コロナで広がる方向音痴の可能性
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか？賞を取れるのか？プロも通うのか？〜
記事：竹本美沙子（ライティング・ライブ大阪会場）
「すみません。たどりつけないので、キャンセルをさせてください」
『地下鉄3番出口から北へ徒歩3分』
階段を上がった時点で、どっちが北か全く分からない。
こっちだろうと、目途をつけて歩くと、逆方向。
スマホアプリの『これで案内を終了します』と、通知が出てから30分。
慣れない靴で歩きまわったため、靴擦れができていた。
「ヒールなんて、履いてくるんじゃなかった」
私は、方向感覚が鈍い。
関西に住んでいるが、大阪駅の希望した出口に出られたことはない。
「あれ？ ここに出たのか」ということがほとんど。
御堂筋線に一番近い出口に出たいのに、中央出口に出る確率が高い。
学生の時、就職活動前に受けた適正テストの結果に、『動物的感が鋭い』と書かれていた。
ビルの立ち並んだ都会のジャングルでは、その感覚は全く働かないので、行先標示を必死に探している。
元からいろんなことに興味を持つタイプ。
方向感覚に自信がなくても、面白そうなイベントや講座には、どんどん行ってみたい。
ネットで見つけた気になる講座は、内容も重要だけど、それ以上に開催場所は重要なポイントになる。
関西近辺か
最寄り駅はどこか
駅から徒歩5分以内か
地図は分かりやすいか
私の経験から、駅から徒歩5分と書かれていても、5分で行けることが少ない。
これは私の速度の問題なのか、計測時の歩いた人の足の長さの問題なのか、私の足ではたどりつけない。
検索して、乗り換えが3回以上あると、ほぼ諦めモードに入る。
無事に着ける自信がない。
そんな私が、この2年ほど参加したい講座を満喫している。
理由は、コロナ禍で急速に広まったオンライン講座。
ネットが繋がりさえすれば、パソコンやスマホから講座を受講することができる。
しかも、家で受講できるので迷うことがない！
東京だろうが、海外だろうが受講ができる。
（海外に住む日本人講師なので、語学は問題ない）
私の場合、手相占いの講座オンラインで受講して、手相が読めるようになった。
夢のような受講生活。
オンライン講座の受講当初は、主催者も私も様子を伺いながらの開講だった。
「聞こえますか？」
「聞こえます」
「資料見えていますか？」
「見えていません」
ちょっとしたことで、こちらもあちらもドキドキしながら、一緒になって悩むことも多かったが、半年も立つと慣れたもの。
主催者も女優ライトを使ったり、性能の良いマイクを使ったりと、メキメキとスキルアップされていった。
周りに人がいない分、自分に集中して受講を楽しむことができるのも、オンライン講座の良さだと思う。
受講後も資料がメールでもらえたり、受講内容をアーカイブで残してもらえたりするフォローしっかりしているので、復習もできる。
至れり尽くせり。
オンライン講座、万歳！
講座を受講する時に、気をつけておきたいことがあるとすれば、ただひとつ。
自分が率先して参加をしている意識を持つこと。
質問があれば、チャットに書き込んだり、グループワークがあれば、積極的に発言してみる。
とにかく受け身ではなく、より能動的に講座に参加をする。
そうすることによって、オンラインでも講座を十分に楽しむことができる。
今、受講しているのは、ライティング・ライブ。
こちらもオンラインで受講している。
会場での講義のライブ中継を、オンラインで受講できるスタイル。
質問は、Facebookのグループの指定の場所に書き込んでおくと、事務局の方が読んでくれる。
当日使う資料は、事前に提示してもらえる。
何度か受講しているが、特に不便を感じたことがない。
けれど、会場受講のメリットはなんといっても、臨場感。
講師の声をその場で聞き、直接質問をすることができる。
同じ目的を持った受講者と話をすることもできるので、仲間意識も芽生える。
仲間が頑張っているのだから、自分も頑張ろうと思うこともできる。
生でしか味わえないことがある。
オンライン受講がなければ、会場受講の良さを当たり前に受け取りすぎて、気にかけることはなかった。
自分が何かをしたいと思った時に、選べる選択肢が増えたことで、私にはできることが増えた。
その時の自分の一番良い選択で、学びたいことを諦めずにチャレンジすることができるのは嬉しい。
ライティング・ライブは4ヶ月。
せっかく会場受講で申し込んでいるので、天狼院書店までの道をしっかり下調べをして、一度は会場で楽しみたい。
＊＊＊
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