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「無理だBOX」を壊そう!未来が変わった少女の挑戦と奇跡の物語

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:石井 宏明(ライティング・ゼミ9月コース)
 
 

それは絶望と希望の入り混じった中から始まった。
ある2月の終わりごろの寒い夜、中学1年生の女の子と母親が面談に来ました。最初は勉強が全くできないせいか、おどおどとした様子でした。チェックテストの数学は19点と、絶望的な結果でした。
しかし、実際に指導してみると、よく理解できるタイプの子どもだということがわかりました。これまでの学習でわからなかった部分を一つひとつ解説し直していくと、着実にわかるようになっていったのです。彼女の場合、「できない」のではなく、「できない」と思い込んでいただけだったようです。塾の落ち着いた環境で集中して勉強する習慣をつけさせ、まずは復習から始めました。
そして次は予習に入りました。学校の授業より2週間ほど先を進んで勉強するのには理由があります。自信をつけさせるためです。予習をしておけば授業の内容がわかり、小さな自信になります。さらに予習しておけば、授業に集中して参加でき、有意義な時間になります。テストが近づいてくると、直前に模試を行います。「できたつもり」「やったつもり」をなくすためです。合格できるレベルに到達するまで、サポートを続けました。
そうした指導の結果、彼女は中学2年生の最初の中間テストで数学71点をたたき出しました。入塾前の20点から、驚くべき51点アップです。「私だってやればできるんだ」と自信を取り戻したことで、表情や生活態度も一変しました。学校生活でも大きな変化が見られました。以前は授業中おとなしく、発言を避けがちでしたが、予習のおかげで自信がつき、積極的に手を挙げて発言するようになりました。先生からも「明るくなった」「クラスの雰囲気メーカーになった」と評価されるようになりました。部活動でも変化が現れました。バレーボール部に所属していましたが、以前は補欠選手でした。しかし、勉強で得た「努力すれば結果が出る」という自信が、部活動にも波及。練習にも真剣に取り組むようになり、半年後にはレギュラーの座を勝ち取りました。家庭でも、自主的に勉強や家事を行うようになり、両親を驚かせました。「勉強はもちろん、洗濯物を畳んだり、食器を洗ったりと、家のことも進んでやってくれるようになったんです」と母親は嬉しそうに語ってくれました。
成績が伸び悩んでいる生徒さんによくみられるのは、「私はできない、勉強しても成績が上がらないという思い込みです。これを「メンタルブロック」と言います。今回はわかりやすく「無理だBOX」と呼ぶことにします。この思い込みがあるうちは絶対に成績は上がりません。
一方で、成績のよい生徒や志望校に合格していく生徒さんの特徴は、自分ができると思っていることです。中には、それほど成績が良くなくても「自分は合格する」という根拠のない自信を持っている生徒もいます。この「できる」という思い込みが、実際の成績向上や合格につながっているのです。
「無理だBOX」を壊すことができれば、そこから人生は変わっていくのです。自分に合った学習方法を見つけ出し、着実に成績を伸ばしていけば、夢に向かって歩み始めることができます。これは勉強に限ったことだけではありません。スポーツや仕事においても同様のことが言えます。
まずは小さな結果を出して、「無理だBOX」を壊し、「できる」という自信を育てていきましょう。その自信こそが、成績向上や志望校合格への近道なのです。そして、この自信は勉強だけでなく、人生のあらゆる面でプラスの影響を与えます。スポーツで新しい技術に挑戦する勇気、人前で自分の意見を堂々と述べる力、将来の夢に向かって着実に準備を進める忍耐力など、様々な場面で活きてくるのです。「無理だBOX」を壊すことは、単に学業成績を上げるだけでなく、人生の可能性を大きく広げることにつながるのです。
この「無理だBOX」を壊す過程は、決して楽なものではありません。時には挫折や困難に直面することもあるでしょう。しかし、そんな時こそ、小さな成功体験を思い出し、自分を信じる力が必要です。一歩一歩、着実に前進することが大切なのです。
また、周囲のサポートも重要です。家族や友人、教師など、自分を応援してくれる人々の存在は大きな励みになります。彼らの言葉や期待が、時として「無理だBOX」を打ち破る力となるのです。
そして、「できる」という自信を得た後も、謙虚さを忘れないことが大切です。自信過剰になり、努力を怠ることのないよう注意が必要です。常に新しい目標を設定し、挑戦し続けることで、さらなる成長が期待できるのです。
 
「無理だBOX」を壊し、自信を育てる過程は、単なる学習法ではなく、人生の哲学とも言えるでしょう。この考え方を身につけることで、人生のあらゆる場面で、自分の可能性を最大限に引き出すことができるのです。

 
 
 
 
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2024-11-21 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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