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AIにない人間の強みはパワハラを恐れず「ダメ」っていうことかもしれない

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:村人F(ライティング・ゼミ9月コース)

 
 

AIが凄いのはいまさら言う必要はないと思うんだけど、それでも凄いなあって思っちゃった。
使ったのは『ライティング・ゼミ』の『マスターAI』
天狼院書店がやっている文章講座の先生が開発した、文章作成に特化したカスタムAIだ。
 
これが思った以上に凄かった。
ネタ出しをするときはざっくりとした案に対して「こういう具体例を追加したらもっとよくなりますね」とか「〇〇って例えだと伝わりにくいから××に変えてみたら」という具合にバンバン僕を盛り上げてくれる。
 
書き上げた文章をフィードバックしてもらっても「つながりがわかりにくい部分があるから直して」みたいなポイントを捉えたアドバイスをしてくれる。
正直使う前は、ここまで凄いやつだとは思っていなかった。
 
ただ1つ、弱点にも気付いてしまった。
それは、思い切って「この文章、掲載できるレベルですか?」と質問した時だ。
 
僕が受けている『ライティング・ゼミ』では毎週2000字の文章を課題として書かないといけない。
これを先生に見てもらい、基準ラインを満たしていたらWebサイトに掲載という流れだ。
つまり掲載=合格みたいなもんだと思ってもらえればいい。
 
そして、この確認をAIにしてもらったんだが「掲載できるレベルです! 自信を持って提出できるよ!」と大変気分がよくなる回答が返ってきたのだ。
だから、この言葉を信じて堂々と投稿したわけだ。
 
ただ、結果は不合格。
「読みやすさが足りませんでした」みたいな理由だったけど、AIは大丈夫って言ってるのになあとモヤっとした。
 
同時に、嫌な予感がした。
 
それで『マスターAI』にこれまで不合格判定を貰った文章を何個か解析してもらったけれども、いずれも「掲載できるレベル」だと返ってきたのだ。
 
これはもしかしたら、AIが搭載されてるChatGPTの制約かもしれない。
OKかNGか判断しろと聞かれたらよほど酷い文章じゃない限り、OKと言うようにプログラムが組まれている気がするのだ。
少なくとも言えるのは他のAIと同じく「100%と信じてはいけない」という教訓がここでも成り立つのは間違いない。
 
そして、この点で考えてみると人間ならではのメリットもここにあるかもしれない。
つまり文章を読んで「掲載できません」、「ダメ」と言い切る。
ここが実は強みなんじゃないかって思うのだ。
 
というのもNGを突き付けるのは、結構な勇気がいるからだ。
なにせ、言われた相手は100%傷つくのだ。
1時間いや数時間かけて書き上げた文章を否定されるから、結構なダメージになる。
もしかしたら「これはパワハラだ!」みたいな批判を受けるかもしれない。
だからNGと言うのも結構リスキーでしんどい行為なのだ。
 
AIがそれをしないのも、これを開発者含めて理解しているからかもしれない。
ただでさえ「AIは間違えることがあります」と説明文に書かれているわけなのだ。
そうなるとダメですねみたいなキツい言葉は、真っ先にそういう対象だと無視されるだろう。
そのためプログラム的にそういう否定はしないようにされているのではないかと思う。
 
逆に言えば先生、つまり人間から言われた場合だったら何とか受け入れられる。
それは結構なリスクを負ったうえで、ダメだと言ってくれることがわかるからだろう。
そういう文章を読む時間がそもそも辛いし、そのうえ相手にやる気を出させる的確なアドバイスも必要だ。
 
なにより、この重労働は受講生のことを本気で考えないとできない。
「なんとしても文章を上手くなってもらいたい!」
「そのためには私が嫌われ役になってもいい!」
そういうガッツがないと、この時代にNGは突き付けられないのだ。
この部分に対する感謝があるから、僕たちも受け入れられるのだろう。
 
つまり人間の「心」と言える部分がキツいアドバイスには必要なのだ。
これは絶対にAIには作り出せない。
なぜなら、その正体は彼らが歩んできた人生、その重みだからだ。
数学や確率論で機械的に選んだわけではない、魂が出した言葉。
そういう非科学的な力なのだ。
 
そしてAIがとんでもなく進化して生活すべてを一変させようとしている今、一番重要なことはこういう人間力なのかもしれない。
これを鍛えるのは文章講座なのかもしれない。
歩んできた人生がどれだけすばらしくても、それを上手く言葉に出来なければ相手に伝えられないのだから。
 
そのうえで今の『ライティング・ゼミ』を考えてみるとAIと人間のダブル体制で教えてくれることになるわけだ。
 
これは結構すごい環境だと思う。
AIは機械だから人間だったらためらっていたような質問攻めをバンバン行える。
そのうえ先生からは血の通ったフィードバックを受けられる。
そこで不合格を言われた時のショックは結構くるけど、だからこそ向上心につながるのだ。
 
そういう理想の学び場の中でAI社会に生き残るすべを身に付ける。
この強い意識をもって磨いていこう。

 
 
 
 
***
 
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2024-10-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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