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想像以上に温かい井戸端会議の会場はこちらですか?


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:パナ子(ライティング実践教室)
 
 
ちょっとした事でさえ、鉛でもついてんのかというくらいに腰の重かった私がやはりなかなか手をつけずにいたのはSNSの世界だった。
そんな私の背中をバンっと叩く勢いで押してくれたのはある知人の言葉だった。
 
「いまどき、何もやってない人も珍しいよ。情報収集の場だしさ。軽い気持ちで始めてみなよ。文章書いたり読んだりするのが好きならツイッターとかいいんじゃない?」
 
私がこれまでSNSをやらなかった理由の一つに「見知らぬ他人と繋がって楽しいのだろうか」という単純な疑問があった。
かといってリアルで友達が100人いるわかりやすい陽キャというわけでもないのだが、何となく現状に満足していたというのがある。
 
数人のママ友がいて、学生時代や会社員時代の友人と会っておしゃべりしたり食事をしたり。家には夫と子供。そして何か悩むと私は結婚で遠方に暮らす姉に電話した。これで交遊関係は全て賄えると思っていたのだ。
 
初めは見る専門だった私も、みんなが和気あいあいと交流しているのを見て、楽しそうだなと呟いてみた。エイッと投げたボールは、誰に拾ってもらうこともなくコロコロと転がり止まる。(だよなぁ……)私の呟きはただの独り言に終わった。
 
それでも私の中で密かな楽しみになりつつあった。というのも、日頃から(もったいない)と感じていたことの一つに子供のおもしろ語録を秒で忘れてしまうという事があった。
我が家には二人の男児がいるが、大人が聞くとつい吹き出してしまいそうになる物言いや、可愛さに目を細めてしまうような場面というものがある。
でもその場面は生活している中のほんの一瞬の出来事ですぐに過ぎ去る。
 
これをツイッターで呟きだしてからというもの、一瞬で過ぎ去る場面をフレームに入れて逃さなくなった。過去の呟きを見ればアルバムをめくるようにその場面場面が思い出される。
 
そして更に私を興奮させたのは、何でもない我が家の日常に反応してコメントやいいねをくれる人がいるということであった。
 
「可愛い~」
「面白いですね、笑っちゃいました!」
「我が家もこの前似たような事がありました!」
 
これらのコメントは私が受け取ったものであり、また私が他の誰かに送ったものでもある。そう、私は呟き続けたことで多くの仲間と繋がりを持てたのである。
 
繋がってみて一番思ったことはSNS上の繋がりと言えどちゃんと温度がある!
ということだった。
アイコンで顔出ししている人は少なく、多くが何かのイラストだったり、モノや風景の写真だったり。それでもその人が書く特徴ある文章や言葉使いから人間味というものが溢れ出し、そこには確かに多種多様な人々が存在していることを強く感じさせた。
 
そして私は今更ながらSNS最大の魅力に気づいてしまうのである。
SNSの場は24時間出入り自由の井戸端会議の会場であるということだった。朝早くだろうが夜遅くだろうが今ここにある感情を吐きだしたいと思った時、相手の状況に遠慮して呟くのをやめる必要がない。これがリアルに繋がっている友人となると、夜遅くや朝早くなど相手の迷惑になりそうな時間は極力控える配慮が必要となる。
 
ツイッターの会場では入れ替わり立ち替わり多くの人が会場に来ては、好きなことを呟いたり、好みの呟きに返事をしたりして気ままな時を過ごす。いつ井戸端会議に参加してもいいし、急にやめて立ち去った所で誰も傷つけない。
 
日々の気持ちや考えを書き出すことには、気持ちを和らげる効果があると言われている。これを精神浄化作用(カタルシス)というそうだ。私は日々呟くことでセルフケアが実施出来ているのだとすると、24時間出入り自由な呟きの会場があることは大変ありがたい。
 
そんなある日私にとって胸アツな事件が起きる。
我が家の7才は昨年不登校を経験し、今年2年生になってから小学校に復帰を果たした。日々の葛藤や悩みなどを隠すことなく赤裸々に呟いていたこともあって、我が家の7才が今どのような状況にあるのかを知ってくれている相互のフォロワーさんも何人かいた。付き添い登校から卒業し、7才が生まれて始めて一人きりで登校した我が家にとっての歴史的瞬間を私は盛大に呟いた。
 
「小2の初秋、初めて自分1人で小学校に登校しましたー!!!!! 母泣きそうです! 帰宅したら強めに抱きしめます!」
 
するとフォロワーさんから次々とお祝いや労いのコメントが返ってきたのだ。
「すごーい! 母もがんばったねー!」
「オバチャンも便乗して小2にギューしたい」
「パナ子さんも寄り添ってあげてきたよね」
「よく頑張ったよ、息子ちゃん」
 
これを見て私はじーんと感動の波に優しく飲み込まれた。
リアルに会ったことがなくても、息子と私のことをとてもよく知ってくれている。しばらく私はその画面を見て余韻に浸った。
 
SNSの世界にこんな温かいやりとりがあるなんて知らなった。もう少し早く始めていればよかった。そうも思った。
 
ツイッターは私にとって、井戸端会議であり、心の浄化であり、日々の育児のアルバムでもある。
 
リアルで会う仲間も大切、ツイッターで出会った仲間も大切。
大谷翔平の二刀流には負けるかもしれないが、これからも私の交流術はリアルとノンリアルの2本立てになりそうだ。
 
 
 
 
***
 
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2023-11-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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