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とある27歳(女性)がたどり着いた結婚のコツ


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:hiraco(ライティング・ライブ大阪会場)
 
 
「あのカフェの店員さんに連絡先渡した! 後は連絡来るのを待つのみ……」
 
親友の吉沢(仮名)からのLINEで、私は吉沢のハッピーライフ開始を確信した。
 
なぜなら、5日前に吉沢と行った「占い師ゲッターズ飯田のトークライブ」で、今の吉沢の運気は最高で、今月中に行動すれば”愛”に重きを置く恋愛が出来ると言われていたからだ。
 
占いに背中を押され、吉沢は数年前から気になっていた行きつけのカフェの店員に連絡先を渡した。
 
私の読み通り、トントン拍子に話は進み、2人は付き合うことになった。
 
それから2ヶ月が経ち、私たちは近況報告も兼ねて、オンライン飲み会をすることになった。
 
まだ誰も入室していないトークルームで一人、吉沢のノロケ話をどういじってやろうか考えていたら、吉沢が入ってきた。
 
ん? なんとなく黒いオーラを放っている気がする。
もっとピンクなオーラを想像していただけに、嫌な予感がした。
 
「お疲れ~。ってか大丈夫? 千と千尋のカオナシみたいな黒いオーラ出てんで」
 
「……なんでわかったん?」
 
なんと、吉沢は例のカフェ店員と別れていたのである。
理由は彼から「元カノが忘れられない」と言われたそうだ。
 
数年前から想いを寄せていた相手と、やっと結ばれたというのに、たった2ヶ月足らずで終わるなんて。
そりゃカオナシになって当然だ。
 
数時間に及ぶオンライン飲み会は、もはや会議と化して、吉沢の今後について議論が行われた。
吉沢は「絶対にアイツを見返す」と宣言し、会議は終了した。
 
それから吉沢は本気で自分磨きに勤しみ、食事制限と運動を徹底し、10kgの減量に成功した。
 
「10kg痩せたら、人生変わる!」
 
まるで、YouTubeの広告に出てくる怪しいサプリメントの紹介みたいなセリフと共に、その効果を教えてくれた。
 
結論から言おう。
生まれ変わった吉沢は、モテ女になり、元彼を見返すことに成功した。
 
綺麗になった姿で、例のカフェに乗り込み、悠々とティータイムを楽しんだそうだ。
そんな吉沢を見た元彼は、「元気にしてた?」と即デートに誘ってきたそうだ。
 
見事なリベンジ成功。
これから素敵なサクセスストーリーの始まりかと思いきや、大きな問題が発生した。
 
モテ女になったことで、変な男も寄ってくるようになってしまったのである。
ありとあらゆる方面から、いろんなタイプがやって来る。
見る目がなければ、大失敗する可能性が高い。
努力で磨いた美貌が仇となるなんて……
 
しかも、残念なことに吉沢は今のところ、見る目がない。
今までもことごとく、ダメンズに引っ掛かっている。
 
非常にマズイ状況だ。親友の一大事である。
何かいい方法はないのか。
いい人と、幸せな結婚ができる方法は。
 
この重要課題を解決すべく、いろんなネットの記事や、本を読み漁り、年上の女性の実話を聞いた。
 
よくある記事に載っている「いい男の見分け方」は大体、この3つにまとめられる。
 
①思いやりがある
②向上心がある
③清潔感がある
 
確かにその通りだが、もし、顔がどストライクで「絶賛! 恋は盲目中モード」になってしまったら、多少不潔で、思いやりや向上心が足らなくても、まぁいっかと流してしまう可能性がある。
 
あるいは、私が何とかしてあげなきゃ! というアネゴ属性を発揮し、ダメンズ化を促進させることもあるかも知れない。
 
それでは思い描く幸せな結婚からは遠のいてしまう。
 
また、既婚女性への調査では、嫁姑問題や、結婚後の旦那の突然変異、浮気など生々しい事実が明らかとなった。
付き合っているうちは気付かなかった問題が、結婚してから明らかになるパターンは多いようだ。
 
何ということだ。
調べても、調べても、なかなかいい解決策が見つからない。
 
諦めかけたその時、何気なく見た本の言葉に衝撃が走った。
 
『結婚というかたちが、人生の幸・不幸を決するのではなく、どんな悩みや試練にも負けない自分自身を築くことが、幸福の要諦と心得るべし』
 
そうか!
今まで「より良い”相手”を選ぶ方法」に焦点を当てていたが、視点を”自分”に変えた方が話は早いのかも知れない。
 
つまり、「どんな相手と結ばれるかよりも、どんな相手と結ばれても、何が起こっても乗り越えられる自分になれたら無敵」ということだ。
 
例え、いい人と結ばれたとしても、一生安泰だとは限らない。
もし、パートナーが事故や病気で働けなくなったり、他界してしまったら、自分で一人で切り拓いていくしかない。
 
とても納得した。
納得したのだが、ハード過ぎやしませんか? と、もう一人の自分が膝から崩れ落ちた。
 
しかし、これが現実なのだ。
どんな好条件で選んでも、思い通りに進むことは決してない。
 
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」はご存知だろうか?
ヒロインのラプンツェルは、塔の外の世界を知らない女の子である。
そんな純粋無垢な女の子が、プレイボーイな上に、おたずね者の大泥棒あるユージーンと外の世界を冒険した後、恋に落ち、結ばれるという物語である。
 
現実世界で考えると、危険極まりない結婚だ。
結婚後に待ち受ける困難の数々は、容易に想像できる。
家族も大反対の嵐だろう。
だが、なぜか猛烈に憧れてしまう。
ラプンツェルが羨ましいとさえ思ってしまう自分もいる。
 
フィクションはハッピーエンド終わることが出来るが、実際の人生はそうは行かない。続きがある。むしろ始まりだ。
 
でも待てよ、安定する好条件が、本当に正解なのだろうか。
予想通りで安全な人生って楽しいのか?
 
予想外のことが起こるからこそ喜びや、悲しみがあって、深みが出る。
その全てがあってこそ面白くて、楽しいのではないか?
 
仮にラプンツェルのような選択をして、危険な目に遭ってもいいじゃないか。
自分が選んだ道だ。
自分らしく堂々と歩んだ方が、きっと楽しい。
 
槍が降ってきたら避ければいい。
せっかく育てた野菜が取られたら、また作ればいい。
やり直そうと思えば、いくらでもやり直せるはずだ。
その覚悟を持って、選ぼう。
 
いい相手探しに邁進するのもいいが、今、目の前にある、この瞬間を慈しみ、楽しむことを選ぶことだってできる。
 
吉沢、共に”今”を大切に謳歌しよう!
何が起こっても楽しんで乗り越えられる自分を目指しながら、人生を楽しもう。
 
その先に素敵な出会いがある気がする。
 
 
 
 
***
 
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2021-10-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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