メディアグランプリ

あなたの「居場所」はどこですか?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:高橋琴(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
「居場所」と聞いて、思い浮かぶのは、一体どんな場所でしょうか?
 
家族がいる家の中かもしれませんし、1日を1番長く過ごす職場かもしれません。
自分がとことん楽しめる趣味の場所や、お気に入りのカフェなど、一言に「居場所」と言っても、おそらく全員が少しずつ違う回答をするでしょう。
 
そんな曖昧な「居場所」という存在ですが、私たちは、この曖昧なものによく心を奪われているような気がします。
 
決して悪い意味ではなく、しかし、囚われすぎてもちょっとつらい。
 
そんな「居場所」について、考えるきっかけがありました。
 
 
先日、「Japan居場所作りプロジェクト」という団体の、発足記念パーティーに参加してきたのですが、このパーティーに集まった方々は、それぞれ「居場所」「コミュニティ」について考えている方ばかりでした。
 
自分も周りも楽しんでコミュニティを盛り上げる方もいれば、有益で価値のある情報を提供していくことでコミュニティができあがっている方もいて、同じように「人が集まる場」を作っている方たちでも、その方法が少しずつ違っていたのです。
 
しかも、そのコミュニティに集まる属性、例えば、男性とか女性とか、会社員とか社長さんとか、集まっている人の共通点がそれぞれ違って、「こんなにも多種多様なコミュニティが世の中にはあるのか」と感動していました。
 
その反面、「私、場違いじゃないかな?」とハラハラしていたのも事実です。
 
今回のこのパーティーは、私の起業家の大先輩で、友人でもある1人の女性が主催していたものです。
 
彼女が今年のはじめにクラウドファンディングで、このプロジェクトの支援を集めていた時に、協力したのがきっかけで参加させてもらったのが、今回のパーティーでした。
 
私自身、純粋に私が主宰して作っているコミュニティはなく、誰かの組織の中で小グループを作ることはあっても、リーダーとしてどうにか、というのはどうしても気後れしてしまいます。
 
私にとって、このような場所に集うコミュニティリーダーは、自分とは違う人種の人がするものだと思っていました。
 
 
ところが、このパーティーの第2部では、自分がどんな人が集まって、どんなふうになっていくコミュニティを作りたいか? というワークショップがあったのです。
 
「自分のコミュニティはないしなぁ」と思いつつ、これまでの人生を振り返ると、「あの時、あの人がいたから、あのコミュニティは居心地が良かったよな」とか、「あの人みたいに、人を励ますことができたら、すごく嬉しいだろうな」とか、様々な思いが浮かんできました。
 
私は、目の前で落ち込んでいる人がいると、どうしても放っておけず、余計なお世話かもしれないと思っても、励まさずにはいられません。
 
励ますまでいかなくても、横にいるとか、手を握っているとか、看護師の業務中でも自然としている行動が、当たり前だったのです。
 
この行動は、私が過去に落ち込んだ時に、一緒に泣いて、親身に話を聞いてくれた存在があったからでした。
 
 
私は看護学生時代、看護実習のハードさに耐えきれず、学校を休学したことがあります。
 
当時は「もう退学してもいいや」くらい考えていましたが、そんな時に尋ねてくれた先輩が1人いました。
 
この先輩は、私が高校時代からお世話になっていたお姉さんで、私が休学したことを聞いて、すぐに駆けつけてくれたのです。
 
正直、「会いたくないなぁ」と思っていたのですが、「会わないと、もっとめんどくさいことになりそう」と、半ばイヤイヤ会うことになりました。
 
最初は自分の心の内を話すつもりはなかったのですが、真剣に話を聞いてくれる先輩に、だんだんと心を許してしまい、あっという間に「もう学校には行きたくない」「看護師にもなりたくない」「つらい」「辞めたい」と泣きながら話していました。
 
その先輩は最後まで私の話を聞くと、「琴ちゃんの人生だから、琴ちゃんが決めていいんだよ。どんな選択をしても、私は応援しているよ」と言ってくれたのです。
 
私はこの時はじめて、自分の存在が認められたような気持ちになりました。
 
それまで、自分で選択してきたつもりでも、親の目をうかがったり、誰かの期待に応えるような選択ばかりをしてきたように思います。
 
でも、「学校を辞めたい」と言った私のどうしようもないワガママも「いいんだよ」と言ってもらえたようで、とても心が軽くなった出来事でした。
 
 
結局、心から安心した私は、半年後に復学することを決意し、無事看護短大を卒業して、正看護師として働いています。
 
あの時、あの先輩がいなかったら、私は今の自分にはなっていないだろう、と思うのです。
 
 
今回、自分の「居場所」を考えた時、私は「自分を丸ごと受け止めてくれる人がいる場所」を作りたい、と思いました。
 
それは私自身が、そのような存在に救われ、私らしく生きることができるようになったからです。
 
私にとっての「居場所」を、今度は他の誰かにも提供していけるようになれたら、それはとても素敵なことだと思いました。
 
 
さあ。あなたにとって「居場所」とは、何ですか?
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2023-07-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事