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自宅での飲酒量が99%ダウンした方法


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:くろねこ(ライティング・ゼミ4月コース)
 
 
我が家はコロナ禍の影響もあり自宅での飲酒量が増えていたが、とある方法で大幅な減酒に成功した。とはいえ飲みたいと思ったときには我慢せず飲んでいるし、プレゼントされたお酒も美味しく頂いている。が、なんとなく夕飯時に飲むか……という習慣がなくなった。ほぼ毎日飲んでいた生活からすると、大きな変化だ。
 
きっかけは実家から届いたレモンだった。
東京に暮らしていた両親が暖かいエリアに山を買い、ログハウスのような家を建てた。
ついでに家の前に広がる庭というか森を切り開き、レモンの木を植えてから3年。
じゃんじゃん実がなり、今では地元で作った無農薬レモンとして道の駅で販売も始めた。意外と人気なんだよーと嬉しそうで何よりだが、たまの帰省時にはレモンを収穫するという仕事が私にも回ってくるようになった。
 
売り物にならないレモンの一部は我が家へ出荷され、ときにはダンボールいっぱいのレモンが届く。
料理にかけまくって消費を試みたが、料理のレパートリーの狭さも相まって2人の生活ではどうにも使い切れない。怠惰さには自他共に定評のある私は生鮮食品の管理を怠りがちだが、放置するとしなしなになってしょぼくれた姿を見るのは心苦しい。父と母の顔が浮かぶ。
 
そこで消費しきれないレモンをカットして冷凍保存することにした。我が家ルールでは冷凍したものは賞味期限が無限になる。なお、一般的には冷凍したレモンの賞味期限は1ヶ月ほどらしいので注意が必要だ。
 
ある時、のどが渇いたので氷代わりに冷凍しておいたレモンを炭酸水にぶち込んでみた。
お、おいしい! さっぱりしている上に柑橘系のさわかやな香りが鼻を抜けて心地よい。
特にお風呂上がりにレモン炭酸水をごくごく飲むと喉も体も喜んでいる気がする。
しかもビタミンCがストレス社会の荒波に揉まれた体にも嬉しい。
 
レモンは15〜16世紀の大航海時代に多くの船員を死に追いやったとされる壊血病(ビタミンC欠乏症)から人々を救ったとされ、コロンブスもレモンをかじりながら航海し、新大陸にレモンをもたらしたと言われているほどの健康食材なのだ。
 
ビタミンCは抗酸化作用があり、美肌づくりには欠かせないがレモンの成分はそれだけではない。
レモンには疲労回復に効果的なクエン酸やむくみの解消を手助けするカリウムのほか、ポリフェノールやカルシウムも含まれている。また、その爽やかな香りの成分であるリモネンには、リラックス効果がある。いいことずくめだ。
 
レモン炭酸水という手軽かつ美味しい、こんな素敵な消費の仕方は知らないだろうと、姉に自慢してみた。
するとはちみつレモンと炭酸水のコラボもおすすめだよ、という返り討ちにあった。しかも冷蔵庫で半年は持つらしい。
 
早速試してみよう。作り方は簡単。消毒した瓶にレモンとはちみつを交互にいれるだけ。
途中何度かひっくり返すと良いらしいが、私はレモンとはちみつの力を信じて放置することにした。
 
数日後、完成したはちみつレモンを炭酸水にいれてみた。
おや、ちょうどよい甘みで飲みやすい上に、なぜかリッチな気持ちになる味だ。
 
氷レモン×炭酸水は味気ないと拒否していた同居人もはちみつレモンはお気に召したらしく、レモネード(水割り)やレモンスカッシュ(炭酸割り)、はちみつレモンティー(紅茶割り)などバリエーション豊かな飲み方で楽しんでいる。甘みがあると飲みごたえがあるらしい。
 
結果的に飲酒量はみるみる減り、家で飲むことは殆どなくなった。1〜2ヶ月に一度、今日は飲むかという日は、2人のうちどちらかがその意思決定をする。そうしたらレモン炭酸水に焼酎を追加し、あっという間にレモンサワーが完成する。自宅で作ると一缶飲み切るとか1本飲んでしまおう、という概念がなくなり、好きな量だけ作って飲めばよいので、アルコール量も調整しやすくなった。
 
 
このように素敵なレモン飲料ライフを楽しんでいる私だが、決してお酒は良くない! 減酒しよう! と訴えたいわけではない。みんなと飲む楽しいお酒も少人数でじっくり飲むお酒も大好きだし、この料理はお酒と一緒に食べないと人生の損失だと思うこともある。
 
ただ自分の意思で選択したのではなく、生活のなかで漫然と続けているものは無理のない範囲で置き換えてみると意外と幸せな選択肢が発見されるかもしれない、と伝えたい。
 
お酒は楽しく飲みたい。
飲みたいときに飲みたい人と飲みたい分飲む。
その生活を続けていくためにもレモンを活用しながら体を大事にしようと思う。
 
 
 
 
***
 
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2023-05-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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