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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:竹本美沙子(ライティング・ライブ大阪会場)
 
 
何をするにもダラダラとしている。
「やらないと」と思ってはいるけれど、なかなか行動に移せない。
無駄にSNSを見て、ついでに、どうでも良いことを調べ始めて、いつの間にか夜中の2時。
1日がやたらと長い。
 
これが、ライティングを勉強する前の私。
 
ライティング・ゼミでは毎週の課題がある。
最初の3回ぐらいは、「これなら書けそう」と元々自分の中にあったものをネタにして提出した。
 
書くのに慣れていないから時間はかかるけど、何とか課題を出すことができていた。
 
4回、5回と進むうちにだんだん、苦しくなってくる。
 
自分の中のストックがなくなってくるので、脳みその引き出しの隅を「何かないか」と必死になって探す。
なんとか、小さな欠片でも見つかってくれているうちは良かったが、もうすっかり底をついた。
 
何もない。
引き出しの中は、空っぽ。
 
三浦先生はゼミで「ここからだよ」って言われていた。
 
「ここからか」
頭では理解していても、落ち着かない気持ちになる。
 
ギューッと無理矢理絞り出し、課題を提出した月曜日を乗り越えると、しばらくの安息日。
木曜日になると、身体がソワソワとし出す。
金曜日を超えたあたりから、次の月曜日が後ろから速度を増して、迫ってくる。
 
振り返ると、月曜日が背後に立っている。
「も、もう来られたんですか?」
 
月曜日が来るのが、こんなに怖いことは今までなかった。
しかし当たり前だけど、月曜日はやってくる。
 
それが、変わってきたのは、9回目の課題を過ぎたぐらいだった。
 
なんだか頭がスッキリしてきたような気がする。
今まで、ごちゃごちゃとしていた部屋が整理をされて、風通しが良くなったような感じ。
 
その後に変化が出たのは、平日の多くの時間を過ごす職場。
 
いつもはほとんど見ない、社内新聞。
「あれ? こんな面白いこと書いてるページがあったんだ」と気づく。
締め切り前のギスギスした職場の雰囲気を、さらに凍りつかせるボスの一言に、うまく切り返せるようになって、場が和んだ。
苦手だった管理人さんが、話してみると結構いい人だった。
 
ライティングの知識を生かして、依頼メールを書くと良い返事が返ってくる。
結果か伴ってくると、楽しく仕事をできる時間が増える。
流れに乗って、いつもは面倒な仕事も一気に片付けられる。
 
いつもとは言えないけれど、仕事に対する気持ちが前向きになったように思う。
 
一方、ライティングのネタは常に探している。
 
食堂や通勤電車の中、スーパーでの買い物。
今まで無意識でしていたことを、意識するようになるのでこちらも新しい発見が増える。
100円ショップで何度見ても品切れだった、猫の肉球がついた、ケーブルクリップが買えたりする。
そうすると、日常生活が面白くなってくるので、必要な時以外はSNSを見なくなった。
 
時間ができるので、空いた時間でゆっくりお風呂に入り、ストレッチをしたり読書もできる。
深夜0時のシンデレラタイムには布団に入っていることも多くなった。
 
行動や時間のダラダラが、メリハリのあるものに変わってきた。
睡眠だってしっかり取れているので、朝の目覚めは爽快だ。
生活習慣が整ってきたので、以前の生活より今の方がずっと過ごしやすい。
 
ライティング・ゼミで脳内ストックの話をされていたのを思い出す。
「書けば書くほど、脳内ストックが上質になる」
 
正直、私はまだライティングを勉強し始めばかり。
「書けば書くほど」までの域ではないと思う。
 
けれど、毎週の課題に向けて、書くことを続けてきたからこそ、書くための身体になりつつあるような気がする。
書くために何が必要で、何が不要なのかを自分の中で、取捨選択できるようになってきたのだとしたら嬉しい。
 
今の生活は以前より脳にストレスはないから、脳内のストックの質も改善されそうだ。
期待は高まる。
 
今はまだ、ネタが見つけられず「どうしよう」となるのは変わらない。
でも、「何かあるんじゃないか?」と粘り強く考える癖もついてきた。
 
ライティングの勉強をすることで、1つの物事を多方面から見ることができるようになってきたような気がする。
これは、とても豊かことだと思う。
 
「人生を変える ライティング・ライブ」
 
9月から始めて、もうすぐ4ヶ月を迎える。
かなり意識は変わってきた。
このまま、終えてしまうより、もう少し継続してみたい。
 
ということで、1月からも継続してライティング・ライブに申し込んだ。
もちろん、私マゾじゃないです。
 
 
 
 
***
 
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2021-12-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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