秘めフォト定点観測
*この記事は、「絶対麗度ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
記事:春紀 沙和(絶対麗度ライティング)
2019 年 9 月 25 日、朝の電車内。「あー。申し込んだのは良いけど、やっぱり裸の写真を撮られるのは怖いし、お腹痛くなったって言ってキャンセルの電話かけようかなー。」等とずっと考えていた。
社会人になってから始めたピラティスやジョギングで鍛えた身体を何かの形で残しておきたいと思って、 偶然見つけた秘めフォトのホームページ。 くびれたウエストが美しい女性の写真に魅かれて申し込んだ。でも入金後から撮影当日の電車内まで本当に参加するかどうか悩んでいた。小さい頃から大の写真嫌い。
ましてや知らない人達の前で裸になって撮影なんて、やっぱりハードルが高すぎる。でも申し込んだし有給休暇も取ったし電車に乗ってしまったし、もう撮られるしかない、と腹をくくって京都天狼院の最寄り駅を降りた。
人生初秘めフォト。 終始緊張していた。 撮影中は異様に盛り上がっていたのとヌードを撮られているのにいやらしさを全く感じさせないのが不思議だと思った。 特に、 今まで見たことのない自分の一面を短時間でとらえてもらえたことで心が満たされたことを覚えている。 撮影後、今まで買ったことのないセクシーな下着を買いに走った。
それからコロナ禍を経て2023年、約4 年ぶりに秘めフォトに「「復帰」し、京都だけでなく東京や名古屋の撮影にも参加した。2024 年現在、絶対麗度の1年間コースを受けている。
5年ぶりの朝の京都での撮影を前に「初秘めフォト」のデータを見返した。今と比べると顔のシワも少ないし肌や体にハリがある。でも、表情ゼロ、言われたままポージングしているだけ、ぎこちない足の組み方。衣装も借り物、メイクの技術が今以上に低い。 背中も曲がりがちで、 姿勢に緊張感が全くない!何よりも不安気でオドオドしているのが見事に表情に出ている。 「「借りてきた猫」とは私のためにある言葉だと思った。ここから大の写真嫌いを克服するための挑戦が始まった。
2024 年 2 月 17 日、朝の電車内。「今日はどんな方が参加してどんな衣装を着てくるのかなー、撮影終わったら何食べようかなー」等とずっと考えていた。人生 10 回目くらいの秘めフォト。参加者十数人の中、トップバッターを務めた。
緊張しっぱなしだった 5 年前と違い撮影に積極的に参加できるようになった。
撮影中、みなさんから褒め言葉をいただいた。「小さい頃から大の写真嫌い」と言うと驚かれるかもしれないという程、堂々と撮影に臨めた。
そして出来上がったデータを眺める。場面は5年前と同じく「土屋太鳳席」 、ポージングも同じ、まさに「定点観測」 。以前と比べると顔のシワが増えた。睡眠不足が続き、 肌の調子も好調ではなかった。 でも!衣装はこだわってセレクトしたもの。 撮影のために奮発して買った初サルート。 メイクもちょっとずつ勉強中。背筋、脚の組み方や手の置き方も自分なりに考えてポージングした。 何より、背中や指先にも意識を集中!カメラ目線もできるようになってきて、自分の魅せ方をどうすれば良いかきちんと向き合えるようになった。
何回か通っているうちに少しずつ撮られ方や表情やポーズの引き出しが増えてきたのだと思う。特に、表情については「「これもアリ!好き!」だと思う画が増えた。笑顔以外の表情、例えば媚びないカッコ良さを重視した鋭い眼光、少しアンニュイな表情も好きになってきた。 手前味噌だが、 笑顔以外の私にも魅力があるのだと思えるようになってきた。大の写真嫌いも克服できそうだと少しずつ手応えを感じてきた。
まだまだ現状には満足していない。 写真嫌いの克服は道半ばだし、 欲を言い出したらキリがない。どんな状況でもコンディションの良い肌になりたい。むくみ知らずの顔と体になりたい。もっと引き締まった健康的な体になりたい。そして何よりも、本当に大切な人だけに見せるような、儚げで色気に溢れた、でもどこか芯の強さを感じられる表情ができるようになりたい。
改めて見返す「記念すべき初秘めフォト」の納品1枚目。なんと!ソファに脚を固く閉じて座り、両手を膝の上に乗せて、ぎこちない作り笑顔だった。完全に場違いな、就活生が面接用の写真を撮りに来たのか?と思うくらい。いや、でもランジェリー姿だし、とツッコみたくなるような。あの頃の自分には申し訳ないが、 シュールで笑いが止まらなくなる画だ。 見たい人はぜひ私まで声をかけてほしい。きっと秘めフォト参加者のみなさんはある意味勇気づけられると思う。でも、 めちゃくちゃ緊張して臨んだ人生初のセクシーな写真撮影。 あの頃の私はこの1枚を撮るために勇気を出して一歩踏み出して頑張ったのだと思うと、愛おしく思えて仕方ない。過去の自分も今の自分もそして未来の自分もめいっぱい愛せる女性になりたい。
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この記事は、天狼院書店の「絶対麗度ライティング」にご参加の方が書いたものです。
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