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9連休初日に激痛! 肋間神経痛が教えてくれた頑張りすぎの代償


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:小池恵美子(ライティング・ゼミ11月コース)
 
 
「明日から9連休! 2024年やりきったぞ!」
 
仕事納めを終えた達成感とともに、電車の窓に映る自分を見て思わずニヤリ。

最高の年末年始が始まる! はずだった。ところが次の瞬間、胸に「ピリッ」とした違和感が走る。
 
「あれ? なんか息苦しい。いや、痛い?」
 
左の鎖骨の下あたりに鋭い痛みが走る。深く息を吸うとさらに痛みが増す。自然と呼吸が浅くなり息苦しさが増していった。
 
「いやいや、年末に体調崩すとかナシでしょ?」
 
そう思いながらも、これまでの疲れが一気に噴き出したような感覚があった。
 
実は、仕事帰りに息苦しさを感じることは今までもあった。デスクワーク中心の生活で、PCの前に長時間座りっぱなし。肩や背中の筋肉がカチコチに固まり、呼吸が浅くなることも珍しくなかった。
 
それでも趣味でランニングをしていたし、風呂上がりのストレッチや整体でのメンテナンスも怠っていなかった。「でも、これは今までと違うぞ?」と直感的に感じた。
 
ちょうどその日は、年内最後の整体の予約を入れていた。今思えば、本当にナイスな自分。いつもの先生に駆け込むと、開口一番こう叫んだ。
 
「先生! 息すると痛いんですけど!」
 
「どれどれ、すぐに治してあげるよ」
 
全身を診てもらい施術台に横たわる私を診た先生の一言。
 
「これ、肋間神経痛だね、ちょっと長引くかも」
 
肋間神経痛って何? 坐骨神経痛なら聞いたことあるという人は多いと思う、私もその一人だった。
 
肋間神経痛とは、「肋骨に沿っている神経が何らかの理由で圧迫されて、強い痛みが出る」という症状。特徴的なのは、痛みが片側だけに出ること。背中・脇腹・胸・おへそ周辺など、痛む場所は人によりさまざま。
 
さらに厄介なのは、深呼吸や咳、くしゃみが地獄レベルの激痛になること。
 
私の場合、左鎖骨の下あたりにピンポイントで痛みが走り、動くと痛いではなく息をするだけで痛い。これは神経痛独特の痛みなのかもしれない。 
 
深く深呼吸ができないということがこんなにも辛いとは知らなかった。普通に深呼吸ができるだけで幸せなこと。体調を崩すと普段のありがたみに気づきますよね。
 
「これ、年末年始どころじゃなくなるやつでは?」そう感じてゾッとした。
 
肋間神経痛の主な原因は、疲労やストレス、不適切な姿勢、ホルモンバランスの乱れ、内臓の不調、帯状疱疹や骨折、脊髄の障害などの疾病。私の思い当たる原因は、まずは疲労とストレス。
 
第一に走りすぎ問題。10月から始まったマラソンシーズン。月に1回はフルマラソンやハーフマラソンにエントリーし、平日の夜は都内で練習会。もちろん、走る前後のケアはしていたつもりだったが、結局は走りすぎだったのかもしれない。
 
第二は仕事と副業でキャパオーバー。12月は仕事が繁忙期。さらに、副業で動画編集の仕事が舞い込み、「これはチャンス!」と頑張りすぎた。気がつけば、毎晩夜中まで編集作業。睡眠時間は削られ、疲労は蓄積。
 
そしてようやく落ち着いたタイミングで、「Xmas忘年会の動画を作ろう!」とまたのめり込む。
 
嫌々仕方なくやっていたものなんてないし、全て自分でやりたくてやっていたこと。楽しかったし寝不足も我慢できた。そもそも、その原因は自分のスケジューリングの甘さだったりする。
 
結果、寝不足と疲労がピークに! 無自覚のストレス。
 
「自分はストレスなんて感じてない」と思っているときほど実は危ない。「まだ大丈夫」と無理を重ねて、気がついたときには身体が限界を迎えている。
 
まるで、「寝不足が続いたあと、一気に熱が出る」ような感じ。心は元気でも、体は正直だった。
 
整体の先生に聞いた肋間神経痛の治療法は、驚くほどシンプルだった。「痛み止めを飲んで安静にすること」え、それだけ? 年末の大掃除もほどほどに、ここは割り切って休むことにした。
 
ランニングは1か月完全休止、ヨガやラジオ体操でゆるく体を動かす、映画やドラマを見てリラックス、無理に活動せず散歩で気分転換。すると、徐々に痛みは和らぎ、1か月後にはすっかり完治。
 
この一件で学んだことは、「頑張りすぎると、あとでツケが回ってくる」ということ。2024年のテーマは「挑戦」だった。だから、やりたいことは全部やった。後悔はない。
 
でも、頑張りすぎると逆に遠回りになる。そこで、2025年のテーマは「するり」に決定。
 
力を抜いて、巳のようにするする物事を進める、頑張りすぎず無理しない。巳年にちなんで「一皮むける」成長を目指す。
 
「するりと人生を楽しむ」そんな一年にしていこうと思う。
 
今回のことで学んだこと。
 
・肋間神経痛は突然やってくる。息苦しさや鋭い痛みに要注意。

・原因は疲労・ストレス・姿勢の悪さなど、日常に潜んでいる。

・治療法は「安静にすること」無理は禁物。

・2025年は「するり」と生きる。力を抜いて、自然体でいこう。
 
去年は全力で走り続けた。でも今年は、「するり」とスマートに進んでいく。さぁ、今年はどんな展開が待っているだろう? 
 
あなたは大丈夫? 頑張りすぎにはご用心! 
 
 
 
 
***

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2025-02-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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