メディアグランプリ

コンプライアンス的に厳しいからこそストリップ劇場復活


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:きりん(ライティング・ゼミ1月コース)
 
 
“ポチリ” またポチってしまった。
 
一年前ぐらいから生の舞台を観ることが増えた。と言っても、観劇とかではなく、お笑い芸人の舞台。
何気なくテレビで見ているお笑い芸人だけど、生で見ると、時間配分、間の取り方、ネタの構成等がつぶさに伝わってきて、「ん~~~、さすがプロ!」 と唸ってしまう。
このライブ感が癖になり、ここのところチケットぴあで“ポチリ” とネットショッピング状態な日々を送っている。
 
生の舞台を観るようになったのは訳があって、“コンプライアンス的にアウト” という言葉が出てきてから、テレビがつまらなくなってしまったからなのだ。
 
若い人に鬱陶しいがられるが、昔の話しをしたい。
昭和平成の時代は、人をバンバン叩く演出は当たり前のようにあったし、芸能人水泳大会ではおっぱいポロリはお約束だったし、ビートたけしのお笑いクイズでは、芸人の師匠が同性愛者で、プレイを強要されたというドッキリもあった。ドリフターズでは股間に生卵やどじょうを入れたりと、今で言うとアウトなんだろうけど、当時は腹を抱えて笑っていた。
 
さて、本当に“コンプライアンス的にアウト” なことは、人として許されないのだろうか。私は違うと思う。
歴史を見ると、古代ローマではコロッセオで殺し合いを見ることが娯楽だった。日本でも処刑を見に行くということがあった。
かの古事記にも性的な描写はたくさん描かれ、春画でエロを庶民は楽しんでいた。
この歴史からも分かるように、人は結局、“コンプライアンス的にアウト” は本能の欲求にあることで、その欲求を満たすために、コロッセオ→ 書物→ 映画→ テレビ と、受け継いできただけなのであると思う。
 
ということで、私が言いたいのは “そう。歴史は繰り返されるのだ”
 
テレビの良いところであった“誰もが見られる媒体” が今では裏目に出てしまい、自分の考えと合わない描写まで目にしてしまい、ネットの匿名性で批判的な意見が目立つようになってきてしまったからテレビはオワコンとなった。
であるならば、コロッセオのように、見たい人がそこに見に行けばいいだけのことに気がついた。
 
そこで私が提案したいのは『ストリップ劇場の復活』 である。
血が流れるような闘いは、プロレスがあるのでもう成立しているが、エロについては、女性の社会進出とともに現在では衰退していっているので、私はエロの復活にメスを入れたい。
 
ネットで観ればいいじゃないかと思うだろうが、この時代、生で人とのつながりも大切にしたいと思う人が続出すると踏んで、劇場に出掛けることに意味が出てくると思う。
 
劇場という建屋は、心配することはないだろう。どんどん空き家は増えてくる。演出もテレビの仕事が無くなってくるからテレビ局関係に頼めばいいだろう。
だた、演者の担い手については果たしているのだろうか。
 
演者の担い手問題について解決する方法は簡潔に言うと、演者の社会的地位や価値を上げるにつきると思う。
 
ストリップの演出は、女性も観劇できる内容にするのはどうだろうか。一言でいえば、宮沢りえのサンタフェのように、かっこよく芸術的なストリップにするのだ。ファッションショーを観ているのか、ダンスを観ているのか勘違いするくらいのかっこよさが必要。
 
蜷川実花監督演出のストリップ劇場! これだ!
 
え? 男性の欲求はどうするのって?
 
男性向けのストリップ劇場を細分化してみる。
まず一つ目は、高価格帯でターゲットは紳士。希少性を出すために昔のキャバレーのように音楽あり、お酒も有りにするなど。高価格帯のためトラブルは少ないと見積もる。
 
次は、一般向けストリップ劇場。こちらは、内容は昔ながらのストリップの演出で、値段設定は庶民的な価格帯から高価格帯まで設定。高価格帯は、劇場のバックステージの見学、演者とのハイタッチ等、ファンにはうれしい特典がある。終われば、観客と演者で写真撮影があり、インスタへのアップも可能。だが、チケットの転売禁止とマイナンバーカードで身分を証明する必要がある。
 
最後に、オンライン開催。こちらは、高価格帯、一般向けそれぞれの劇場をオンラインで観ることができる。もちろん会員登録が必要で、この会員登録で身分証明の確認ができる。会員特典として、“練習などの裏側” なんてのも観れたりする。ターゲットはネット世代、人とのふれあいが苦手な男女。オンラインのため、顔バレも防げて一石二鳥。価格設定は一番安い。
 
このように、ターゲットを細かく設定し、演出内容にも違いがあれば、自分が観たいものを自ら選び取ることができるのではないだろうか。
 
人間の本能的にある欲求は永遠に不滅で、その欲求を解消するコンテンツはいつの時代も避けては通れない。でも、その時代に合わせた倫理観・コンプライアンスへの対応もこれからも必要となる。
 
ここまで“ストリップ劇場の復活” について真剣に考えみた。
きっと、近い将来こうなるのではないかと思って仕方がない……
 
 
 
 
***

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「天狼院カフェSHIBUYA」

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
TEL:03-6450-6261/FAX:03-6450-6262
営業時間:11:00〜21:00


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜20:00

■天狼院書店「名古屋天狼院」

〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-5-14先 レイヤードヒサヤオオドオリパーク(ZONE1)
TEL:052-211-9791/FAX:052-211-9792
営業時間:10:00〜20:00

■天狼院書店「湘南天狼院」

〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-18-17 ENOTOKI 2F
TEL:0466-52-7387
営業時間:
平日(木曜定休日) 10:00〜18:00/土日祝 10:00~19:00



2025-03-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事