メディアグランプリ

頑張っちゃダメな鎌倉暮らし


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記事:小池恵美子(ライディング・ゼミ10月コース)
 
 
「鎌倉」ってどんなところだと思いますか?
雑誌やテレビでも度々特集が組まれる鎌倉は、海と山の自然に囲まれ、歴史ある神社仏閣に古い建物が残る景色が魅力。SNS映えするお洒落なカフェやレストランも豊富で、老若男女に愛される街。
 
そんな鎌倉に惹かれる人は、「いつか鎌倉に住みたいな」と一度は夢を見るはずです。はい、私もそのうちの一人です。2021年春、27年間の東京暮らしに区切りをつけて、憧れの鎌倉暮らしをスタートさせました。
 
去年までのわたしの人生設計はこちら。
「今の会社で定年まで働き、老後は鎌倉でのんびり暮らせたらいいなぁ」とぼんやりですが考えていました。ですが、その翌年に早くも鎌倉に住んでいる。一年前からは考えられない生活、いや人生の大変化、いやいや大革命ですね。
 
そんな大革命の一番のきっかけは、2020年に発生した100年に一度のパンデミックと言われる、コロナ感染症でした。
 
ここ数年、仕事に対するモチベーションを保つことが難しくなっていて、それでも何とかもがきながらも、心身ともに疲れていたところにやってきたコロナ感染症。会社の業績と仕事の忙しさは反比例して、どんどんストレスが溜まっていきました。緊急事態宣言で休みが増えたことにより、色んなことを考える時間も増えて、改めて自分自身を見つめ直す良い機会にもなりました。
 
そこで、このコロナ渦でどちらにせよ先が見えないのであれば、今の自分がより「ワクワクする生き方をしよう!」と会社を辞めて鎌倉に移住することに決めました。
 
15年間お世話になり、ここに骨を埋めようと思っていた場所を離れることは、とても勇気がいることだったけれど、でも何か新しい世界へ一歩踏み出せた感じがして、決意した時は意外とスッキリしていました。
 
もちろん、会社は辞めずに都内にある職場から鎌倉への通勤を何度も考えました。鎌倉へ移住した方のブログやSNSを見まくって情報を集め、月2回のペースで鎌倉の書道教室へ通い、都内と鎌倉を頻繁に行き来しましたが、私の場合は鎌倉から通勤することはデメリットしかないと判断しました。
 
もちろん、鎌倉には都内まで通っている方もたくさんいるので、本当に人それぞれです。都内でも会社の場所、職種などによってもまったく違うと思います。東京駅や新橋駅周辺なら通いやすく、今は在宅ワークも増えて以前より電車も座れるし、鎌倉よりも遠くから通勤している先輩もいました。しかし、当時は1時間通勤でもヘロヘロだったので、これ以上通勤時間が伸びることは、私にとってはかなり負担だったのです。
 
そんな憧れの鎌倉へ移住してきてまず感じたことは、今までの仕事では頑張り過ぎていたということでした。「自分の頑張りが足りないから上手くいかない」「この仕事は自分に向いてない」などと普通に思っていたので、いわゆる自己肯定感の低いタイプです。
 
それをまわりに言うと「向いてない仕事を15年も続けられるの?」と言われるので、向いていないわけではないのかもしれません。私はちょっと馬鹿正直で不器用なタイプなのです。
 
何をするにも嫌な仕事も納得できない仕事も、とりあえず「頑張ります!」と表面だけ取り繕って片づけて、今だって頑張っているのにこれ以上頑張るの? もっと頑張らないといけないの? とモヤモヤする日々。いつしか「頑張る」という言葉に抵抗を感じるようになり、自分で言う事も、まわりが言っているのを聞く事も嫌になっていました。
 
完全に頑張る方向が間違っていたのだと思います。でもそれって社会人なら当たり前で我慢するしかないと、そのストレスを暴飲暴食やタバコで紛らわすという悪循環。もしかしたら壊れる少し手前だったのかも? と考えるとぞっとします。
 
そんな時、鎌倉で飲食店をされているとあるオーナーさんの話にハッとしました。「鎌倉では頑張っちゃダメなのよ」と鎌倉で長くお店をやっていたおばあちゃんに教えられて、それを今でも肝に銘じているそうです。頑張りが出ちゃうと地元の人は「東京っぽいね」とあまり好まれない。
 
鎌倉では、定休日が週2日、週末の金土日しか営業しない、コロナ前から18時閉店、そんなお店が普通にあります。小さなお店が多いという事もあると思いますが、この頑張ってないちょっと不便な鎌倉がわたしは大好きで、これが鎌倉時間。だからここは居心地が良いのだと改めて実感させられました。
 
よって最初の質問、「鎌倉」ってどんなところだと思いますか? の今の私の答えは、海と山の自然に囲まれ、そこで頑張り過ぎずに穏やかに暮らす人たちが魅力的な街です。と答えます。
 
これからはのんびり頑張らずに鎌倉時間でいこうと思います。
 
 
 
 
***
 
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2021-12-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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