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メディアグランプリ

兼業主婦の習い事はエッセンスなのか? 負荷なのか?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:アズマヤミワ (ライティング・ゼミ4月コース)
 
 
兼業主婦はトライアスロン選手だと思う。
かれこれ兼業主婦歴14年目の私。
自分で決めた道とはいえヒーヒー、ハーハー言いながらの生活である。
兼業主婦とは字の通り、家事や育児などをしている主婦の中で働いている女性のことを意味する言葉であり今では一般的な家庭状況となっている。
横浜在住時は都内での勤務だったため自転車→徒歩→電車→徒歩→電車→徒歩という日々。「トライアスロン」の様な通勤生活に加え家事育児も日々淡々と繰り返していた。
 
現在の私も昔と変わらず週5日のフルタイム勤務。変わったのは勤務地であり以前の様なトライアスロン通勤ではなく自転車1本で行ける距離であることだ。
子供も少しは大きくなってきて手はかからなくなっているとはいえ家事、育児業務の大半は私が担っている。
SNSの普及と共に素敵ライフを謳歌している女性を目にする機会が増え、馬車馬の様に働いている自分がむなしくなることもある。
食いしん坊で料理を作ることが好きな私は「お料理教室」にとてつもなく憧れを抱いていた。
有休は子供の急病と里帰り、もしくは学校行事に使う為に大事に大事に温めている「卵」の様な存在であった。そんな大事な卵である有休を自分の趣味のために使うなんてもってのほかだ と思い込んでいた私。そんな私に追い風が吹いた2020年。
  
世の中はコロナ禍で色々なことが変わっていった時代。
在宅ワークができない職種であったため仕事の状況は特に変わらず、日々の生活を淡々と送っていた。
学校は休校となり給食が中止になったためお弁当生活が始まり、外食はできなくなり静かに私の生活に「自炊地獄」のゴングが鳴った。
そんなコロナ禍で私の憧れていたお料理教室にも変化が起きた。「オンラインレッスン」という文字を目にすることが多くなったのだ。お料理教室もコロナ禍で対面でのレッスンが行えなくなり「オンラインレッスン」という海原に乗り出し舵を切ったのだ‼
風の時代だ! 風の時代が来た! おしゃれな人がSNSで言っていた風の時代はこのことなのではないだろうか⁉
「風の時代」とは西洋占星術でいう200年に1度起きる星の動きを指している。
2020年12月に「地」の時代から「風」の時代へと変化したそうだ。「地」の時代とはお金や仕事など地に足がついた生活の時代を指し、「風」の時代は風のように自由に変化してく時代のことを指しているそうだ。まさにお料理教室にも風の時代が到来したのだ。
どうしよう、やってみるか。
いやいや、日々トライアスロンな生活にお料理教室という「エッセンス」を加えてみていいのだろうか? 下手したら「エッセンス」が「負荷」になり兼ねない。
心のブレーキが引かれる。自分の首をお金を払って絞めかねない状況になり得るので当然だ。
しかし、気になりだしたら止まれない性分の私はひとまず自分好みのオンラインレッスンが存在するのかを調べてみた。自分好みの写真か、メニューはどういったものか、投稿の全体のバランスが自分好みなのか? 風の時代だ! 飛び込むだけ飛び込んでみよう!
風の時代に入って3年経過した現在。
私は3つのお料理教室のオンラインレッスンに参加している。とても楽しい。懸念していた「負荷」にはならず、とんでもない「エッセンス」に化けてしまった結果である。
 
オンラインレッスンという形式が兼業主婦にとても合っていたのだ。
なぜならすべて「自分軸」で決められるからだ。
自分の好きなタイミングで作れる。
レッスン場所にわざわざ出向かずに自宅で受講できる。
レッスン内容をすべて作らなくてもいい。自分が作りたいものを選んで作ればいい。
子供の邪魔が入っても「停止」ボタンを押せばいい。
わからないこと失敗しているのか判断に困ることは写真付きで先生に質問することができる。
ライブレッスンの時は時間が合えば材料を揃えて画面越しで先生と作ることだってできる等々。
もういいこと尽くしこの上ないのだ。
 
習い事を楽しめている実感と美味しいものを自分で作って家族と「美味しい」を共有できている実感の二本立て。
生活に潤いがもたらされている。自分の好きなことを生活に取り入れられていて「楽しい」という感情が私のトライアスロン生活の中に芽生えているのだ。
 
更にだ。
自分のエッセンス時間を確保するために「トライアスロン業務」の性能が上がってきているのだ。どうやったらこの楽しい時間を確保し心置きなく楽しめるのかをマネージャーの様にスケジュールを管理をしようとしているのだ。
まだまだ敏腕マネージャーにはなれていないが少しずつ近づいてきているのではないかと確信している。
2023年4月現在、私はお料理教室3つにこのライティングゼミに加え星読みという2つのオンラインレッスンにも手を出し人生のエッセンスの味付けに精を出している。
兼業主婦の習い事はオンラインレッスンというコンテンツを最大限に利用して「負荷」ではなく「エッセンス」に化けることをここに証明したい。
 
 
 
 
***
 
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2023-04-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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