メディアグランプリ

全てを脱ぎ捨てて

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*この記事は、「絶対麗度ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

絶対麗度ビューティー・レコーディング・ラボ

記事:春紀 沙和(絶対麗度ライティング)
 
 
「全裸なんてありえない!さすがにやりすぎでしょ?」
秘めフォトでは、気分が高まると自発的に「全裸」になり、カメラの前に立つ方が現れる。
 
それを聞いて、「世の中にはすごい人達がいるんだな。上半身裸になるだけでも勇気がいるのに。全部脱いで被写体になるなんてあり得ない!」と思っていた。
 
女性はお手入れなど色々手間がかかるし、私の美意識は世の美意識の高い女性方に比べると低い。だから自分の全裸に自信はない。
 
でも、京都というロケーション、シチュエーションの良さからなのか?
熱量の高い撮影現場がそうさせるのか?他の参加者の皆さんが魅力的だから?絶対麗度に参加するからには色々なことにチャレンジすると決めたから?
「自分自身をもっともっと表現したい」という欲求が高まっているから?
 
おかしなことに、私は先陣を切って、身に纏っているものを全て脱ぎ捨ててカメラの前に立っていた。明確な理由は自分でもよく分からない。
「あり得ない」と思っていたことを、無意識のうちにやっていた。
 
カメラの前では、 「大きなベールを纏っているから全裸じゃないかも!」と思えて気が大きくなるようだ。
暗いスタジオの中で自分だけに照らされるライト。
ベールをはためかせたり、身体に巻き付けてみたり。その短い間は、周りの視線や声も何も気にならない。
くるくると自由に楽しく動きながら写真を撮られるだけ。
なのに、なぜか心がスッキリして、終始解放感に満ち溢れる。こんな感覚、なかなか体感できない。
何も着てないから?くるくる回っているから?理由は分からない。ただ一つだけ言えることは、「え?全裸なんてあり得ない!」と否定的な私はもういない。
 
私は、変わった。
 
 「変わった」と言えば、先日大学時代の友人と久しぶりに会った時のこと。
話していく中で、恋愛話いわゆる「恋バナ」の話題になった。私は無意識のうちに自分の恋バナをしていた。それが友達に驚かれ、「恋バナとか自分からするタイプだった?え、びっくり!!なんかめっちゃ新鮮で嬉しい!」と言われた。
確かに今までの私は、恋バナなんて自分からほぼしなかった。人より恋愛経験が少ないから恋バナになるネタも少ないし、自分なんかの話をしたって何にも面白くないから、と思っていたからだろう。どうして自分の心が変化したのかはよく分からない。この数か月で自分の恋愛偏差値が格段に上がったから友人に恋バナをした訳でもない。でも、友人の反応で自分の変化を知ることができた。
 
思えば小さい頃から「自分が周りからどう思われるか?」ばかり気にしていて、自己開示をすることが苦手だった私。加えて「良い子」に見られたい欲求が異常に高い。きっと自分の恋愛観や体験を話さなかったのは、「恋愛下手だと思われたらどうしよう?私の異性の趣味が変だと思われたらどうしよう?」という気持ちがあったからかもしれない。
 
全裸で被写体にはなったとはいえ、周りの目を全く気にせず、完全に自分の思うがままに生きられるようになったわけではない。良い子に見られたいという欲求もおさまったわけでもない。美しく妖艶なオーラをこれでもかと放つ、全裸姿の「すごい」秘めフォトの先輩方と肩を並べたとも到底思えない。
でも、私の心は無意識のうちに変わっている気がする。
撮影で自分自身を解放して自由に舞うように、自分の心を周囲に開くようになってきたのかも。
 
赤と青の光に照らされた裸体とベールが一つになった写真。
背中にベールを悠然とはためかせ、凛とした表情でカメラを見つめている。
そこに写った私は、「周りにどう思われるかなんて気にしてない。私は私の思うがままに生きていくだけ。」と語っているようだった。
 
全てを脱ぎ捨てた私は、もっと変われる。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の「絶対麗度ライティング」にご参加の方が書いたものです。

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2024-05-25 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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