メディアグランプリ

お酒とアクアパッツァと私


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:前田直子(ライティング・ゼミ4月コース)
 
 
私はお酒が好きだ。
 
みんなでワイワイと盛り上がって飲むのも、少人数でゆったりと飲むのも、ひとりでじっくりと飲むのも好きである。仕事を終え、冷蔵庫から出したばかりの缶ビールをゴクゴクと喉に流し込むのも最高だ。
 
嗜むお酒も、ビール、日本酒、ワイン、ウィスキー、紹興酒……。メジャーどころであれば何でも来い。どちらかというと、甘いお酒よりも食事に合うタイプのお酒が好みである。
料理に合わせてお酒を選ぶこともあれば、その逆も、デザートとともにお酒を飲むこともある。そのため我が家ではビールはケース買いだし、ワインやウィスキーも数種類取り揃えている。焼酎も泡盛もあるので、酒飲みの来客があっても比較的ご要望にお応えできると思う。
 
休日には「今晩は何を飲もうか?」という会話を夫とよくする。白ワインならこの料理、赤ワインならこの料理、今日は日本酒の気分だからこの料理にしようか、などと話し合い、料理を決定する。
外食なことも、デリバリーのことも、家で料理をすることもあるが、いずれにせよ「お酒に合う」ことがマスト条件だ。
 
昨日は夫の希望で、白ワインに決まった。そしてメニューはアクアパッツァに。
アクアパッツァとは、魚介類をオリーブオイルやトマト、白ワインなどで炒め煮にした料理だ。ナポリの漁師飯らしく、簡単なのに美味しいので、ズボラな私にピッタリの料理である。
 
作ってみようかなと思った方は、ニンニク・白身魚・あさり・ミニトマト・白ワイン・オリーブオイルを最低限用意しよう。もちろん他の材料を追加してもOKだ。
ニンニクの香りをオリーブオイルで引き出したら、塩コショウをした魚を両面焼き、あとは材料を全部ぶち込んで蓋をして待てば出来上がりだ。
何より適当に作っても美味しくなるのが素晴らしい。フライパンのまま食卓に出してもいいし、味が足りなかったら後から塩を振ればいい。私のような雑な人間でもいい感じに出来上がる割に見た目が華やかなので、人が集まる際などにもおすすめだ。
 
魚は白身であれば何でもいいが、ぜひお頭骨付きの魚で作ってもらいたい。
私のように魚の処理をしたくない方は、鱗取りとお腹出しをスーパーの鮮魚コーナーの方にお任せしよう。切り身で作っても美味しいが、丸ごとの魚から出る出汁は格別だ。フランスパンを浸したり、最後にパスタを絡めて食べるのも楽しい。
 
出来上がった料理と共に、よく冷えた白ワインを飲みながら、夫といろいろな話をする。大概はその時見ているTV番組についてだが、社畜の私は平日に話しかけられても話半分でしか聞いておらず不満顔をされるタイプの妻なので(だって仕事中に話しかけてくるんだもの)、休みの日に夫の話を聞くのも家族サービスのひとつだと思っている。夫も満足そうで何よりだ。家庭円満にもお酒は一役買っている。
 
なぜこんなにお酒を飲むのが好きなのか。
まず、私は食べるのが大好きである。ただでさえ美味しい料理がお酒と一緒だと更に美味しくなるし、食欲も増進される
また、この料理には何のお酒が合うだろうかと考えるのも楽しい。組み合わせを考え、それを我が身で検証する。「うん、やはり合う」「もう少しこういうお酒のほうが合うかな」などと頷きながら飲み食いする。
そして、お酒が入るとみんなが笑顔になり、饒舌になる。普段無口な人も楽しそうに話してくれるのが嬉しいのだ。
 
昔は会社の飲み会も仕事のうち、と思って参加してきた。飲み会のときに不愉快な思いをしたこともある。
一番強烈な思い出は、現職ではない当時の上司にナッツだか何かを食べさせてほしいとせがまれ、嫌々ながら口に運んだところ、指ごと食べられたことだ。あまりの嫌悪感に「イヤーーー!!」と叫び、まずその上司のスラックスで指についた唾液を拭い、更におしぼりで丹念に指を拭いた(のに、なぜか喜ばれた)記憶もある。もちろんその後は手を洗いに行った。
深酒タイプの相手に夜中まで付き合い、翌日は二日酔いでぐったりしながら仕事をしたこともある。ちなみに二日酔い対策にはOS-1などの経口補水液がおすすめだ。美味しく感じたときは脱水状態、というバロメーターにもなる。
お酒の失敗も何度かあり、深く後悔したことも一度や二度ではない。
 
だがコロナ禍になって飲み会の回数が激減し、お酒の失敗も減った。ここ数年は在宅勤務や人数制限の兼ね合いもあり、限られた人としか飲んでいない。家族以外に会う機会が減ったからか、たまに飲む機会があるとすごく嬉しい。偉い人との飲み会も希少なせいかすごく嬉しい。それは奢ってもらえるからだけではないはずだ。
 
結局私は、人とコミュニケーションを取り、美味しいものを美味しいね、と言い合い、笑い合うのが好きなのだと思う。お酒の失敗をこれ以上重ねないよう量はほどほどに、これからも明るく楽しいお酒を飲んでいく所存である。
 
 
 
 
***
 
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2023-04-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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