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奇声を発することのすゝめ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:鈴木亮介(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
キエエエエアアアァァァァ!!!!!
 
別にジェットコースターに乗っているわけではない。
家の掃除をしているときにゴキブリを発見したわけではない。
それでも僕は普通の日常の場面で、こんなふうに奇声を発することがある。
(安心してください、一人暮らしの自宅だけです 笑)
 
えっ? おかしい? 変人?
はい、重々承知しております。
自覚はありますので、あまり糾弾しないでください。
さてみなさんには、ここまで読んでみて「あっ、ヤバい。この人は変人だ」と簡単に片付けないでほしいのです。
変人には変人なりの「妥当な」理屈があるのです。
今回は、奇声を発することにどんなメリットがあるかを可能な限り言語化してみるという試みをしてみました。
 
モヤモヤした感情を吹っ飛ばす
考えてもどうにもならないことってあるだろう。些細なことで人間関係がこじれてしまったとか、仕事のミスで叱られたとか。もはや起きてしまったことを後からうじうじ考えても、あまり生産的ではない。起きてしまった後のリカバリーに奔走するか、次に起きないように対策を練るか、の2択しかない。
ただ「あ〜やっちまったな」「おれって、なんでこうダメなんだろう」とかどうしても考えてしまって、次のやることが手につかないことがある。頭の中がマイナス思考のスパイラルに陥って、ネガティブの泥沼にはまってしまう。
 
こんなとき、
ギャ〜jkgじゃおいhjぎおjれあおghじょいあえ!!!!!!
と意味不明な言葉を発してみる。
 
すると不思議と、思考をネガティブスパイラルから抜け出させる。
くしゃくしゃした気持ちに終止符を打って、次の行動に移ることができる。
そう、奇声を発することで心のモヤモヤをブッ飛ばして、「さあ、次だ次だ」というマインドに持っていくことができるのだ。
 
とにかく身体を目覚めさせる
言葉の意味そのままである。
前日に夜更しして、次の日にバイトに行かなくてはいけないときとか。
朝にアラームが鳴って目が覚めた瞬間にわかる。
あっ、これは起きるのに時間がかかるやつだと。
でもバイトに行くのに、時間が足りない。
すぐ着替えて家を出て電車に乗らなくては遅れてしまう。でも身体はまだ目覚めない。
 
こんなとき、
びkgひおあshぐいrふいえあhごhれ%$%#$%!!!!!!
と虚空に叫んでみる。
 
すると数秒で身体が覚醒状態に至り、すぐに身支度を整えて、バイトに向かうことができる。
こんな感じでモーニングコーヒーやレッドブルを飲む感覚で、奇声を発すると強制的にからだを叩き起こすことができるのだ。
 
思考をクリアにする
平日は仕事で忙しくて、やっと休日になった。
仕事関係のやり残した勉強をしなくては。
ただ受け取り損ねた郵便物の再配達の手配等もやらないといけなくて、さらに洗濯物も洗っていない食器も溜まってて。
そんな仕事のタスクと事務作業と家事をいっぺんに抱えて、やるべきことが山のように見えてしまう。
そうなると頭の中はいろいろなことに目が行ってしまって、注意が散漫になる。
心は6月のどんよりとした曇り空のようだ。
 
こんなときに、
うひゃあああhじょfはおいhぐfhら!!!!!!
と金切り声を喚き散らしてみる。
 
そう叫ぶことで、頭の中に台風のような嵐を起こさせる。
すると、その後は台風一過のように青空が広がって、今の状況を俯瞰的にとらえられる。
ひとつひとつを考えてみれば、たいして処理する時間はかからない。
やるべきことに優先順位をつけて、「まずこれをやって、次はこれ、次はあれをやって」と作業工程を10秒程度で頭の中で構築できたりする。
つまり、奇声を発することで思考を整理することができるのだ。
 
このように奇声を発することは、感情を制御できたり、からだを覚醒したり、思考をクリアにしたりと、日常の場面ごとにそれぞれ利点がある。
こう説明しても、まだ奇声の効用に関して訝しげに思う人もいるだろう。
 
でも、奇声を発するという特異なふるまいだから変に見えてしまうだけで、方法は違えど誰しも同じようなことを行っている。
要は、脳を一時的に活性化して思考の純度を上げる、という行為を人は日常的に行っているということだ。
感情や考えなどが煮詰まって頭がごちゃごちゃ散らかってしまったときに、人によっては散歩したり、トイレに立ったり、仮眠を取ったり、コーヒーを飲んだりと、人それぞれ方法論があるだろう。
奇声をあげるのは、そうした行為の一形態である。
僕も状況に応じて、奇声以外の別の手法を使うことはよくある。
 
ただ一つ強調しておきたいのは、奇声を発することは思考を活性化する手段の中で、相当に強力な部類のやつだ。
おまけに簡便でリーズナブル。
個人的には、非常におすすめだ。
 
ただし、奇声をあげるときはしっかり周りをみたほうがいい。
他人がそばにいるときに気づかずに奇声を発すると……まあ、あとは想像できるだろう 笑
 
このように奇声を発することには、思考術として多大なポテンシャルがある(と僕は信じている)。
皆さんも、(周囲に人がいないことを確認したうえで 笑)、実践してみてはどうだろうか?
 
 
 
 
***
 
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2021-10-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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