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いつもより10倍効果がある研修


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:かんたろう(ライティング・ゼミ10月コース)
 
 
「次は何の研修だ? オーセンティックリーダーシップ? なんだ、それ。初めて聞く単語だな。で、どんな内容?」
 
研修概要にはこうあった。
「アメリカ有名大学で大人気の講座。自分らしさを大切にするリーダーシップを学べます」
 
私は会社の指示で毎年、研修をいくつか受ける。
会社からの指示なので、当然、会社の仕事に役に立つ内容ばかりだ。
自分のスキルが色々と足りていないという自覚もあるし、興味がある内容ばかりだ。
研修前はどんなことを学べるのかと楽しみにしている。
 
そして、研修の当日。
研修では事前に期待していた内容が学べた。
新しい気づきもあったし、知的好奇心も満たされた。
 
「あー、面白かった。これで、私のリーダーシップも少しは良くなるかな」
 
そんなことを思いながら、家に帰る。
ただ、しばらくすると、研修で学んだ内容はすっかり忘れ、日常の業務に追われる日々。
そして、また別の研修を受ける……。
こんなことを繰り返している。
 
「あの研修は何の役に立ったのだろうか?」
 
ふとした時に、昔に受けた研修のことを思い出すことがある。
研修を受けることで得たいことは、スキルの習得や知識の獲得だ。
知識の獲得を目的とした研修であれば、忘れてもテキストを見れば思い出せる。
しかし、スキルの習得は研修がきっかけとなって、うまく習得できた記憶がない。
機会が与えられているのに、期待する効果が得られていないのは、自分の問題だ。
では、何が問題なのだろうか?
 
自分には難しすぎた?
実はすでに十分なスキルがあった?
そもそも、役に立つ内容ではなかった?
 
これらのことは時々当てはまることもあるが、基本的にはどれも違う。
学んだことを日常業務に落とし込めておらず、スキルとして身についていないのだ。
スキルなので、習得するには何度も反復して練習する必要がある。
しかし、日常業務に落とし込もうとした時、「あれ、この場合はどうするんだろう?」ということが多々出てくる。
研修を受けただけでは、理解が不十分なのである。
そうこうするうちに、研修で学んだことをすっかり忘れてしまうのだ。
定期的に講師に質問できて、どうすればいいかアドバイスを受けられるのなら、スキルは身に着くかもしれない。
ただ、単発の研修を受けるだけでは、スキルの習得は難しいと気づく。
会社のお金を使っているのに、大変申し訳なく思う。
 
大半がこんな感じなのだが、役に立った研修もあるのだ。
感覚的には10倍くらいの効果がある。
それは自分が開催した研修だ。
 
研修を受ける時と開催する時の違いは、スポーツを観戦する時と実際にしてみる時の違いと同じだ。
どちらも違った良さはあるが、そのスポーツを上手くなろうとすると、スポーツを観戦するよりも、実際にする方が上達は早い。
 
毎年、私の会社では全社員を対象とした組織風土に関する匿名のアンケートがある。
昨年、そのアンケートで、私の部署が「働きがい」のポイントが低いという結果が出た。
何か手を打とうということで、部署単位で「働きがい」に関する取り組みを行うことになった。幸か不幸か、私が実行のリーダーに任命された。
私はメーカーで開発の仕事をしている。「働きがい」という言葉は知っているが、それをどう高めたらよいか知らない。この分野ではただの素人なのだ。
お金を出して外部の先生にお願いしようとも考えたが、せっかくの機会だし自分で講師をしてみようと思った。
 
しかし、いざ講師をしようとしても、ほとんど知らない内容に関する研修の講師なので、事前準備をたくさんしなければならない。
 
働きがいに関する一般的な知識を身に着ける。
今まで自分が受けてきた研修の中で取り入れられることは何か?
自身のこれまでの経験やこれまでの若手メンバーとの会話や行動を思い返して、何が働きがいにつながっているのか?
 
ぱっと思い出せただけでも、考えなければならないことがたくさんあった。
想定していた以上に準備がかかってしまったが、なんとかプログラムができた。
4時間の研修、月1回のフォローアップを3か月間、研修後3か月の状況報告会といった、なかなかボリュームのある内容になった。
 
メンバーはかなり大変だったと思う。
しかし、最後の報告会の後、メンバーからは、「自分が何に働きがいを感じるのか気づいた」、「働きがいについて考えるいい機会になった」といった、前向きなコメントをもらえてとてもうれしかった。
おまけとして、翌年の組織風土に関するアンケートで、私の部署の「働きがい」のポイントが改善されていた。
 
ただ、一番の成果は、私自身が、「働きがいは何に左右されるのか?」、「どうすれば働きがいが上がるのか?」、「若い子は何に悩んでいるのか?」といった、働きがいに関する知識や理解が大幅にアップしたことだ。
これは今も部下の指導をする時に非常に役立っており、部下を指導するというスキルの向上がみられたとも言える。
 
研修を受けることで学べることも多くある。
その道のプロが教えてくれるので研修の内容も洗練されているし、進行もすばらしい。
研修を受けた後の満足度も高いことが多い。
ただ、それだけでスキルを身に着けるのは私には難しい。
 
一方、自分が研修を開催すると準備は大変だし、研修後、「上手くいかなかったな」と反省する点も出てくる。
しかし、知識やスキルは、研修を受けた時と比べ物にならないくらい向上する。
本気で身に着けたい知識、スキルがあるなら、自分が講師になって、他の人に教える方が身になる。そんなことを実感した。
 
 
 
 
***
 
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2022-11-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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