いくつになってもキレイになりたい
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記事：遠藤美紀（スピード・ライティング特講）
女性にとって、人生の中の多くを占めるかもしれない関心ごとなのではないでしょうか？ キレイになりたい、という願望。
10代、20代にはその年代の、もちろん他のどの年代にだってその年代の理想、そして悩みがあります。
40代になったからと言って、キレイを諦める、なんてことはありません。
女性はいくつになってもステキ、キレイと言われたいものですよね。
かく言う私も、一般的に、美人、綺麗というタイプの顔立ちではないので、色々と頑張ってきました。
例えば、10代.、20代は、世間が認めるキレイになんとか近づこうと頑張っていました。雑誌でメイクを勉強し、あれこれコスメを買い、みんなと同じキレイを目指すのです。
目は大きく、唇はグロスでツヤを。
30代は、そろそろ自分の顔は美人には向かないと気づき、自分に合うメイクというものを意識し始めます。
40代になった今、気付いたのは、とにかく大切なのは、肌のお手入れとツヤ！ ということ。
そんな風に、キレイになりたいという気持ちはいつでもあるのですが、形を変えているんです。
それは当たり前のことで、40代が20代と同じところを目指しても仕方ないんです。
それをやったら、ただの変な人になってしまう可能性が高い。
だから、年齢によってキレイの価値観が変わってくるし、それが自然なことなんですね。
では、40代になった私が思うキレイとはどういうものか。それはナチュラルであること。それは決してあまり手は加えないで自然でいよう、ではなくて、メイクであれこれ作りすぎるよりも、まずは肌の状態を整えよう、そんな感じのことです。年齢を重ねていけば、誰でも肌の調子も、身体の調子もだんだん衰えていくものです。そこをケアすることで本来のキレイさが出てくると思うのです。
そしてもうひとつが、いつもご機嫌な自分でいること。もちろん、落ち込んだり、元気が出ないときもあるのですが、それでもなるべく機嫌良く過ごすことが美容にもいいのではないか、なんて思います。
だって、どんなにキレイな人でも、ずっと不機嫌そうな顔をしていたら、「キレイな人だなぁ」という気持ちもどこかにいってしまいそうな気がします。
それなら、理想の顔ではなくても、いつも楽しそうに笑顔でいる人のほうが、キレイに近づけると思うんです。
やっぱり自分の生活や仕事が充実している人のほうが、ステキな女性になりやすいですよね。
こんなふうに、年齢によってキレイの基準は違ってきて、だんだんと、見た目だけ整えればキレイというのは難しくなるのだとつくづく思うことがあります。
この年齢になると、メイクにあれこれ時間をかけて、なんとか作り込むよりも、心から楽しいと思える毎日のために時間をかけることのほうが大切になるのかもしれませんね。
決してメイクが必要ないわけではなく。
どんなことでもアップデートは必要です。若い時のままのメイクではなく、今の自分に合ったメイクと自身の内面、その両方でキレイが成り立つのが大人の女性。
大人の女性としてのあり方がその人のキレイを作るのだと思います。
年齢を重ねると、いろんなことに諦めが出てしまったり、年齢を言い訳に新しいことを始めることが少なくなったりしがちです。
それをそのまま放っておいてしまうと、キレイになりたい気持ちとアップデートを怠る気持ちがぶつかってしまいます。
私はなぜキレイになりたいという気持ちを持ち続けるのだろう？ それはきっと、自分を諦めたくない、という気持ちがあるからなのではないかと思っています。
楽しむこと、学ぶこと、自分に手をかけること、変化に柔軟に対応できること。これらを諦めたらキレイも諦めることになると思うから。
それは、キレイになるために生きるのではなく、自分のことが好きになる生き方を目指す結果、キレイになるということなのかな、とふと思いました。
キレイの価値観、目指すところは年齢によってこれだけの違いがあるのですね。
この先は、周りの人にキレイと言われるためではなく、自分の心地よい暮らしのために、その先にあるのが、周りの人からキレイと言ってもらえるキレイな人になりたい。
それが私の理想であり、目指すキレイな女性です。
キレイの価値観は年齢だけではなく、人によっても変わってきます。
いくつになってもそれぞれの「キレイになりたい」があるんですよね。
みなさんはどんな価値観でキレイな女性を目指しますか？
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