40代のコロナ太り解消法はスロージョギングでご褒美ゲットだぜ！
＊この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか？賞を取れるのか？プロも通うのか？〜
記事：小池恵美子（ライディング・ゼミ10月コース）
「すごいね！ 頑張って！！」
フルマラソンに挑戦することをSNSや色んなところで宣言すると、沢山の方々に応援の言葉をもらいました。
「フルマラソンなんて無理じゃないの？」と言われるかもと思いきや、意外とまわりの反応は良く、「実は走ったことあるよ！」「ハーフはあるけど、私もいつかフルに挑戦したい！」「頑張れ！」とマラソンへの注目度の高さを知りました。
でも「自分なら走るなんて絶対無理！」という意見がほとんどで、そのため挑戦すると宣言しただけで「すごいね！」とまわりから賞賛を受けたのです。今までの私も走ることが大嫌いなそちら側でした。
もともと走れるわけではなく、小・中学校はバレーボール部、高校は帰宅部、20代ではダンスに夢中。今までの人生での最長は中学校のマラソン大会で、距離は恐らく3～5キロくらいだと思います。
そんな私が走りはじめたきっかけは、今年の春、鎌倉へ引越しをしたことと、コロナ太り解消のためでした。何十年も運動をしておらず、駅まで走ると動機息切れに足がつり、健康診断では必ず指摘される現代人にありがちな慢性運動不足でした。
突然走ってケガでもしたら洒落にならないしもう若くないぞ！ と色々調べた結果「スロージョギング」を見つけました。
「スロージョギング」とは、その名の通り「ゆっくり走る」こと。ジョギングよりもさらにゆっくり、隣を走る人と会話できるペースで走ることです。長年の運動不足や足腰の筋力が足りない人、年配の人でも、体に優しいランニング方法として、フルマラソン完走を目指す人や、ダイエットをしたい人などから注目を集めています。
早速、スロージョギングの提唱者である田中宏暁さんの書籍「スロージョギングで人生が変わる」を読みました。この機会にスマートウォッチも購入し、時間と距離、ペースを管理できるようにして、1日30分～1時間、週3回を目安にスタート。
走るときのポイントは2つ。
笑顔を保てるニコニコペースでゆっくり走る。
歩幅は狭くして足の付け根あたり（フォアフット）で着地する。
はい、これだけです。
このニコニコペースは意外と走れるもので、初日で30分以上楽しく走ることができました。私の場合は、1キロ10分前後で歩くより少し早い程度のペース。思っているよりもかなりゆっくりでした。早歩きの人の方が速いので、急いで歩いているビジネスマンには追い越されました。
実際に走って感じたことは、運動不足解消やダイエットだけでなく、汗をかくことの爽快感や達成感があること。自分が「走れる」というだけで大きな喜びがあり、まだまだイケると自信にもなりました。
何よりも鎌倉という最高のロケーション！ 海と山に広い空、素晴らしい自然の景色を眺めながら走ることは、どんなことよりも贅沢に思えました。稲村ケ崎で見る富士山も最高で、まさにプライスレス！
先日は少し遠出をして隅田川テラスを走りましたが、こちらも気持ちが良く最高のジョギングコースです。都内は皇居も有名ですが、今やどこに行っても走る場所には困りませんね。
都内に住んでいたころ、走ってみようと一度試みたことがありました。でも30分どころか10分、いや5分、いやいや3分も走ることができず、全然楽しくないし辛いだけ。結構速めのペースで走ったので当然ですね。それ以来、走ることはありませんでした。
この時の問題は走るペース。人って走るとなるとつい速くなりがちで、一生懸命走ってしまう。脳内でイメージしているペースが自分の体力に合っていないのです。ＴＶ中継で見る箱根駅伝やマラソンランナーのペースは、もちろん素人には論外。街中でよく見かける市民ランナーも結構速いペースなので要注意です。
もっともっとゆっくりでいい、自分の体力に合ったペースで走る、初心者は歩くよりも遅いくらいのペースになるのが普通。これがスロージョギングの定義です。速く走るのは難しいけれど遅く走るのは簡単なのです。
ゆっくりペースでも続けていくことで体力は向上し、次第に速く長く走れるようになってくることを46歳で実感しました。今は1キロ7分前後で60分以上走れるようになりました。
そして気になる体重は……
走り始めた時と比べると半年で約4キロ減量。お酒や夜の炭水化物をなるべく減らし、バランス良い食事を心がけると体は軽くなりました。劇的な減量ではないけれど、私にはちょうど良く、マラソン本番までにあと3キロ減量したいと思っています。
本番は2022年3月の名古屋ウィメンズマラソン。目標は「6時間以内で完走する！」です。
実はこのマラソンのゴールには「タキシード隊」と呼ばれるイケメン達が待ち構えており、このイケメンからゴールのご褒美であるティファニーを受け取れるという、女子マラソンならではの趣向が凝らされています。
タキシード隊とティファニーはあくまで副産物なので、これが本来の目的でないことはここまで読んでいただいた方には、もちろん重々おわかりになるかと思いますが、でもご褒美ってやっぱり大事ですよね。
ご褒美ゲットのために、今日もニコニコペースで湘南の風を感じて爽快に走ってきます。
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