メディアグランプリ

ドライな心にも咲く麗しき花


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:春紀 沙和(ライティング・ゼミ9月コース)

 
 

どうして私は、人間関係をドライに捉えてしまうのだろう?
 
ケンカして仲直りするきっかけがないままそのまま疎遠になったり、進学や転職を機にお互い離れ離れになって連絡を取らなくなったりした時。
「寂しいな」「嫌われたのかな?」と思っても、しばらく経てば「あの人とはそういうご縁だったんだな」と納得して、日常生活に戻っていく。
 
もちろん、大事な人が亡くなった時は声を上げて泣き、虚無感に苛まれる。
祖母が亡くなった時はワンワン泣き、しばらく心にポッカリと穴が空いた状態になった。
 
ただ、恋愛に関してはさらにドライに捉えてしまう。
 
数年前、気になる男性にバレンタインの日に、勇気を出して本命チョコを渡し「好きです」と告白したが、見事に撃沈した。
初めの数日間は、自分に魅力がないからだと落ち込んだし、何もないホワイトデーを過ごし、寂しかった。
でも、4月に入ればフラれたダメージから回復。私は異性にモテないが、「また新しい出会いがある」という根拠も実績もない自信が生まれていた。
そしてアタックすることも、会うことも、二度となかった
 
恋人と別れた直後、悲しみに暮れていても数週間経てば落ち着いている。
「今までありがとう、他に良い人見つけて幸せになってね」と思ってしまう。
 
自分に振り向くかどうか分からない相手のことをずっと思い、アプローチを続け、何度フラれても何度も告白し続ける。そんな風に1人の人を何年もずっと思い続けたという経験がない。
私は愛していたつもりでも、実は本気で人を愛したことがないのか。本当の愛を知らないからこんなにドライなのか。という疑問も湧いたことがあった。
好きな人を振り向かせるために、モノにするために努力し続ける、粘り続けられる人が羨ましい。 そして、そんな恋愛エピソードを話す彼女達のいきいきとした瞳、どこからともなく醸し出される艶やかなオーラは実に魅力的だ。
 
私のことを冷たい人間だと思うだろう。でも「冷たい人間、ドライだね」と言われても、なぜか傷つかないし腹も立たない。
「どんなに仲の良い友達だって、どんなに愛しているパートナーだって、結局は他人。だから相手に踏み込むには限界があるでしょう?」
心のどこかでそう思ってしまう。
 
一方で、「自分のことが嫌」「私は周りからどう見られているのだろうか」「本当の愛を知らないまま生きていくのか」と相反する思いも抱えていた。
 
そこで、「私はなぜ人に対してドライになってしまうのか、この現象に名前はあるのか」と生成AIに相談してみた。
 
生成AI曰く、「感情的に距離を置く傾向は、回避型愛着スタイルと呼ばれ、このスタイルを持つ人は深い感情的な関わりを避けがちで、人との関係の終わりを深く嘆かずに自然な流れとして受け止める。失望を避けるための自己防御の一種であることが多く、 喪失、対立、または親しい関係の中で満たされなかったという過去の経験によって形成される」とのこと。
 
丁寧な回答に感心しつつ、ハッとした。
 
以前、カウンセリングを受けていた時、「愛着障害」の傾向があると診断されたからだ。
 
親戚同士の仲が悪かったこと、母と祖母がよく喧嘩をしていたこと、祖母の死後、母と叔母が絶縁状態になったこと。全て打ち明け、カウンセラーからは、それらの出来事が、私の心に大きな影響を与えている可能性がある、と言われた。
 
それを生成AIに話すと、
 
「家族の影響は、無意識のうちに自分の考え方や行動に大きく影響することがあります。家族内での複雑な人間関係が、あなたが人との関わりに対し距離を置くような考え方を持つ一因になっているかもしれません。幼少期から家族内での対立を目にしてきたことで、無意識のうちに人との距離感を保ち、感情的に深く入り込みすぎないように自己防衛している可能性もあります」
 
 プロのカウンセラーと同じ見立てをする生成AIにまたまた感心し、やり取りを終える。幼少期の出来事を思い出し、ドギマギしてしまったのをなんとか落ち着かせる。そして「自分の性格ってどう?」と改めて考える。
 
「うーん、それはそれで良いんじゃないの?」
 
過去の私も、人間関係をドライに捉えてしまう私も、私である。前みたいに、そんな自分のことを嫌だと思わなくなった。
確かにドライな一面もあるけど、誰かの恋愛話に心動かされるし、それを素敵だと思う感性もちゃんと持っている。だから、今のままで良いと思う。
 
自分なりに納得の行く答えだ。自己受容ができるようになった気がする。胸のつかえが取れたような感覚。
 
こんな風に考えられるようになったのも、「絶対麗度ビューティー・レコーディング・ラボ」のおかげかもしれない。
「絶対麗度」とは、他人が決める相対的な美しさではなく、自分が決める絶対的な美しさのこと。
「絶対麗度ビューティー・レコーディング・ラボ」では、それぞれが決めた絶対麗度の達成のために、日々のジャーナリング、月に一度のライティングと秘めフォト撮影をしていく。
1年間、絶対麗度の達成のために、自分自身とじっくり向き合ってきた。そして、多種多様なバックグラウンドを持つ他の参加者の方達と交流していくうちに、「私は私、ありのままで良い」と思えるようになった。
 
絶対麗度ラボは、ただ外見の美しさを追い求めるプロジェクトではない。
内面から溢れ出る美しさこそを大切にしている女性達が集まり、自分を磨いていく場である。そして、自分自身の内面を見つめ、本当の意味での自己受容を見出す場でもある。
 
中には、私のように本当の自分を見つめ、受け入れるための旅をする方もいらっしゃるだろう。
 
でも絶対麗度ラボの一番の魅力は、外面も内面も素敵な女性達との出会い。
 
時に甘酸っぱい恋愛エピソードにキュンとさせられ、時に艶やかな大人の恋愛にしっとりさせられ、時にほろ苦い恋愛にホロリとさせられる。皆さんの日々の素敵なエピソードに触れて、どんどん心が潤い、花が咲いたように満たされていく。
 
来年1月からも、「絶対麗度ビューティー・レコーディング・ラボ2025」が始動する。今年よりもさらにパワーアップしているらしい。
 
ありのままの自分を受け入れ、誰かの人生を愛おしく思う。そして明日の生きる糧とする。
 
次は貴女の番です。

 
 
 
 
***
 
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2024-11-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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