
それがなぜ食事のたびにアイヌ語を思い出す、なんなら口走っているのかと言うと
「ゴールデンカムイ」と出会ったからだ。
 
種明かしをすれば「アレ」とはゴールデンカムイのことだ。
 
ゴールデンカムイとは明治末期の北海道、樺太を舞台にしたマンガである。
わたしはアニメで見ているのでストーリーとしてはまだ序の口だか、これが面白い。大きな主題としてはアイヌが隠した金塊をめぐるサバイバル漫画だ。
 
主題からしてシリアスな内容と思うだろうが、なかなかコミカル要素も多いのが魅力である。それを可能にしているのがキャラクターのキャラの濃さだろう。
特に主要なキャラクターであるアイヌの少女と元陸軍兵の男の会話はどこかツッコミどころ満載で癒される。
料理のシーンではチタタプ、チタタプと言いながら色々なお肉をミンチ状にする所が良く出てくるので料理の前にアニメをみてしまうとわたしもお肉を切る時チタタプ、チタタプと思いながら切ってしまうくらいだ。
アニメでは食事のシーンがとてもよく出てくる。その描き方も魅力的である。
美味しそうで、いつも温かな雰囲気があり癒される。
 
アイヌには味噌の文化がない事も驚いた。アイヌの少女が味噌を見た時にオソマ
(名言は避けるがアイヌ語でいわゆる汚いもの)だと勘違いしていた時の引いている表情は少女からはかけ離れた独特な表情だ。その後の食事シーンで味噌が出てくる時には味噌についてオソマだと少女は毎回いじっている。
 
歴史好きな人ならもう一つ楽しめる要素がある、新撰組のある人物達が実は生存していたという設定で、この金塊サバイバルに参戦している。
北海道、函館と言ったフレーズから、察しのいい人は誰だかわかるだろ。
有名な網走刑務所も出てくるのだが金塊への手がかりになるのがその刑務所からの脱獄人たちなのだ。次の展開が今から楽しみである。
 
そして、このアニメによってアイヌの文化に興味が出たわたしは
アイヌ文化を語り継ぐ人が減り文化存続の危機である事も知った。
それと同時に文化の復興、発展の為に北海道である施設が誕生したのを知った。
 
その名前は『ウポポイ』
ウポポイは愛称で正式名称は民族共生象徴空間だそうだ、
わたし的にはウポポイの方がキャラクターみたいな名前でいいなと思う。
ついでに言うとこの施設のキャラクターである「トゥレッポん」もなかなかゆるくていい、性別不明な見た目で得体の知れない物を持っている。
公式サイトでの紹介にはきちんとアイヌに由来したものだと紹介されているのでゆるキャラ好きは調べてみるといいと思う。そして、どうやら女の子らしい。ただどんなイントネーションで名前を呼ぶのが正解なのかは検討もつかない。
ウポポイはアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味する。
施設には博物館、公園、レストランなどがあり、博物館ではアイヌ語や固有の文化、工芸、刺繍などが紹介されている。
 
大泉洋が所属している北海道を代表する演劇集団のチームナックスも
公式サイトに「TRY! UPOPOY with TEAM NACS」としてアイヌ文化に触れている動画がアップられている。ナックス好きの方も楽しみながら学べるだろう。
 
そして前段で紹介したゴールデンカムイとのコラボ展が現在開催中なのである。
原作内容をからめたアイヌの伝統料理や野生動物との関わり方、アイヌ民具などを漫画の原画と共に紹介しているのでゴールデンカムイファンも楽しめるだろう。
 
ウポポイやアイヌ文化に興味が出たがこのご時世もあって、
すぐに北海道にはなかなか行けない方もいるだろう、
そんな方は公式サイト内のバーチャルウポポイというサービスで
ウポポイの中を見る事ができるグーグルマップのストリートビューの様なもので
建物の中や受けられるサービスが紹介されているのでぜひ見てみて欲しい。
 
ウポポイの紹介文にこうある。
『我が国が将来に向けて、先住民族の尊厳を尊重し差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築いていくための象徴として整備するものです。』
 
世界各地で色々な問題があるがまずは知ることから始めようと思う。
それより何より異文化を楽しみながら知りたい。
つぎに北海道に里帰りした際にはウポポイに行こうと思う。
それまではウポポイの公式サイトでチームナックスに笑わせてもらい、
ゴールデンカムイでハラハラ、ドキドキさせてもらおう。
皆さんがアイヌ文化に興味を持ってもらえたら幸いです。
「ヒンナ、ヒンナ」
 
 
 
 
***

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2021-07-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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