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「感情的に伝える」ということを強みにする


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記事:岡 英子(ライティング・ゼミ10月)
 
 
「あなたは冷静でいるから気持ちが伝わりにくいのよね。もっと女なのだから泣いてわめいて感情的になればいいのに」
この言葉があったから、私は主人と14年経った今でも一緒にいることができると時々思い返す。
 
私は結婚して3年経った頃、主人に1ヶ月間完全に無視されたことがあった。原因はわからない。私は自分が日頃思っていた洗濯の不満を伝えただけのつもりだったが、急に機嫌を悪くされずっと話してもらえなかった。
主人はへそを曲げると数日話さないのは当たり前。「おはよう」も「おやすみ」にも反応せず、私は一緒に暮らしていても透明人間扱いされるのだ。
 
私の実家は両親と兄の4人家族で喧嘩もよくしていたが、挨拶だけは必ずあった。どんなに喧嘩しても「いってらっしゃい」も「おかえりなさい」も必ず挨拶だけはある家だった。それが当たり前の中で育ってきた私に完全無視は耐えられなかった。
旦那の機嫌が1日も早く戻って話してもらえるように頑張って毎日声をかけ続けた。しかし2,3日無視は当たり前、長いと1週間話してもらえないこともあった。主人が怒らないように、無視されないように私は結果的に旦那の顔色を伺って言いたいこともだんだん言えなくなっていった。それでも時々不満が溜まって、主人に不満を言ってしまうことがあったが、気づいたときはもう手遅れだった。理由もわからず主人を怒らせてしまった。

いろいろ話しかけても全部無視。家の中は冷え切って重い空気しかない。私は耐えられずに仕事先から寄り道するが、泊まるところもなくて仕方なく家に帰る。一方、主人は定時で仕事をあがり寄り道せずに家に帰り、何も変わらない普段の生活を送る。
当時、団地住まいの我々は6畳と4畳半がくっついた1部屋しかなく、言葉を一言も交わさずに4時間ほど毎日生活していた。人間扱いされていない気がして胸が張り裂けそうだった。先の見えない生活に頭がおかしくなりそうになった。
 
母のアドバイスもあって、勇気をだして主人のお母さんに無視されていることを全部打ち明けた。涙が止まらなくて喫茶店で泣き続けながらお母さんに話した。
私は実家に絶対に帰らないと結婚した時に胸に誓って家を出てきたこと、私に帰る家はなく主人とやっていくしかない。という決意をお母さんに伝えると、「あなたは冷静でいるから気持ちが伝わりにくいのよね。もっと女なのだから泣いてわめいて感情的になればいいのに」と言われた。それだけの覚悟があるなら、伝えるべき。だけど、冷静では相手に感情は届かない。と教えられた。
 
それから私は「感情的に」を忘れずに一人の時に部屋やお風呂で練習した。棒読みにならないように、緩急をつけて。主人の反応や返事を待つと冷静になるので、一方的に言い逃げでもいいから自分の思っていることを伝えた。
「喧嘩をしても帰る家がないこと、私は決して別れずに一生添い遂げるつもりで結婚したこと、無視をされることは辛いということ」自分の思っていることをなりふり構わず泣きながら訴えて、布団に入った。
翌日、仕事を終えてお風呂に入っていると主人が仕事から帰ってきた。主人は残っていた流しの洗い物をして私がお風呂から出るのを待っていてくれた。私が「おかえり」と声をかけると「これからもいろいろあると思うけど、また一緒にやっていこう。ごめんね」と告げられ、私たちは元通りになった。
 
これを機に私は主人に自分の思いを徐々に伝えるようになった。喧嘩しても「無視されるのは絶対に嫌だ、無視は人間として扱われていないようで辛い。」機会があるごとに自分が嫌と思うことを少しずつ伝えるようになった。その甲斐もあって、長く無視されることがなくなった。考え方の違う二人がうまくやっていくには「伝える」ことしかできない。私は、伝えることを忘れずにこの先も主人と添い遂げられるように頑張りたい。
 
 
 
 
***
 
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2023-01-25 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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