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私の救世主! 乾物が料理のミスを救う!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:齋藤由佳(ライティング・ゼミ12月開講コース)
 
 
「切り干し大根」を見ると、地味だなと思われる方は多いのではないでしょうか。
「切り干し大根」は、干すことで生の大根に比べて栄養価が高くなる。カルシウム、食物繊維、鉄分、ビタミンB1、B2、カリウムが含まれている。実は、栄養価の高い食材なのである。
 
「切り干し大根」といえば煮物。それ以外はあまり使い道が少ない食材のため、あまり我が家では出番の少ない食材だった。
しかし、私にとって少し地味で使いにくい「切り干し大根」は、料理のミスを救う救世主だったことに気づいたのだった。
 
ある日、冷蔵庫の残り物で大根のサラダを作ることにした。大根、人参、セロリを細切りにし、混ぜ合わせた。そこに酢、醤油、砂糖、塩とごま油を入れて混ぜ合わせた。めんどくさがりの私は塩もみをせずにそのまんま混ぜ合わせた。すると、食べるころには野菜たちから水分がでてビシャビシャになっていた……。そして、味見をすると味は水分で薄まり美味しくなくなっていた。
 
「あ……。やってしまった」
冷蔵庫や備蓄の食材を見てそのミスを補填してくれる食材を探した。
冷蔵庫の食材でこの水分を救ってくれる食材はなかった。こうなると、乾物に頼るしかなかった。
「昆布……。戻すまでに時間もかかるのでボツ」
「干し椎茸……。サラダなので、干し椎茸いれると別のものになりそうなのでボツ」
そんな中、冷蔵庫から「切り干し大根」を見つけた。
 
「これで大丈夫かな?」と思いつつ、軽く水洗いをしてそのビシャビシャなサラダに入れてみた。すると、5分ほど置くとビシャビシャなサラダは切り干し大根が全て水分を吸収してくれたのだった。そして、見た目は切り干し大根を入れることでかさ増しになり、豪華になっていた。
味見をしてみると……。
「美味しい」
切り干し大根を入れることで、切り干し大根からの出汁と甘みが出て味わい深くなっていた。いつもの「大根サラダ」が切り干し大根によってグレードアップして美味しいサラダに生まれ変わったのだ。そして、私のミスを救ってくれた救世主になった。
 
それから我が家では、地味素材「切り干し大根」が活用されるようになった。地味素材と思われている「切り干し大根」は実は出汁としてもおかずにもなることがわかった。その紹介をしたいと思う。
 
◆保存方法◆
切り干し大根は、開封したら冷蔵庫での保存がおすすめ。これからの時期はカビなどの影響もあるので、開封したら冷蔵庫で保存するといい。調べてみたら冷蔵庫で2週間から3週間は保存がきくらしい。
 
◆戻し時間で食感が変わる◆
切り干し大根は、水での戻し時間によって食感が変わるので、料理によって戻し時間を調整するとよい。固めの場合は、軽く水洗いした後に少なめの水で戻すか、料理しながら戻すのがおすすめ。サラダの場合は固めにすると食感があるので食べ応えのあるサラダになる。
 
◆炒めてもOK◆
もやし、にんじん、ピーマン、きゃべつ、きのこを炒め、固めに戻した切り干し大根を入れてソースで味付けすれば焼きそば風になる。お弁当にオススメ。
 
◆お手軽出汁
切り干し大根と干し椎茸で美味しい出汁が作れる。
筒形のタッパーに水と切り干し大根と干し椎茸を入れて冷蔵庫で寝かせるだけ。
何にもしなくても美味しい出汁が作れる。これを応用してお味噌汁や煮物にしてもOK
わざわざ煮だして作らなくても美味しい出汁が作れる。大根の甘みが出て味に深みがでる。
この場合の「切り干し大根」は柔らかくなっているので、お味噌汁や卵焼きの中にいれるのがオススメ。
 
◆切り干し大根より太めの「干し大根」がおやつ代わりに!
これは、電車の中で発見したことである。今どきのお母さんでは珍しく、とても印象的だったのを覚えている。
ある日、電車に乗ると小さな子供連れの親子が反対側の座席に座っていた。
まだ2歳くらいの小さな男の子。ベビーカーにのっていた。
「おなかすいた」と合図をだしたようだった。
お母さんが微笑みながら、「おなかすいたの?」と聞いた。
するとその子供が手を差し出したのだった。そのお母さんは、子供にそっと渡したのが「干し大根」だった。
その子供は口の中で乾燥した「干し大根」をふやかして食べていた。そして、大人しく美味しそうに食べている。
「干した大根」がおやつ代わりになっていたのに驚いた。お菓子が手軽に買える時代に子供の栄養を考えてそのお母さんが「干し大根」を食べさせていたのだった。
砂糖いっぱいのお菓子を食べるより、カルシウムなど栄養価の高い「干し大根」を食べさせる選択は母の愛だと思った。それを見た私は、お菓子は野菜でもいいのだと気づかされた。
 
「切り干し大根」を地味素材と呼ぶのはもうやめよう。めんどくさがりの私にとっては料理のレパートリーを増やした救世主なのだから。しかし、料理が得意であればこんなことにもすぐに調べて気づくことができるのだと思うが、失敗をなんとかごまかそうとしたことで、思いもよらぬ成功体験をしてしまった。料理も食材も応用次第色々なことができるのだ。地味素材だと決めつけずにもっと他の使い方がないかを探求する心をもってみようと思う。そうしたら思いもよらない嬉しい出来事があるかもしれない。いつもと同じ料理でも一工夫を意識すれば苦手な料理も意外と楽しくなるのだと。
 
 
 
 
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2022-04-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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