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ブレない生き方、伝授します! ~現役の監査役に学ぶ生き方~ ≪インタビュアー養成特別講座「公認会計士・カルビー監査役、石田正さんの記事を書こう!」≫


*この記事は、「インタビュアー養成講座」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

「『取材』って一体何をしたら良いんですか!?」そんな悩みを一発で解決!取材の作法を学び、その日のうちにインタビューも実施!講師から、書き上げた記事のフィードバックもありの超実践編『インタビュアー養成特別講座』

記事:田盛稚佳子(インタビュアー養成特別講座)
 
 
今、企業の中で監査部門に所属している方がいたら、石田正さんに笑顔と共に、大きな拍手をいただけるだろう。
「おめでとう! あなたは今、チャンスを目の前にしています!」と。
 
現在、カルビー株式会社で監査役をされている石田正さん。
公認会計士の資格を取得し、監査法人で25年以上勤務し、シンガポールやイギリスなど海外での勤務経験を持つ。海外で活躍している日本人の公認会計士にとって草分け的存在である。
ロンドンから帰国後、事業会社へ移り、日本マクドナルド株式会社でCFO(最高財務責任者)、副社長を歴任。株式会社セガサミーホールディングスでもCFO、専務取締役を経て、2011年よりカルビー株式会社で活躍をされている。
 
若い頃から順風満帆かと思いきや、実はそうではなかったという。
なかでも印象に残るのは、大学時代に留年をして、友人とチャレンジした自転車での「欧州一周旅行」の話である。しかも、石田さんは当時英語が堪能だったわけではなく、無銭旅行に近かったというからさらに驚きである。
横浜から船に乗って、ナホトカに上陸、シベリア鉄道でヘルシンキに着き、ヨーロッパ大陸を自転車で走り、帰りはマルセイユから船で横浜に戻るという経験をしている。外国の方とコミュニケーションをとる中で、人種の壁を超える経験をされている。その経験がのちに「海外で働いてみたい」という動機にもなったそうだ。
当時培った体力・精神力・語学力がその後の人生に大きな影響を与えることになる。
 
監査法人で働き始めてからは、日本という国を海外から見るという、貴重な経験もしている。
 
筆者が中学から高校に上がる頃、ほぼ毎年、大きな事件が起きていたのは今も記憶に新しい。1989年のドイツ・ベルリンの壁崩壊に始まり、1990年の湾岸戦争、1991年から1993年までの日本のバブル崩壊など、予想もしなかったことが立て続けに起こった。
連日テレビや新聞で報道されるニュース映像を、筆者は一傍観者として見ていた。
 
その頃、石田さんは海外で勤務しながら日本をはじめ各国の状況を俯瞰して見ていたそうだ。時代の変化を間近で見てきたからこそ、振り回されることなく、今後世界はどうなっていくかを歴史の一部として捉えていたようである。石田さんのすごいところは何が起こっても「ブレないところ」である。なぜ、そんなにブレずにいられるのか。ぜひ知りたいと思い伺ってみた。
石田さんからのアドバイスはこうだ。
 
一つめは、「一生のうち大きなターニングポイントは誰にでも何回かやってくる」ということだ。そのことに気づくか、気づかないか。気づくためには、常に自身がアンテナをピンと張って、逃さないことが大事なのだそうだ。ブレてしまうと、アンテナが上手く働かない。
たしかに、後から考えてみれば「あの時、この選択をしていたらどうなっただろう? 実はあの時がターニングポイントだったのではないか?」という経験は、誰しも一度はありそうなことである。
 
二つめは、「日本をまだダメだと思わない」ということである。
長引くコロナ禍で生活が一変した人も多い。
でもそれは石田さんから見れば、今後どういう生き方をしていくか組み立てるチャンスなのだという。今だからこそ、自分自身の棚卸し期間と捉えて、何が得意なのかを見つめ直す時間でもあるのだそうだ。
短期的に見れば、先が明るいとは決して言い難い。しかし、石田さんは一貫して楽観的だ。
「今のこの生活は、未来の様子(生活)を先取りして感じている状態なんです。だから、あまり心配する必要はないんですよ」
なるほど! 人類が直面するはずだった「未来」が少しだけ先に来ただけであって、どう生きるか、どう対処するかを一度立ち止まって考えればよいのか! と納得した。
 
筆者も少なからず将来への不安を感じていただけに、肩を優しくポンポンと叩かれたような、そしてグッと強く握手されたような気持ちになった。多少、語弊があるかもしれないが、まるで「未来からやって来たドラえもんのような方だ」と思った。
 
三つめは、冒頭で述べたことである。特に監査部門にいる方は、「今まさにチャンスを目の前にして、ターニングポイントにいる」ということである。なぜなら、監査部門は会社の中で最も全体を俯瞰できる仕事だからである。
一見、「お堅い・厳しい・重箱の隅をつつくほど細かい」といった、ややマイナスイメージを持たれやすい部署である。
しかし、営業部でも経理部でも人事部でもなく、監査部門だからこそ見ることができる資料も多く、多くの部門責任者と話ができるため、そこからの学びや気づきが多いのだという。なぜなら過去の数字ではなく、自分が所属する会社の今の数字をつぶさに見ることができるからである。
 
実際にアメリカでは、企業の中で内部監査を経験した者でないと、CFO(最高財務責任者)などのポジションにつくことができないそうだ。だから、自分にとってのキャリアパスとしてブレずに、自信を持って、目の前の仕事に淡々と取り組むことである。
また、いい意味で「性悪説」に立って仕事をすることの大切さも教えてくださっている。
経験を積んだ方の言葉は強い。本当に強い。船の錨のようにずしんと刺さる。しかし、ご本人は至って朗らかである。
 
これを読んでくださった方で、もし今後、人事異動の打診で「あなたは監査部へ」という内容だったら、迷わず両手を挙げて喜んでいただきたい。
「よっしゃ! ターニングポイント来たー!」と叫んでいただいてもいい。そして監査部門に配属されることで、自身が会社全体を見る眼と、自身の人生がより一層磨かれていくことになるだろう。ウソだと思ったら、まず配属先で取り組んでみていただきたい。
きっと、石田さんの言葉がわかる時があなたにもやってくる。
日本の未来も、そしてあなたの未来も、諦めるにはまだまだ早いのである。
 
 
 
 
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2022-01-21 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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