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セルフイメージ


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:ガーベラ(ライティングゼミ11月コース)
 
 
「私はもう年だから……○○さんは若いからいいわね」
ああ……また今年も
毎年お正月にお会いするNさん
話をすると毎年のようにNさんから出てくる言葉……が気になる私。
30年間お会いしていますが、毎年同じ言葉を聞いているように思う。
多分、口癖になっているのでしょう。
 
「いやーそんな事ないですよ。Nさんまだまだお若いじゃないですか!」
と言っても、嫌々そんなことないと謙遜する。
自分にシミやシワが多いという事や、あちこちが痛む、調子が悪いという
話になる。
 
私より数年年上だから、私より年をとっているのは事実だけれど、
30年前は今の私よりずっと、ずっと若かったはず。
しかしその時から、もう年だから、若くないからと言う言葉を発していた。
それはとても残念なこと。
特別老けて見える訳ではないし、誰もが同じように年齢を重ねていく。もう若くないと言い続けるのは、勿体ないなぁ~ と思うのです。
 
謙遜のつもりで言葉を使っていたとしても、自分自身のセルフイメージを作ってしまうのではないでしょうか?
その事が、自分の頭の中で事実となってしまうように思えます。
 
Nさんは字もお上手で、お花もセンス良くに生けられる方。
本気でそう思ってお伝えするのですが、やはり謙遜なのか
「いえいえ、そんな事ないです」
というお返事。少しモヤっとしてしまいます。
 
と言う私も、以前は誰かに褒めてもらっても、
「そんな事ないです。わたしなんて全然駄目です」
と言う言葉を返していた。
 
もちろん日本人にとって、ある程度の謙虚さと言うのも大切なこと。
しかし、自分自身が褒められる程の者ではないと思っていたのも事実です。
でもある時を境に考え方が変わったのです。
 
それは素敵な女性との出会いから
容姿端麗なAさん、とても素敵な方なのできっと他人から
褒められることが多いことでしょう。
スタイルだったり、メイクだったり、センスだったり、対応だったり……
この素敵な女性が、褒められた時どんな風に対応するのか?
気になって観察していたら、
「ありがとうございます!」「わぁ~嬉しいです!」
と、全く否定することなく、とても素直に受け取る事ができる人だったのです。
その対応が気持ちよくて、素敵すぎた。
私もこうなりたい! と思えたのです。
 
そもそも、褒めていただいた事に対して
「そんなことないです」と否定するというのは
あなたの言っていることは間違っている、正しくないと言っているようなもの。
ああそうか、私がNさんに対してモヤっとしたのは、そこだ! と気が付きました。
 
反対にAさんは
褒めていただいた事を
「ありがとうございます!」「うれしいです!」
と素直に受け取っている……という事は、あなたが言ったことは正しいと肯定していることになるのです。
 
誰でも自分の言ったことを受け入れてもらえたら、嬉しいし、気持ちいいですよね。
そうか! それで対応が気持ちよく感じたのだと思いました。
 
そして自分自身を否定する言葉を使わなかったAさん。だからこそ、自分自身にもそのようなセルフイメージが生まれたに違いない!
私は素敵な彼女を見て、きっとそうだ! と確信しました。
少しでもAさんに近づきたい
まず褒めていただいた時は、素直に受け取り、喜んで感謝の気持ちを伝える事にしました。
 
最初は、なんて思われる? 照れ臭いなぁ~ など色々な感情が出て顔が引きつり苦戦しましたが、慣れるものですね。
ちょっとしたことでも褒められた時には練習、練習
「ありがとうございます!」「うれしいです!」
今では自然にその言葉が出てくるようになりました。(笑顔も)
気持ちよく返答できるようになったと思います。
 
「そんなことないです」と言う否定的な言葉を使うことはやめたら
褒められる価値はない自分から褒められる価値がある自分に、セルフイメージが上がりました。
 
自分自身は何も変わっていないのに……
いやいや、変わっていました。笑顔が増えたこと。
そして自分自身に優しくなったこと。
 
以前なら自分自身に駄目だしばかりしていた私が、頑張っているね、あともう少しだよ、ここまで出来てすごいねと自分に対して優しい言葉を掛けられるようになりました。
 
先日こんな言葉が耳に入ってきました。
 
身近な人を幸せにする。
自分の大切な友達を扱うのと同じように、一番身近で大切な人を扱おう。
一番身近で大切な人、それは自分自身。
 
もし大切な友達が酷く落ち込んでいたら、どんな言葉をかけるでしょう?
きっと優しい言葉なのではないでしょうか。
つい自分には厳しい言葉を掛けてしまいますが、
自分にかける言葉も同じなのですね。
皆さまもぜひお試しください。
 
 
 
 
***

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2025-01-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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