続かない習い事が、ご来光を拝むチャンスを教えてくれた
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:星 灯(ライティングゼミ・1月コース)
私は昔から好奇心旺盛で、面白そうと思ったものがあればなんにでもチャレンジするタイプだった。子どもの頃は水泳、習字、ピアノ、そろばん、公文、学習塾などいろいろな習い事をしてきた。
だが、どの習い事も中途半端なところでやめてしまい、最後までやりきったと思えるものがなかった。子どもの頃はやめたい理由はあまり考えなかったが、大人になってから気づいたことがある。
いつだったか、たまたま見ていたテレビ番組の中で「うちの子どもは習い事をしても、なかなか続かないがどうしたらいいか?」という親御さんからの質問に答えるコーナーがあった。たしか幼児教育のスペシャリストみたいな人が回答をしていたと思ったのが、その答えは……
「目標がないから」と言っていた。
たしかに……、と思った。そして自分の子どもの頃のことを振り返ってみた。
私はどの習い事もある程度のところまでは上手くいった。でもそれ以上ができない。おそらくレベルが上がるにつれ上手くいかないことが多くなり、壁にぶつかってそこで諦めてしまっていたのだろう。
よくよく思い返すと、私は習い事をする時いつも目的や目標がなかった。なんのためにやるのか、どうしてやりたいのか、明確な目的がなかった。ただ近所の友達がやっていたから私もやりたい、というそんな感じで始めていた。そして、どこまでやりたいのか、なにを目指しているのか、明確な目標もなかった。ただただ、やっていただけだった。だからそのうち飽きてしまい、やめてしまう。まぁ幼稚園や小学生の頃にそこまで考えて習い事をする子どもがどれだけいるのかは分からないが……。
これは大人になってからもそうだった。興味が湧くことがあればいろいろと調べて、セミナーに参加したり勉強したりした。でも、勉強したことをアウトプットする機会もなく、ただやっただけで終わってしまうことがほとんどだった。やったことは無駄になったとは思わないが、後から考えるとなんのためにやったのか、なんだか消化不良で終わった感じが否めないところもあった。
やはり何かを始める時は「目的」や「目標」を明確にしてから始めるべきだと思う。
私がライティングの勉強を始めた目的は「自分の思っていることを上手く表現できるようになるため」だ。そのために、今の目標は「自分のコンテンツが天狼院書店のWEBに掲載されること」を掲げている。小さな目標から始め、それの目標を達成することでまた次の目標が見えてくる。その積み重ねが最終的には自分の目的達成につながるのではないだろうか。
私はある日ふと、出先から帰る道すがらあることを思った。
それは「家までたどり着くための道のり」
私には今「家まで帰る」というの一つの目標がある。その目標があるからこそ、どのルートを通って帰れば、家にたどり着くことができるのかが分かる。目的地がはっきりと分かっていれば、自ずとルートは見えてくる。ルートが分かっていれば迷子にもならずにすむ。目標とは成功へ導くためのルートを教えてくれる。目標設定をする意味とは、こういうことなのではないだろうか。
ただ、その道のりでつまづくこともあると思う。道を間違えたり、障害物があったり、はたまた誘惑するような自分の大好きな甘いスイーツがあったり……。それがきっかけで途中で諦めてしまう。そう、私自身が子どもの頃に習い事が続かなかった時のように……。
平坦な道ばかりではないからこそ、どうしたら目的地までたどり着けるのか、考えて、工夫をし、壁を乗り越えていく。そして徐々に壁を乗り越えていく力を付けていくのだ。その壁を乗り越えた先にはどんな景色が見えるのだろう? 富士山のご来光を拝むような絶景が見えるかもしれない。
目的を明確にし、そのための目標を掲げ、最善のルートを導き出し、進んでいく。
あらためて目的や目標を持つことの大切さを痛感する。
続かない習い事が、ご来光を拝むチャンスを教えてくれた。
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