「どうしてわかるの?」といつも不思議になる友達の話
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:遠藤 美紀(ライティング・ゼミ2月コース)
先日、離れたところに住んでいる友達から、プレゼントが届きました。時々、なんでもない日にでもさらっとステキなプレゼントをくれたりもする友達。
今回は私の誕生日プレゼントにと送ってくれたものでした。
その友達とは、やっと少しずつ会いに行けるようになってきたのですが、3年ほど会うことは出来ずにいました。
きっとそんな人は多かったことでしょう。やっと会えた時の嬉しさは格別ですよね。
とは言っても、20年以上のお付き合いの友達です。会えない時間が長く続いてもなんの問題もありませんでした。久しぶりに会っても、すぐにいつもの調子で、最近まで会っていたような感覚にもどれるものです。
会えなくても時々は連絡もとって、近況報告なんかはしていましたし、季節の挨拶のはがきをお互いに出し合ったりしていたので、なおさらなのでしょう。
さて、友達から届いたプレゼント。箱を開けると、それだけでふんわりといい香りがします。「わぁ」と声が出てしまいます。
そして、1番上にはメッセージカードがあり、その下にプレゼントが入っています。
まずはゆっくりとメッセージカードを読みます。
それから、プレゼントを取り出していきます。
金木犀の香りのルームミスト、ティーツリーの爽やかな香りのハンドクリーム、漢方のドリンク、そしてティーパックになっているチャイ。
「今の私にぴったりのプレゼントだ」
そう思いました。
最近は忙しかったこともあり、私は身体はもちろん、ココロも少し疲れ気味だったのです。
きっとそんな私の状態を察して選んでくれたプレゼントなのだろうと本当に嬉しくなりました。
お礼のLINEを送る前に、まずはルームミストをシュッと一吹き。思ったよりも匂いは弱めで、ほんのりと部屋にいい香りが漂います。
「あぁ、の心地良いなぁ」とホッと一息つくと、今度はハンドクリームをほんの少し、手の甲に出してみます。それを反対の手の指で伸ばしてみてから、そっと鼻を近づけてみると、これは爽やかなティーツリーの香りがしました。嬉しくなって、もう少し多めにハンドクリームを手に出して、両手に塗ってもう一度匂いを楽しみます。
漢方ドリンクはまだ飲まずに置いておきます。いつ飲もうかと少し迷ったりしながら置いておきました。
さて、本当にびっくりしたのが「チャイ」です。
実は、この2、3日前から、ちょうどチャイが飲みたいなぁと思っていたからです。ずっと以前の話ですが、私はこの友達に「ルイボスチャイ」を教えてもらいました。それがとても美味しくて、早速どこで購入したのか聞いてみました。そのチャイは成城石井にあると聞いて、その日の帰りには成城石井に寄って購入するほど好きになっていました。
そんなこともあったので、友達は私がチャイが好きなことはたしかに知ってはいましたが、このタイミングでのチャイのプレゼントは、飛び上がるほど驚いたし、嬉しかったのです。
どれだけ今回のプレゼントが今の私に必要な物たちだったか、そして、どれだけ「チャイ」に驚かされたかを、私はLINEで伝えました。
きっと友達は私からのLINEを、読んだ瞬間に、してやったり、と笑顔になっただろうなぁと想像しながら。
私はどんなに忙しかったり、ちょっと今つらいなぁという時も、ある程度落ち着いた時に報告します。友達はそれを知っている、というか、その友達に指摘されて私も気づきました。
だから多分、友達は私の何気ないメッセージから色々と察することをしてくれているのだろうなぁと感心しています。
なぜそんなことができるのかと言うと、もちろんこれはただの私の妄想ですが、多分、その友達がたくさんの大変なことを乗り越えてきた人だからなのかなと思っています。
もちろん、たくさんの大変かなことをここに書くことはありませんが、そんな友達の乗り越えてきたことが、周りへの気遣いにも現れていいるのだろうなぁとよく思うのです。
それでも、たくさんのことを乗り越えてきた人たち全てがそんなふうに出来るのではなく、人によっては少し偉そうにしてしまう人もいるかもしれないし、それはそれ、これはこれで、あまり周りの人たちには活かせないこともあるかもしれません。
私は、そんな風に察することが苦手なタイプです。乗り越え出来た数も少ないのかも知れません。
それでも、彼女には憧れるし、そんな風に周りの人たちにリラックスしてもらって、楽しく
過ごしてられえれば、と思っています。
自分に出来ることは友達とは違うのかもしれません。それでもこれまでの経験や乗り越えたことを無駄にしないように、自分でも誰かの居心地のよさをもう少しだれかに提供できたら嬉しいな、なんてことを考えています。
***
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