書店が苦手だった私が、「天狼院書店」で人生が変わった話
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:高橋 さやか(ライティング・ライブ東京会場)
私は大型の書店が苦手だ。
体調や気分によっては、大量の書籍を目の前にすると目がチカチカしてしまう。
同じような人はいないだろうか。
恐らく、5人に1人はいると言われているHPS気質(ハイリーセンシティブパーソン=繊細すぎる人)のおかげで、書籍のタイトルを深く処理をしてしまい頭がパンクしてしまっているのだと思う。
だから目的の本を買いに行く時は混雑している時間帯を避け、短い滞在にするなどの工夫をしている。
そんな私が、40代に入って「天狼院書店」という不思議な書店に沼落ちしてしまった。一番多い時では週に2〜3回ほど立ち寄っている。
きっかけは、フェイスブックでつながっている歌舞伎鑑賞で仲良くなった複数の方が天狼院書店のページ「いいね」をしていたことだった。
歌舞伎で出会った方々は、美しいものが好きな方が多くお会いするのが楽しかった。そんな方がすすめる天狼院書店は、きっと面白い書店だろうと思って店舗のホームページを見てみた。
文章のスキルを磨くライティング・ゼミ、写真、ビジネススキル、落語の他に演劇のワークショップがあるのに惹かれた。まるで宝石箱を見ているようなきらめきを感じた。
そして、東京天狼院は自宅から徒歩で行かれる距離でますます運命を感じてしまった。
さらに、ホームぺージを見た直後に「モヤモヤさまぁ〜ず」という情報番組でセクシーショットを撮ってもらえる「秘めフォト」が取り上げられていた。
「こんなユニークな書店は私にぴったりかもしれない」と思った。
しかし、いきなり初対面の男性にセクシーショットを撮ってもらうのは気がひける。
イベント告知に近々に開催される「フォトジェニックコンテスト」というイベントを見つけて、問い合わせをした。
年齢で参加資格がないかもしれないが、以前人前に出る仕事をしていたので勇気を出してプロフィール写真となけなしの芸歴を送った。
書類審査はかろうじて通過したので、撮影のスタジオに向かった。スタッフの川代さんはとても親切だった。
店主の三浦さんと天狼院で写真を習っている複数のカメラマンの方にたくさんの写真を撮ってもらった。
三浦さんは褒めるのがとても上手で、気がついたらリラックスして撮影に臨むことができた。何だか自信がついてテンションが上がった。
一緒に参加した方もとても感じのいい方で、帰りに一緒にランチをして天狼院書店の看板講座「ライティング・ゼミ」を教えてもらった。
三浦さんが講師で、スタッフの方からの丁寧なフィードバックがつくと聞いた。三浦さんが教えてくださるのだったら、分かりやすく自信がつきそうだと感じた。
残念ながらフォトジェニックコンテストは選に漏れてしまったが、天狼院書店の明るい雰囲気とスタッフの方のフレンドリーな応対に好感を持った。
以前ライターを経験したことがあるので、「ライティング・ゼミ」には興味を持った。
しかしいつか通おうと思っていたが勇気が出ずに時が過ぎ去り、イベントに行きたいと思った矢先にコロナ禍がやって来てしまった。
自粛生活が続く中、天狼院のSNSはずっと目を通していた。参加したいという気持ちがステイホームのおかげで、より高まった。
2年の月日が経ち、普段の生活が戻りつつある2022年に再び天狼院のイベントに参加してみた。
読書会、恋愛目的読書会ブックラブ、Bar天狼院、映画ラボ、演劇など。以前から気になっていたイベントに参加して多くの友人ができた。
ライティング・ゼミを受けている友人ができて受講を勧められたが、16週にわたって2000字程度の文章を提出するということに高いハードルを感じた。
友人からは「書くと浄化されますよ。私は亡き父のことを泣きながら書いてすっきりしました」と言われて「書くことはデトックス」と誰かが言っていたのを思い出した。
この会話をきっかけに、あまり気負わずに講座に参加することにした。
ライティング・ゼミの講座の目標は、
「2000字の記事を最後まで読まれること」だった。
そしてどんな文章だと読者が離れてしまうかということを、最初の講座で叩き込まれた。
読者目線を考えた「リーダビリティ=読みやすさ・面白さ」が大切で、難しい言葉は使わない方がいいということを教えていただいて、一気に肩の力が抜けた。
また、自慢話よりも失敗話は共感されるということも教わった。
このことで「書く」ことのハードルがグッと下がった。
なぜなら、私は失敗ばかりの人間である。
体が弱く、取り柄もない、子供の頃は絵に描いたような「陰キャ」だった。
容姿の悩みも多く、男性からの心ない言葉に傷ついたこともある。
不器用だし、異性からはモテない。おまけにHSPで人一倍敏感だから、周りの人から見たら変わった感覚の人間だ。
お恥ずかしい話だが、書くネタに困ることがないと気がついたのだ。
今までの受講生の文章を読み漁ったら、多くの人が悩みや失恋話を書いている。そして、どの文章も読み応えがあり、中には感動して泣いてしまう文章もあった。
勇気を出して、今までは恥ずかしいと思っていた失敗談を課題で書いてみた。
どんなに忙しくても、体調が悪くても、書いて、書いて、書きまくった。
一回も休まずに締め切りよりも早い段階で提出した。
ずっと心の奥に残っていた失恋話とか、一人ぼっちで寂しかった時のこととか亡くなった祖母のことなどを書いたら、自然と涙が溢れてすっきりした気持ちになった。
書いているうちに今までの自分の人生を受け入れるようになれた。
改めて文字にすることで、失敗や欠点だと思っていたことが実はそんなに悪いことではなかったと思い返すことが大きな収穫だった。
同じクラスの方々と交流し、素敵な仲間がたくさんできた。単なる飲み会では得られない「書く」ことを通して知り合った仲間は、今後の人生に様々な変化をもたらしそうだ。
おかげで、プライベートが今までの人生の中で最も充実していると感じた。
だからもし、天狼院書店のチラシやSNSの告知で気になるゼミやイベントがあったら迷わず参加してみて欲しい。
「人生を変えるライティング・ゼミ」は今までの人生観を前向きに変えてくれて、この先の人生をよりよいものと予感させてくれるのだ。
そういえば、父が「失敗とか悩みとかネタにできる日が来たら、乗り越えている証拠だよ」と若い頃に言っていたことがある。
きっとライティング・ゼミにご縁があったのは、今までの困難を乗り越えるためだったのかもしれない。
講師の三浦さん、フィードバックをしてくださった川代さんと平野さん、そして天狼院書店でご縁があった全ての方に感謝をしている。
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
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